- uchida_kawasaki
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安丸良夫 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/安丸良夫
地方改良運動 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/地方改良運動
安丸民衆史ブラッシュアップ着手。安丸が全集で言及した、現代日本人メンタリティ萌芽である西園寺内閣の「地方改良運動」読んでる。1.日露戦争で国力ゼロ 2.財政崩壊 3.日比谷焼討や旅順の犠牲等での怨嗟に対応。 「地方改良運動と地方体制の再編」石川一三夫 chukyo-u.ac.jp/educate/law/ac…
2020-03-03 15:40:58限界攻勢点を超えた日露戦争と三国干渉での利権喪失、そして国力疲弊の中で帝国は、第二次日露戦争への警戒から軍備増強と至上課題としながら、国力の立て直しに着手しなければならず、そのための増税を国民に飲ます必要があった。天皇を利用した戊申詔書による国民精神の作興を図ったのが改良運動。
2020-03-03 15:50:325項目あり、1.軍備拡張 2.植民地経営強化 3.増税 4.鉄道国有化による産業基盤の整備 5.教育改革と青年団育成による国民教化。安丸が明治20年通俗道徳ブースト説から明治末から大正期での教化と全集で書いたのは5。
2020-03-03 15:54:31特に地方農村においては、増税に耐えながらかつ兵士の供給源として機能し多大の犠牲を払った。しかし国力涵養のために更なる負担を求めなければならず、そのための艱難辛苦に打ち克つ日本精神の作興として通俗道徳の強化が図られることになる。「古き良き日本」という掛け声がそれ。
2020-03-03 16:01:27「日本の開化は外発的であり上滑りである」(夏目漱石)「日本はまだそんなに進んでいない。普請中の国だ」(森鴎外)という知識人の時代認識を、労苦の根源を急激な西欧化批判という文脈で捉えなおし、そこに明治以前からの通俗道徳を加味して勤勉、質素、倹約、自己責任により乗り越えようとした。
2020-03-03 16:07:53その基盤として「家族」の紐帯強化が図られ、一国一家族、報徳精神(通俗道徳)の旗のもと「一家団欒の自治」が説かれた。これは「出生に基づく地位と役割を説いて身分的秩序の宿命性を正当化」「帰一の原理徹底で自己主張の禁止や集団への恭順」(石川)を求める培地の役割を家族に求めたもの。
2020-03-03 16:16:12晩年の安丸スゲーよな。やっぱり。これ令和大日本の国粋極右と政治アノミー階層の心性そのものじゃん。 twitter.com/tcv2catnap/sta…
2020-03-03 16:17:32