こよみゆうかさんの『西洋哲学史(第三版)』読んでるのまとめ

『西洋哲学史(第三版)』(原佑、井上忠、杖下隆英、坂部恵(著),東京大学出版会(刊))を読みながら、こよみゆうかがつぶやいたことのまとめです
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

「コントによれば、人間の知性は、超経験的な精神力によって諸現象を説明する「神学的」状態から(後略)」 このコントの言う、「神学的」→「形而上学的」→「実証的」と知識の段階が高まっていく感じは興味深いです ...京極堂的な雰囲気?(ぉぃ (『西洋哲学史』読んでる) pic.twitter.com/4znXIGkK5z

2020-02-19 22:29:11
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

「ヘーゲルにおいて否定しうべくもないその哲学の形而上学的思弁性はもはや耐えがたいものとなり、この意味でもヘーゲル哲学は崩壊せざるをえなかったのである」 「第四篇 現代」に入り、カントとヘーゲルを経て現代に移り哲学の議論の場が大きく広がっていくのです (『西洋哲学史』読んでる) pic.twitter.com/nwMWNpYWxY

2020-02-21 09:23:41
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

これ、ヒトへの関心が(例えば、科学的ない視点や分析と言った)様々な方向に伸びていったという事だと思うのです さて、その出発点としてカントの「コペルニクス的転回」があり、またそれを深めていったヘーゲルの思想があると思うのですが、「ヘーゲル哲学の崩壊」がピンとこないのです

2020-02-21 09:28:28
こよみゆうか @koyomi_yuuka

この後には、コントによる社会学の話があり、またそこから各種の研究へと移っていきました その方向性の一つに、「正の哲学」があり「現象学」があり「構造主義」とつながっていく道があるイメージを受けたのです

2020-02-21 09:31:31
こよみゆうか @koyomi_yuuka

まず、うまく掴めていない、「ヘーゲル哲学の崩壊」なのですが、これは社会的に経済や産業が急速に発展したのは事に強く関連するのですよね? そして、(経済)発展の原動力としての科学技術があったと... あれ?もしかして、わたし「上部構造・下部構造」の話をしてます?(よくわかってない)

2020-02-21 09:35:11
こよみゆうか @koyomi_yuuka

(理解できてない部分なのですが)カント→ヘーゲルの思想の流れは、 存在をどのように認識するか? というそれまでの問いに対して 認識はどこまで存在を捉えられるか? に転換したものだったと思うのです

2020-02-21 09:39:13
こよみゆうか @koyomi_yuuka

カント以前までは、形而上学的な「存在」を足場にするしかなかったものを、「認識」を足場と設定したんじゃないかと... で、カント→ヘーゲルの流れでは、ある意味で形而上学的なものを否定しながら、それでも形而上学的なものに頼る必要があるところに、もやっとするポイントがあって...(続く)

2020-02-21 09:43:02
こよみゆうか @koyomi_yuuka

そんな状況と、経済や科学技術の発展という社会情勢に合わせて、ヘーゲル哲学は崩壊していった...と、いったような認識であっているんですかね? (と、言いながら、少し頭が整理できてきました)

2020-02-21 09:44:37
こよみゆうか @koyomi_yuuka

あれ? 無理やりまとめているうちに、なんとなくですが、 カント→ヘーゲル→コント→(社会学)→「正の哲学」→「現象学」→「構造主義」 の流れが掴めてきそうな感じがしてきましたよ

2020-02-21 09:47:28
こよみゆうか @koyomi_yuuka

少し前までは、「カントすげー」と思ってたんですけど、こうなってくると、 カント→ヘーゲル→コント の、流れとして捉えたほうがスッキリするような気がしてきました

2020-02-21 09:49:09
こよみゆうか @koyomi_yuuka

「ドイツ、フランスにおける以上の系譜とは種々の点で対照的な注目に値する傾向を示したのは現代アングロ・アメリカンの哲学である」 たぶん最終章となり、プラグマティズムにつながると思います ヴィトゲンシュタインに代表されるケンブリッジ学派は数学に偏るのですね (『西洋哲学史』読んでる) pic.twitter.com/xFCvotyWkW

2020-02-21 22:57:16
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

ライプニッツ、ブール、ペアノ、フレーゲ...と、なんとなく聞いたことのある名前が並びます 哲学というよりも、論理学(記号論?)、数学といった印象のほうが強く受けました

2020-02-21 23:02:43
こよみゆうか @koyomi_yuuka

ちょっと本が変わってしまいますが、有斐閣(刊)の『西洋哲学史(教養全書)』から引用しておきたいです 「分析哲学とは、一般的に言って、言語の構造の論理的な分析を重んじ、そこに哲学の主要な仕事があると考える立場であるが(後略)」 なるほど、こういう意味でも哲学が道具的なのですね pic.twitter.com/9OjcAqgJ2b

2020-02-21 23:10:55
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

そして、これもまた別の本で岩波新書(刊)の『西洋哲学史-近代から現代へ』からの引用ですが 「フォン・ノイマンは「悪魔の頭脳」と評された(後略)」 と、ライプニッツの説明にノイマンが出てきていたのです ライプニッツとは時代が離れていてギョッしたのですが、なるほど、こうつながるのですか... pic.twitter.com/t8QyDchra4

2020-02-21 23:20:10
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

う〜ん、このあたりはごちゃごちゃしてる感じがしてうまく整理できませんっ💦 ケンブリッジ学派とヴィーン学団(論理実証主義)、そしてプラグマティズムのつながりがわからないのです... マッハは、論理実証主義なのかプラグマティズムなのか? そもそもプラグマティズムってなんだろう?

2020-02-21 23:31:21
こよみゆうか @koyomi_yuuka

「ヴィーン学団ほど反形而上学、伝統的哲学の否定、科学主義を鮮明に表した立場は少ない」 論理実証主義の説明であり、その前には 「なかんずく前期ヴィトゲンシュタインの決定的影響の下に成立した」 とあるので、ケンブリッジ学派をよりラディカルに捉えたのが論理実証主義っぽいですね... pic.twitter.com/4B4PNcQwkv

2020-02-21 23:36:36
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

その後、ナチの影響もあり、メンバーが各国に亡命することになり、その一部がアメリカに渡り、「アメリカ固有の哲学」プラグマティズムが生まれたのですか... (『西洋哲学史』読んでる) pic.twitter.com/58n04gABks

2020-02-21 23:39:11
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

迷って、本書の締めの部分なので引用は控えることにしたのですが... ヴィトゲンシュタインを前記、後期とわけ、 ケンブリッジ学派→論理実証主義→プラグマティズム→(後期ヴィトゲンシュタイン)→ゲーデル&コーエン と言った流れで現代の哲学の俯瞰を終えるのは、とても興味深いです

2020-02-21 23:50:34
こよみゆうか @koyomi_yuuka

教養全書では、プラグマティズムの話はかなりサラッと書かれていて、ハイデガー(実在哲学)で終わっていたのでした また、岩波新書もハイデガーが最後でした これだけでもかなり、読み味が違いますよね...

2020-02-21 23:53:37
こよみゆうか @koyomi_yuuka

ヴィトゲンシュタインもハイデガーも、どちらももっと知りたいですっ

2020-02-21 23:54:30
こよみゆうか @koyomi_yuuka

『西洋哲学史(第三版)』(東京大学出版会(刊))読了 まだまだ理解が追いついていない部分が多くて、「読了」と言って良いのかわかりませんが、ひとまずは最後まで辿り着きましたっ!! いや〜っ、当初想像していた以上に、西洋哲学史を楽しめるようになってきたんじゃないかと思います pic.twitter.com/I549YfrHHr

2020-02-22 00:03:27
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こよみゆうか @koyomi_yuuka

この本がある程度とはいえ楽しんで読めたのは、直前に読んだ二冊の「西洋哲学史」の知識があったおかげなのです この本でうまく飲み込めない部分は、逆に前の本に戻って同じ哲学の説明の部分を読み直したりもしていたのです 前の本を読み直すと理解度が全く違うことが実感できるのは面白かったです

2020-02-22 00:09:31
こよみゆうか @koyomi_yuuka

この東京大学出版会の本は、説明が簡潔で無駄が少ない感じがして、辞書みたいな本だと感じました この本も、まだまだ読み直すことになりそうです ひとまずは、お友達になれそうでよかった

2020-02-22 00:15:27