機関銃徒然と『幻の機関銃』再読

幻の機関銃を再読したものをまとめました とにかく腹立つことが一杯あるのです
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

ほんと普通に槓桿引かずに次の保弾板撃ってたりするよね

2020-01-24 18:16:13
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

スゲー位置を通ってんな、ミニミの弾倉 そら変な形してるなとおもったよあの円筒 pic.twitter.com/3FNTxZrY0p

2020-01-24 21:01:11
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『幻の機関銃』再読

ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

というわけで今日は(体調が怪しいので)『幻の機関銃』を徹底的に読みながら批判してくよ(暇すぎて仕方ないから) 必要に応じて『日本陸軍の機関銃砲』(高橋昇・潮書房光人社・2017年)をたよって補足もします(気分次第)

2020-01-25 11:18:35
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

始めにの辺りはあまり突っ込みどころはないのだが、62MGについて担当であったといっているのが気になる点 (とはいえ確認のしようがない) 同時に64Rも担当していたと言っているので、そのへん実際はどうだったか気になる (そんな兼務させていたのかどうか) あと何度も出てくるが、『ピストン部に(続

2020-01-25 11:26:22
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

強力なガスを送って薬莢を引き抜こうとした』 という津野瀬氏の意見に私は懐疑的である ちまたに出てくる故障の種類が概ね典型的なガス圧不足によるものだからである (ショートストロークピストン方式に依るところも無きにしもあらずであるが)

2020-01-25 11:26:23
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

あと始めにのなかで言われているけど逆鉤の位置に関しては私はあれの他ないと思う(様々な他の要求にかんがみれば) ただ、ミニミのような(あれはあれで特殊すぎるけど)補助逆鉤の搭載が望ましく思う (ただし、当時の日本にその発想があったかというと、たぶんない)

2020-01-25 11:29:34
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

ちなみにタイトルの由来ははじめにのエンド 『六二式機関銃は、いつの日か、後継銃も現れずに幻のように消え失せてしまうのではないか、と恐れている』 だったりしそうな (この本1990年だから本当にそのあとミニミに決まって置き換えられていったわな)

2020-01-25 11:32:44
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

第一章国産機関銃開発史 あまりに誤りの多いところである(気力がいる) 機関銃概説に関しては文句はない (ここから誤ってたら私は暴れる) BARが機関銃であるという意見には賛成する。私も常々思うところである よくできた素晴らしい軽機関銃である(十一年式の同世代としては、のただし書きをつけて)

2020-01-25 12:03:10
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

第一次大戦にブレンとか書いてあるが!ルイスの謝りか? (20p一行目) 21pの写真には三年式の三脚に載った三八式機関銃が出ている 23pにはゲルリヒ砲やリトルジョンアダプタについて解説せられた図がある 12.7mm以上を機関砲といってるけど、その定義は陸軍でも誤りでは? ここまでは問題ない

2020-01-25 12:03:10
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

26p八行目 フランスからマキシムを買ったとあるが英国だったはずである(ホチキスと混同したか) この本では書かれていないが『日本陸軍の機関銃砲』によるとその初陣は台湾征討であったが、取り扱いをほとんど教育せずに部隊に交付したため故障が頻発したとか (そらそうよ) そして『幻の機関銃』(続

2020-01-25 12:03:11
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

でも触れているがその後国産されたマキシムは日清戦争に投入された 『幻の機関銃』では簡易にしか触れていないが、『日本陸軍の機関銃砲』によると素材や操作方法、村田連発銃弾薬に問題があってトラブルが頻発したという (まだ弾薬も手探りだから銃が悪いんだか弾薬が悪いんだかもわからん時代)

2020-01-25 12:03:12
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

『幻の機関銃』は時系列が逆になってて日清戦争のあとに台湾征討があったことになっているが誤りである 『日本陸軍の機関銃砲』によると最初ホチキスをコピーしようとして失敗したからまずホチキスに注文し、あとは国産 (ライセンス生産だったはずだけどこれは触れられてない) どちらも簡易にしか

2020-01-25 12:03:12
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

触れてないけど『機関銃の社会史』(今手元にない)では日露両軍の機関銃の活用は極めて活発であったことがうかがわれるのでそこそこ便利に使われてた機関銃ではあったみたい 『幻の機関銃』では保式はあまり使えなかったというがそうではない(使えたとも言わんけど) 三八式で改善した理由が正しくない

2020-01-25 12:03:12
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

三八式で公差に関する話題が出てくるがその当時はこれは解決してない (九六式軽機関銃辺りまで待たねばならない) 他国の機関銃の話題もあるけどそこは私に知識がない 一式重機関銃の写真は興味深い(30p) 31p九行目から 十一年式の油槽について突込対策とあるがあれは抽筒のためであり、三八式機関銃

2020-01-25 12:13:09
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

から取り入れられたものである 十一年式軽機関銃の評価が高いのは私としては嬉しかったりする(何故だ) ちなみに33pには十一年式軽機関銃、海軍の九二式、九六式軽機関銃、九九式軽機関銃、62式機関銃、64式小銃の比較表がついている(64式が入っているところに津野瀬氏らしさがある)

2020-01-25 12:13:11
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

34pから津野瀬氏の経歴混じりになるので正直根性がいる(疲れる) 八九式旋回機関銃の話が出てくる。十一年式に公差のないこと、薬室形状の誤れることが出てきた (ちなみに部隊の故障の問題は津野瀬氏の言うように概ね油脂の凍結である。その辺は過去にツイッタで流した。あとで探す)

2020-01-25 12:21:33
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

銅金中佐の『無給油薬室』についての解説なのだが、津野瀬氏の解説をこれまでの事からもってどこまで信用していいのかわからん 特に薬室の隙間に発射ガスの一部を導いて薬莢の貼り付きを防止するという解説が本当に正しいのか不安で仕方がない (九六式系の排薬莢にそんなに汚れがないので、特に不安)

2020-01-25 12:21:33
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

38pから軽機関銃の簡単な解説 十一年式の故障は給弾によるとあるがこれは油脂の支給の方法が変わったりしばしば改正が入ったりして、それ以外の欠点が失われた結果目立つようになったと見える (あとでその辺のツイートを探さねば) 九六式のシムテムを十一年式と同じといっているが、多少異なる

2020-01-25 12:25:21
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

それに関してはあとで十一年式と九六式の取説をリンクつけておくから各自でみてね(疲れてきた)

2020-01-25 12:25:21
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

カフェインを肉体に充填して落ち着きを取り戻してから再び読んで行くよ どうでもいいけど最近増えたフォロワーさんって私のことをどんな人だと思ってるんだろう おこらないから言ってみて?

2020-01-25 12:43:46
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

カフェインの充填を完了 (カフェイン切れたら挙動不審になる) さて、続きだが、前田少佐の二式高射機関砲とか一式重機関銃について軽く触れてあるが軽すぎなので、『日本陸軍の機関銃砲』あたりから引いてこようか と思ったがめんどい(カフェインがもったいない)ので、各自調べて(ナゲヤリ)

2020-01-25 13:04:17
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

第二章『日特金属と機関銃』 ここから本題に近くなるよ (ここまでで体力をごっそり削られる) とはいえ大抵この津野瀬氏の自分語りがメインなのでこれまた体力を消耗するのじゃ(気分は勾配を上る蒸気機関車) pic.twitter.com/Tgpk9BVBX2

2020-01-25 14:36:01
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

初っぱなは津野瀬氏の自慢の空包アダプター関連と武器学校からの転出(本題はどこにいった) 取り合えず重要そうなのは昭和31年8月から防衛庁技術研究本部に配置されたことかな この時点ですでに計画は動いてたはず(31年の試作品があることから)であるので、途中から担当になったものと思う pic.twitter.com/MlLKtJvmAb

2020-01-25 14:36:05
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

というか昭和33年から三〇口径機関銃の担当になったといってるな(三〇口径とは7.62mm。後の62MGに繋がる計画) 海軍系の息のかかったメーカという話をしているが、これはまあ正しくはある 機関砲とかやってたと云う話は知っててもあれよね。(テキトウ) しょっちゅう田無の工場に出向いてたとか

2020-01-25 14:36:06