「ワイドスクランブル」が“ホットスポット”を取材
- toshihiro36
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大下:続きましては、原発事故によって測定された放射線量。いまだに高い放射線量が測定されている、いわゆる”ホットスポット”の現状です。
2011-06-07 22:14:02-----VTRが流れます-----
<ナレーション> 鳴り響く線量計のアラーム。ここは福島第一原発から30キロ以上離れ避難指示は出されていない地区なのだが、一部の住宅周辺から浮上に高い放射線量の数値が。
2011-06-07 22:17:27<ナレーション> いまだ統一された測定基準もない中で、住民に広がる放射能測定への不信感。各地の放射線測定の実態と”ホットスポット”と呼ばれる放射線量が高い地域の現状を緊急取材した。
2011-06-07 22:22:39<ナレーション> 一部地域が放射線量の多い”ホットスポット”と指摘された千葉県松戸市では、先月23日から公園や学校の校庭を中心に独自の調査を始めた。
2011-06-07 22:27:08市職員:市民の方から「正しい測定、信用できる測定を市の方でしてくれないか」という要望が多数寄せられて、市としてもその要望を受ける形で独自に測定を開始したところです。
2011-06-07 22:29:42<ナレーション> これまで文部科学省では放射線量を”モニタリングポスト”と呼ばれる装置で定期的に測定。そこで得た数値を”放射性物質拡散”を知る基準としてきた。しかし、その設置基準はバラバラ。高さ80m~1mの幅があり、設置場所も屋上など人の生活と密接してはいなかった。 (続く
2011-06-07 22:34:36<ナレーション> こうした対応に、独自測定を行う自治体が続出。松戸市では5cm・50cmそして1mの新たな基準を設けた。
2011-06-07 22:36:34市職員:お子さんの目線の高さが50cmだと認識していて、それより大きい小学生とかになると大体100cmくらいだろうということの対応です。お子さんとかは常に立っているわけではなくて、しゃがみ込んだり寝転んだりしながら外遊びをするわけですから・・・
2011-06-07 22:40:24<ナレーション> 昨日行われた公園の測定で最も多い放射線量は、地表5cmで計測された0.46マイクロシーベルト。これは先月末、東京・新宿区で行われた1mでの計測値・0.07マイクロシーベルトのおよそ6倍になる。
2011-06-07 22:44:02住民:子供が小さいので、気にしていろいろな情報を集めてますけれども・・ 「やっぱり幼稚園の土は気になるよね」って話はしてるんですけど・・・
2011-06-07 22:46:26伊崎・流山市長:皆さんが心配されるのはよくわかるんですが・・本当に心配してアクションを起こさなければならない数字かどうか・・冷静に見ていかないといけないと思います。
2011-06-07 22:52:41<ナレーション> 放射線測定ひとつとっても、足並みがそろわず拡大する不安。しかし原発周辺では、さらに深刻な問題が起こっていた。
2011-06-07 22:57:18リポーター:福島第一原発から33キロほど離れた南相馬市じさばら地蔵議地区です。ここは避難地域には指定されていないんですが、放射線量の高い場所と言われています。
2011-06-07 23:01:22<ナレーション> この付近の放射線量を市が測ったところ、数値は計画的避難区域に指定された隣接する飯館村より高かったという。なぜこの地域の放射線量が高いのか。我々は被曝防護の専門家である諸澄邦彦氏とともに調査を開始した。
2011-06-07 23:06:51<ナレーション> 福島第一原発からおよそ33キロ離れた南相馬市鹿島区橲原地蔵木地区。これまでの調査で南相馬市には放射線量の高いいわゆる“ホットスポット”が点在すると言われてきた。
2011-06-07 23:13:01諸澄:私も埼玉を出発する時に、この線量計で測ってきたんですけれども・・埼玉は0.04~0.05マイクロシーベルトという数値でした。いま3.9~4.0マイクロシーベルトですので約100倍の数値です。こんなに(数値が)高いとは思わなかったのが正直なところです。
2011-06-07 23:17:45諸澄:ちょうど放射性物質が空気中を飛んできて、まわりの山にぶつかって落ちる。また雨などが降ると、その手元にも落ちますので。それで、この場所が特異的に(数値が)高いのだと思います。
2011-06-07 23:22:22