トップ 2019年 11月 6日 2019年11月6日 貨幣の価値は何から生じているのか? ――MMTの説明に対抗して 経済理論の「MMT(現代貨幣理論)」は、名前にある通り、「貨幣」の理論が中心にあります。そして、MMTでは、貨幣の価値を「税」に求めます。しかしここでは、貨幣の価値の源泉について、別の異論を考えていきます。 経済 セルフまとめ MMT 政治 社会 貨幣論 sirouto 3340 2 6 0 0 3 ツイート 6 いいね!0 前へ 1 ・・ 5 6 しろうと @sirouto 一方、ジンバブエやベネズエラでMMTをしても破綻する(した)のだから、国力や生産力による差があるのは当然だろう。 2019-11-06 00:17:39 しろうと @sirouto ジンバブエほどひどいハイパーインフレにはならないとしても、アメリカと同じように財政赤字を増やし続けられる、と思い混むのは危険。 2019-11-06 00:18:42 しろうと @sirouto さて、先ほど少しした、ケインズと統制経済の話の続き。 2019-11-06 00:21:03 しろうと @sirouto アメリカの過去の「ニューディール政策」の理論的裏付けが、ケインズの理論だ。 2019-11-06 00:25:58 しろうと @sirouto このニューディール政策は、不況対策で始まったが、「スタグフレーション」によって廃れていった。 2019-11-06 00:27:06 しろうと @sirouto すでに好況で、かつ、シュリンクフレーションに徴候が現れているように、スタグフレーションが起きそうな日本で、導入すべきか? 2019-11-06 00:31:45 しろうと @sirouto さらに、MMTはJGP(雇用保障プログラム)のように、政府の介入が多い。 2019-11-06 00:33:50 しろうと @sirouto だから、単純に「大きな政府」になるのではないか、という懸念もある。 2019-11-06 00:34:37 しろうと @sirouto ここで先に断っておけば、「政府は小さければ、小さいほど良い」、「夜警国家で良い」と私は思っていない。 2019-11-06 00:35:55 しろうと @sirouto しかし、「旧ソ連崩壊」した、という歴史を忘れてはいけない。しかもその後、ロシアは98年にデフォルトしている。 2019-11-06 00:41:49 しろうと @sirouto この時、ロシアはルーブルという、「自国通貨建て」でもデフォルトしている。 2019-11-06 00:43:02 しろうと @sirouto 細かい事情はあるものの、「自国通貨建てなら破綻しない」という主張は、無条件では信用できない。 2019-11-06 00:44:10 しろうと @sirouto こう言うと、「日本とロシアでは状況が違う」と返されるかもしれない。もちろん、そうだ。しかし、旧ソ連の状況に近づくことはありうる。 2019-11-06 00:46:55 しろうと @sirouto 「旧ソのようには絶対ならない」ということはなくて、財政赤字が累積することで、長期的に少しずつ旧ソの状態に近づいていく。 2019-11-06 00:48:01 しろうと @sirouto というか今すでに、90年代から見ると、相当に経済状況が変化(悪化)している。それなら、今後も変化する可能性はあるだろう。 2019-11-06 00:49:06 しろうと @sirouto 少し長くなったので、そろそろまとめに入りたい。 2019-11-06 00:49:37 しろうと @sirouto 今回の前半では、貨幣の価値について考えた。MMTでは課税を源泉に求めるが、私は交換を源泉に求めた。 2019-11-06 00:50:29 しろうと @sirouto 後半では、MMTがケインズとニューディール政策の流れを汲む、「統制経済」「大きな政府」の側面があることを見てきた。 2019-11-06 00:51:37 しろうと @sirouto 大きな政府か、小さな政府か、という議論には難しいところがあるが、少なくとも旧ソのような状態では、経済破綻の可能性はある。 2019-11-06 00:53:11 しろうと @sirouto といったところで、今日はお開き。ここまで読んでくださった方、大変ありがとうございました。 2019-11-06 00:53:44 前へ 1 ・・ 5 6