MMTでは財源不要なのか？ デフレ悪玉論は本当なのか？ ――「れいわ新選組」の政策から、その問題点を探る

しろうと @sirouto

president.jp/articles/-/276… 株価維持に使われた"日本人の年金"の末路（プレジデント） ＞「海外投資家は日本株を「見限り」、それ以降も本格的に買いに入って来ない」「日本の調査統計への信用が大きく揺らいでいる」

しろうと @sirouto

ただたとえば、「株価の釣り上げ」や「統計調査の不正」に、リスクがあることは、直感的に誰でも分かるだろう。

しろうと @sirouto

MMTが新しい理論なので、「魔法の杖」や「銀の弾丸」みたいに、金が湧き出てきて、目の前の問題を全部解決してくれる、という幻想があるので、私はそれを壊しておきたいのだ。

しろうと @sirouto

「共産主義」も、マルクスの理論通りには、上手く行かなかった。旧ソ連崩壊で、経済破綻が明らかになったのが現実だ。

しろうと @sirouto

MMTも、そうそう上手く行くとは思えない。とくに、海外との貿易や為替を軽視している点が、マルクス経済学と共通の弱点のように思える。

しろうと @sirouto

話が大きくなってきたが、そろそろまとめよう。前半では、れいわの政策を検討してきた。後半では、MMT以外の経済理論を見て、「デフレ悪玉論」を相対化した。

しろうと @sirouto

前回、海外の動向も紹介したが、新しい理論や主義が民衆に受容される段階では、「カオス理論」での「初期値鋭敏性」のような、敏感な部分があると思う。

しろうと @sirouto

そこで私としては、少なくとも、ただ鵜呑みにするのではなく、リスクを想定したり、別の選択肢と相対化する、という作業をしたかった。

しろうと @sirouto

経済（政策）は、1億2千万人の日本国民全員に関係がある。たとえば、日本で生活してて、消費税を払わないことは不可能だろう。

しろうと @sirouto

だからこそ、リスクはたとえ確率的には微小であっても、一度起きれば甚大な被害が起こる。原発事故と同じようなテールリスクがある。

しろうと @sirouto

「リーマンショック」だって、ノーベル賞経済学者がいた「LTCM」でも、正確に予想できなかった。

しろうと @sirouto

だから、ただ政府の借金を増やしていけば、万事上手く行く、というMMT論者の言うことは、そう簡単に鵜呑みにできない。

しろうと @sirouto

それは、れいわ新選組の関係者や、彼らを支持する人々が掲げる理想（論）とは、別のことだ。

しろうと @sirouto

旧ソ連だって、建国した時の人々は、別に崩壊させようとして、建国したわけではないだろう。理想に燃えていたのだ。しかし、後の崩壊を予想していなかった。

しろうと @sirouto

経済は「善悪」ではなくて、「損得」で動くものなので、どんな高邁な理想を持っていても、失敗するときは失敗する。

しろうと @sirouto

「格差で困っている人を助ける」、というれいわの目的には共感できるが、しかしだからといって、手段はどうでもいいわけではない。

しろうと @sirouto

れいわの支持者の人には、私が邪魔をしているように感じるかもしれないが、私は意地悪で言っているのではない。

しろうと @sirouto

そもそも、れいわの動きに期待するところがあるから、こうして取り上げているのだ。「嫌いだから叩く」というようなこととは違う。

しろうと @sirouto

日本の野党にもっと育って欲しいと私は思う。が、政策論争を欠いたまま、かりに政権交代できたとして、過去の失敗を繰り返さないか、また野党への不信感を産まないかが気になる。

しろうと @sirouto

今回も含めて、最近MMTとれいわを取り上げたのは、たんに叩きたいのではなくて、そういう日本全体を見た視点で言っているのだ。

しろうと @sirouto

まだまだ言い足りない論点も多々あるが、MMTとれいわ（大西氏）の主張について、一通り検討してきた。また言いたいことが溜まったら、ツイートしてまとめるかもしれない。

しろうと @sirouto

といった所で、今日はお開き。読んでくださった方、ありがとうございました。