度々繰り返される「日本の映画ポスターはダサい」という話題
権威主義的なコピーの踊る商業デザインは何も日本特有ではない
これ前にも指摘しましたけど、権威的で解りやすいコピーが踊るデザインなんて欧米でも普通によくあるものですよ。日本がそういう方向に寄りがちであることは否定しませんが、あまり論うのも逆・日本特殊論みたいなものかなと思ってしまいます。 twitter.com/halno_IG/statu…
2020-02-13 01:29:30日本の映画ポスターについては私も酷いと思うことはありますけど、受賞歴だの批評家コメントだのといった謳い文句をデザインに盛り込むのって、映像・ゲームソフトのジャケットとかむしろ日本よりアメリカなんかの方が平気でやりますよ。帯の文化も無いからパッケージデザインに直接入れてきますし。 twitter.com/yasyukukumo/st… pic.twitter.com/9mbxrhHykE
2020-01-14 23:12:39余白こそが雄弁なこの美しいポスターを、このように蹂躙せずにはおれぬ日本の映画マネージメント業界は本当ゴミだなぁ…って奥歯を噛み締めるよね。もちろんソレは消費者のリテラシーの低さに起因するんでしょ?という点まで含めて。 pic.twitter.com/R45UR3RSvi
2020-01-12 23:44:25“ロジャー・イーバート※のトップ10入り!”
“アニメーション界のスターウォーズだ!”─ニューヨーク・ポスト
“10点満点中10点”─GameInformer
※著名な映画評論家
「隣の芝生は青い」類の人達からしたら、こういう謳い文句だらけのデザインも英語で書かれていれば途端にクールに見えるから何ら問題ないという程度の観点なんでしょうけどね。どうせ。
2020-01-14 23:24:19書籍でもよくある話
今思い出したけど海外のペーパーバックの表紙は逆に余計なこと書いて画面を台無しにしてるのけっこうあって、日本はそこを帯で回避して表紙そのものは完成されたレイアウトになっているので、一概にどっちが優れているというはなしでもないんだなと
2020-02-13 10:03:42連想。 文庫本の帯がクソダセェことがあるけど、反面日本の書籍は基本的に本そのものには余計な印刷をしないから最高だな、と洋書ペーパーバックを見てしみじみ思う。
2020-02-13 20:11:34国内デザインの方が良いことだってある
AKIRAのポスターも配給側の反対があったとはいえ結果的にこれが世に出たわけですし、その後のビデオソフトのデザインも格好いいです。一方で欧米各国では配給側が作った「ダサい」第3号ポスターの絵が一番好んで使われたわけで。一部を切り取って日本の商業デザイン全体を云々してほしくないですね。 pic.twitter.com/RZb6yDk266
2020-01-14 23:40:31「ブロッコリーみたいなポスター」の是非
初めて知ったけど、俳優の斎藤工 めっちゃ物申してるやん。 邦画はこう言う心を忘れては行けない。 pic.twitter.com/iHfVps3aGq
2020-01-29 04:45:18この批評が話題になって以降、「ブロッコリー」という言葉が独り歩きして叩きのネタと化すことに。
某俳優が国内映画のポスターを指して言った「邦画によくある登場人物がブロッコリーみたいに皆載っているデザイン性を無視したモノ」という話、確かにマンネリという意味では批判したくなる気持ちも解るのですが、「全員集合絵」ってそんなに悪いのかな?とは思います。
2019-02-19 02:43:14映画の内容面に目を向けようとせずやれ誰が出るだの泣けるだのという、映画会社側の宣伝手法にきっとウンザリしているのでしょう。それも解ります。しかし日本の宣伝用アートが全員集合型の構図になりがちなのは、もっと根本的な理由があるような気がしてなりません。
2019-02-19 02:45:51「誰が出るのか」を重視する日本の傾向
非常に限定的な例でアレなのですが、映画以外のジャンルに目を向けてみても、欧米側のデザインが「瞬間の切り出し」あるいは「何をする作品なのかの説明」に寄っているのに対し、日本のデザインが「こういう人達が出ます」という人物の列挙に寄る全体的な傾向があるのは否定できないと思います。 pic.twitter.com/gnvycZO1nt
2019-02-19 02:55:15これは遡って考えれば、歌舞伎における大首絵のように、舞台劇において「何を演じるのか」ではなく「誰が演じるのか」という点を観る側も重んじてきたことの延長線なんじゃないでしょうか。そういう受け手の意識がある以上、欧米風に瞬間を切り出した意匠を示してみたところで宣伝にならないのです。
2019-02-19 03:05:38