所謂「蘆名四天宿老」の松本図書助家についての雑駁なまとめ

三浦介 @miurano_suke

天文3年付け、松本図書助「宗輔」署名の書状と、天文5年付け、松本図書助「宗勝」署名の書状があるけれど、同時期に同地域で同姓同官途というのはまずあり得ないだろうし、松本家の通字は「輔」だし、宗勝は宗輔の写し間違いか誤読だろうなあ。

三浦介 @miurano_suke

蘆名家に関する文書はほとんどが写しだということの問題が表れてると言えるか…。他にもこういった写し間違いや写すにあたっての誤判読は多いのだろうな…きびしい(>_<) twitter.com/miurano_suke/s…

三浦介 @miurano_suke

うーん、やはり所謂蘆名四天宿老のうちの一、松本図書助家の受領名は備前守と考えてよい気がするが、どうなんだろう…

三浦介 @miurano_suke

そういや『歴代古案』には「松本又”七”郎」なる人物の書状が掲載されているが、これは「松本又太郎」の誤写だろうなあ。崩すと似てる場合があるし。

三浦介 @miurano_suke

で、この松本又太郎は恐らく松本氏輔（氏興）の後継者（世に言う、黒川城を乗っ取った「松本太郎行輔」）だろう。この又太郎の曽祖父に当たると思われる「松本又太郎宗輔」の書状（永正15年8月25日付）が残っているので。つまり「又太郎」は図書助系松本家の家督の仮名ということになるか。 twitter.com/miurano_suke/s…

la_cometa_rossa @nagao_uesugi

蘆名止々斎が亡くなった折、これを悼んだ上杉景勝が蘆名盛隆と松本又七郎とやり取りしていて、この松本某はどの系統の会津松本氏なのかと思っていたが、又七郎は又太郎の可能性があるとなると、こうした重要な儀礼に図書助系が出てきたことになり、得心がいく。