「通貨発行は支出が先」という意見へ「支出するための借金(国債、或いは約束手形)が先ではないか?」という反論

私は、MMTの各議論全体を通して、何故「内生説」のMMTがシカゴプランの公共貨幣や主流派といった「外生説」の商品貨幣論に取り込まれそうになるのだろうか?という疑問が常にありました。 そしてそれは「貨幣の価値の付与」が租税貨幣論で行われれば「信用(借金)はいらない」、という考えなのではないかな?と思いました。(信用と価値の混同) 私は、それでは政府の意に強制的に従わされる、という圧政の要素が強くなると思うので(信用対象では無い存在に徴税される、という発想)、現在行われているそのままの、借金により信用を任意で政府が設定し、その上で租税を行えば、緩やかな統治を行うことができると考えています。 続きを読む
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 国債発行は有利子資産の(事後的な)供給のため、と理解すれば、常に支出と同額の国債発行をするという自縄自縛のルールは、非本質的なもの、と分かると思います。 例えば拙note『中央銀行の存在意義と機能限界』 note.com/motidukinoyoru… で書いた通り、

2019-12-04 06:09:20
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 統合政府部門による有利子資産の事後的供給は、現行のような「国債のあらかじめの発行と売りオペ」という形を取らなくても、例えば中央銀行による金融債(中央銀行債)の適宜発行とか、準備預金への付利とか、そういった形で代替することが可能ですし、そうしたシステムは本質的には国債オペと同じ。

2019-12-04 06:09:38
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 国債を、有利子資産の事後的供給の存在としてのみで、私は見ていません。 金利は運用を促す、車輪を回す勢いをつけるためのもの、と考えています。 何も無いところで貨幣を創造する、そのための、例えば労働力や技術の結集させるための方法として国債によらない方法をお聞きしました。

2019-12-04 06:36:02
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 国債金利の話ではありません。 因みにこの件は にゅん さんにもお聞きしましたが、明確にお答えいただいていません。

2019-12-04 06:37:57
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 スレッド内で十分にお答えしたところですが、国債は有利子資産供給のために発行しているので、単に通貨(政府負債)を民間に交付して実物資源調達をする、ということだけを目的とするなら、国債発行は必須とはなりません。 (現行でも、中銀引受とするなら、国債の非政府部門への交付は不要ですが)

2019-12-04 06:38:19
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 納税用政府手形としての通貨の発行を通じて実物資源を調達するというだけなら、通貨の単純な発行で良いところを、適宜の有利子資産供給のために、同額の国債発行を伴わせるという非本質的な自縄自縛ルールを設定して運用している、というのが、現在の財政の実態というわけです。

2019-12-04 06:39:38
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 そして、解説した通り、そうした非本質的な自縄自縛ルールは、中銀引受と売りオペ、中央銀行債の適宜発行、準備預金付利、といった、他のルールでも機能的に代替可能であり、後者を見れば見るほど、国債の本質(国債は資金調達手段ではなく、利子提供手段である)が浮き彫りになります。

2019-12-04 06:41:24
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 望月さんの意見では、国債をあくまで有利子資産の供給としか見ていないこと、貨幣発行の労働力への対価は支払わないことを把握しました。

2019-12-04 06:56:57
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 正直、「信用創造」の話をすると言って「100万円の原資を用意します」という「又貸しモデル」の話をするので「100万円の原資、というお金はどこから創造されたのか」を私は聞いているのですが、それを無視しているように聞こえます。

2019-12-04 06:57:22
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 まず、 twitter.com/orihara_zen/st… について、丸っ切り原初の通貨発行、ということになると、以前流通していた通貨や実物物資など(まあ通常は前者でしょう)、ということになるでしょうか。 少なくとも、債券ではないでしょうね。まだ流通していない通貨の債券が、報酬として受理されるわけがないので。

2019-12-04 07:06:44
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 将来対価を払う、といっています。貨幣を払うとは言っておりません。

2019-12-04 07:07:38
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 また、通常の通貨発行業務の報酬ということなら、これは発行通貨の交付、という形で可能です。 これは商業銀行の支払で見るとわかりやすいが、商業銀行が業者などに報酬を支払う場合は、受け取り先が自行口座での受け取りを許容するなら、自行口座への振込、つまり預金の新規発行という形を取る。

2019-12-04 07:08:41
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 商業銀行は営利組織であり、また徴税のような仕組みもないので、新規預金発行によって債務超過になり、またそれが持続する、というようなことは許容されないので、そこが政府とは違いますが、少なくとも、自身の負債(銀行ならdeposit 、政府ならcurrency)の発行によって支払いをするのは共通。

2019-12-04 07:10:08
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 twitter.com/orihara_zen/st… についてですが、これこそまさしく、『民間の信用創造と政府支出による通貨創造は根本的に別物』 togetter.com/li/1437663 と題した意味なのです。 民間の信用創造では現金の拠出は必ずしも必要とならないが、政府支出の場合は、随時の現金払込が必要であり、適宜発行を行う。

2019-12-04 07:11:35
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 twitter.com/orihara_zen/st… の「将来対価を支払う」というのがよく分からなくて、支出時点で、納税用政府手形(通貨)を交付する、という時点で、すでに対価は支払われている(政府負債であるが故に民間資産として機能する金融資産を交付している)のではないでしょうか。

2019-12-04 07:13:07
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 私は原初の何もないところからの貨幣発行の話をしています。

2019-12-04 07:18:40
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 テクニカルというか、トリビアルな話な気がしますが、完全な新通貨発行という形だと ・旧通貨での支払い ・現物支給 ・外貨での支払い のいずれかになってくるのではないでしょうか。

2019-12-04 07:26:41
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 そこまで分かってて何で「現物支給の対価を将来支払うから貨幣発行という労働に力を貸してくれ」という手形の発行は無視するのか、わかりません。

2019-12-04 07:39:56
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 「現物支給の対価を将来支払うから貨幣発行という労働に力を貸してくれ」という手形の発行というのは、実際には現物を支給せず、現物支払手形を発行するパターンということですか? 確かにそうしたパターンはありえそうですが、現物支払手形は、国債とは全く別物になりそうですが。

2019-12-04 07:42:14
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 知っての通り、国債というのは、その元利を通貨にて支払うことを約定した債券であって、現物支給の約束とは根本的に別物です。 この二者を同一視するというのは極めて奇妙だと思います。

2019-12-04 07:43:32
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 というか、現物支払手形を原初に発行できるなら、その労力でそのまま通貨発行できそうな気がしますが。 それが出来ないから、旧通貨や現物を最初に支給するのでは??

2019-12-04 07:47:33
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 いや、望月さんが現物支給を認めた時点でこの話題はおしまいですよ。 現物の代わりに創造した貨幣をとりあえず支給します、ということもできます。 その際には「現物の代わりに◯◯円支払いますという手形」が作られるわけですね。

2019-12-04 08:02:33
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 それと、旧通貨と言いますが私は原初の「何もないところからの貨幣創造」といっているので旧通貨で支払うから、というのは対象外ですよ。

2019-12-04 08:05:20
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@orihara_zen @hiralin41 もし手形が発行できるという仮定を置くなら、その労力で通貨をそのまま発行できるのでは? という矛盾を指摘したのですが。 紙切れ一枚加工することすら出来ない、という前提ではなかったんですかね。

2019-12-04 08:30:38
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@motidukinoyoru @hiralin41 その前提も当てはまりますので、紙の手形に限らず口約束でもいいですよ。私は紙でも紙でなく口約束でも、作成された現金を将来支払うのでも、現物を作成後即支払うのでも、特に矛盾を感じません。 「原初では先に貨幣を政府は用意できない」ことの証明をしたかったわけなのですから。

2019-12-04 08:53:17
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