第232回ku-librarians勉強会:【20周年記念】「大学図書館という機能:ストレージからフィールドへ」

1
ku-librarians @kulibrarians

ファンクションの喪失。ファンクションを維持するお金もない。電子ジャーナルは所有していない。永遠に借金。何を間違ったか?1980年代までは良かった。自分たちに所有権がなくなったところから破綻。#kul232

2019-12-10 19:01:47
ku-librarians @kulibrarians

2010年代 教育と研究の切り分けが行われた。これは難しいことだった。 教育の方は学習スペースを作ることである程度達せられた。 ただし教育からから研究へ接続(3・4回生)がなければならないが、そこが、課題となっている

2019-12-10 18:58:38
ku-librarians @kulibrarians

教育から接続された後のスカラリーコモンズの方はまだまだ課題。データの話もしかり(ただし、データだけの話でもない)。先を見すえながら動く必要がある。 色々疑いながら考える思考力が必要。

2019-12-10 18:59:21
ku-librarians @kulibrarians

2010年代は大学改革で教育と研究の切り分けがあり、大学内で組織的に分離している。教育支援としてのラーニングコモンズ、研究支援としてのリサーチコモンズ、研究者を呼び込むスカラリーコモンズの考え方も出てきたが、これらを分ける必要はあるか?現在組織分離あり、うまくいっていない。 #kul232

2019-12-10 18:59:39
ku-librarians @kulibrarians

かつて入れ物であった図書館が、教育や研究に資する組織になるよう求められたのが2000年代。2010年代は大学改革、教育・研究の切り分け。だが、例えばアクティブラーニングをした後に何をするか?その先が見えていないままに改革が先行。#kul232

2019-12-10 19:02:16
ku-librarians @kulibrarians

図書館内側の論理で学術世界の外の動きは規定できない。図書館は外の世界の必要条件になれるのか。いまある十分条件ではなくて、目的を満たさない十分条件をたまには考えてみる。例えばなってほしくない図書館とは?など。 #kul232

2019-12-10 19:03:03
ku-librarians @kulibrarians

図書館の必要十分条件を考えるとき、今ある姿(十分条件)について考えてもあまり効果がない。 #kul232

2019-12-10 19:03:15
ku-librarians @kulibrarians

トーマス・クーン『科学革命の構造』。専門家だけが論文を読むことができる世界⇒パラダイム。専門雑誌・学会ができて、カリキュラムができると動かなくなる。 #kul232

2019-12-10 19:11:49
ku-librarians @kulibrarians

研究分野の発展について。 成熟段階ではスパム論文がふえる。出版社の扱う段階。出版社によって論文数の限定をしたりしなかったりそれぞれの扱い方がある。 #kul232

2019-12-10 19:13:21
ku-librarians @kulibrarians

創生段階は出版社ではできない。 研究者そのものが創生する。研究人生のうちでも30−40代のピュアな時間にしかなし得ないことが多い。とてもピュアな段階である。 図書館が扱っているのも、創生よりも後、創生については扱うこと できない。 #kul232

2019-12-10 19:13:46
ku-librarians @kulibrarians

論文誌に掲載しやすいのは成熟した研究(従来の研究の改良型)、研究とはその前に展開と創成の段階があり、図書館には成熟の段階の資源や支援は多くあるが、展開や創成の段階にも目を向けてみてほしい。 #kul232

2019-12-10 19:11:49
ku-librarians @kulibrarians

電気電子工学のパラダイムを変えるという課題に取り組んだことがあるが難しかった。 マクスウェルによってできたパラダイムだった。 そこに外のパラダイムを取り入れなければ、パラダイムを変えることはできなかった。 そこには分野外の研究者の存在が必要だった。 #kul232

2019-12-10 19:14:37
ku-librarians @kulibrarians

パラダイムシフトを支援するような大学、図書館を作りなさい、と言われる。それぞれの学科・学部を分断して、横に広げるようなことをしないとパラダイムシフトにならない。#kul232

2019-12-10 19:12:46
ku-librarians @kulibrarians

学派が妥協してパラダイムができている。自分たちのパラダイムの中から出ない。いくらその中で研究しても、新しいパラダイムにはならない。そのパラダイムを強固にするためのデータしか集めていない。#kul232

2019-12-10 19:18:38
ku-librarians @kulibrarians

図書館のパラダイムシフト。書籍からEJEbookへ。これは媒体を変えただけ。オープン化の現在では全てのアクセスを保証することが必要だが、「データ」と「ロジック」を分離しなければならない。 #kul232

2019-12-10 19:19:14
ku-librarians @kulibrarians

学術情報のオープン化について。 書籍からEJ・EBへの変化により、ものから分離された情報を集積する形になってきた。 #kul232

2019-12-10 19:21:09
ku-librarians @kulibrarians

ものと情報の分離によって、 パラダイムを作るときに必要な、知識と時代背景の分離と検証が可能になる。 (今までの学術情報の発展においては、パラダイムを強固にするためだけの情報収集しかしてこなかった。) #kul232

2019-12-10 19:21:15
ku-librarians @kulibrarians

国際連合(UN)ダグ・ハマーショルド図書館と米・SPARCの主催による「第1回国連オープンサイエンス会議」で登壇。research.un.org/conferences/me…

2019-12-10 19:20:11
ku-librarians @kulibrarians

オープンサイエンスとは、オープンになれば新しいデータが蓄積されて新たなパラダイムシフトが起きると考えられているが、トーマス・クーンの考え方とてらすとオープンサイエンスは範囲を「広げる」だけであり、それだけでパラダイムシフトが起きる訳ではないのではないか。 #kul232

2019-12-10 19:24:27
ku-librarians @kulibrarians

データを共有しアーカイブ化してオープンデータになって…その先に何が見えるのか?ということは一切言っていない。#kul232

2019-12-10 19:25:31
ku-librarians @kulibrarians

SDGsは17の目標に対して、1つ1つ丁寧にオープンアクセスの重要性を背景に議論されている。 #kul232

2019-12-10 19:33:41
井上昌彦@空手家図書館員 @karatelibrarian

本当に参加したかったのだけれど、まだ兵庫の職場という現実… twitter.com/kulibrarians/s…

2019-12-10 19:36:21
ku-librarians @kulibrarians

本日は京都大学図書館機構長 引原隆士先生による勉強会「大学図書館という機能:ストレージからフィールドへ」です。はじまります!本日2名でツイートを担当いたしますので、重複等ございましたらご容赦ください。 #kul232

2019-12-10 18:31:18
ku-librarians @kulibrarians

オープンデータについて。ビッグデータというがビッグデータはそれほど多くない。データを持っている研究者や日常生活を送っている市民、これらのデータにどのように立ち向かっていくか。 #kul232

2019-12-10 19:37:30
ku-librarians @kulibrarians

オープンデータにどうアプローチするか? ビッグデータは少なくて、殆どはノーデータ。データの本質的な特性を最初から担保してデータを確保する必要がある。文献のデータだけではダメで、論理の元となった生データも入れていく必要がある。#kul232

2019-12-10 19:37:31
ku-librarians @kulibrarians

それはリトルデータであるが、リトルデータを集めることでノーデータを埋めることができる。ビッグデータは最初からあるものではない。データにどう立ち向かうのか?というのが重要。#kul232

2019-12-10 19:37:53