中央銀行の金利政策についてさらに考えてみる
- motidukinoyoru
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「なんで政策金利を下げたら市中金利が下がるの?」というところで、日銀の説明を引用すると、 "金利が下がると、金融機関は、低い金利で資金を調達できるので、企業や個人への貸出においても、金利を引き下げることができるようになります" となってるけど、これ間違ってね?って話なんだよなぁ pic.twitter.com/zNoJgFWgj7
2020-02-02 15:48:42@ryuryukyu 短期資金に関してはこれは当てはまる(例えば、直近の対外支払いはしばしば銀行振替を伴うので)ので、短期金利はインターバンクレートと連動するんですが、長期資金はあまり関係ないので、長期金利とは厳密なリンクがないという感じです。
2020-02-02 16:54:02@motidukinoyoru ありがとうございます。住宅ローン等の短プラ基準変動金利辺りは、理屈というかそのロジックがよく分からんという感じです
2020-02-02 18:46:36@ryuryukyu 住宅ローンについては、固定金利ローンが長期金利にリンクするのは当然として、短期金利にリンクする変動金利ローンがなぜ取り扱われているかというと、消費者側の利払いを抑えたい意図と、銀行側の金利変動リスクを回避したい意図が合わさった利害の一致によるものと見ます。
2020-02-02 19:01:41@ryuryukyu 銀行側は、(基本的には比較的長期金利よりは低い)短期金利にリンクしたローン商品(しかも優遇金利もつく)を売り込むことで借入者の”歓心”を買う訳だけど、契約時点での短期金利をキープしたら、短期金利が上昇したときに機会費用(逸失利益)が発生してしまうので、短期金利連動型の商品とする。
2020-02-02 19:05:09@ryuryukyu 変動型にしておかないと短期金利上昇で機会費用が発生するというのは、住宅ローンを(証券化)で売買可能にしているという条件の下での話です。(当然、金融機関間の証券等の売買は、流動性調達の兼ね合いで行われるので、短期金利=銀行間市場金利の守備範囲) twitter.com/motidukinoyoru…
2020-02-02 19:08:25