- uchida_kawasaki
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考察では喘息患者で上昇するIL-13がACE2の発現を減少させる事が関連しているのではとしています。 Asthma among hospitalized patients with COVID-19 and related outcomes sciencedirect.com/science/articl…
2020-09-01 21:21:31Asthma among hospitalized patients with COVID-19 and related outcomes - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0091674920311003
COVID-19の入院患者の喘息と関連する転帰
----- ・ニューヨーク市の喘息の有病率は高い。COVID-19の入院例で喘息の有無が予後と関連したかを検討した。 ・COVID-19確定例でCOPDを伴わない連続した患者1298例に関する単施設後ろ向き研究。
2020-09-01 21:21:32(結果) ・COVID-19全入院例における喘息の有病率は12.6%であったが、21歳未満の55例中では23.6%と有病率は高めだった。 ・喘息患者と非喘息患者の比較では、入院期間、人工呼吸器管理率、人工呼吸器管理期間、気管切開率、再入院率、死亡率のいずれも有意な差を認めなかった。
2020-09-01 21:21:32肥満、他の合併症(高血圧、高脂血症、糖尿病)、喘息コントローラー(吸入ステロイド± α)の使用、好酸球数で層別化しても、結果は変わらなかった。 (結論) ・重度COVID-19入院例において、喘息の有無は予後とは関連していなかった。 ----
2020-09-01 21:21:32・患者背景です。 左から全体(n=1298)、21歳未満、21-39歳、40-65歳と層別化しています。 全体で見ると、重症化因子である肥満が喘息群で有意に高い(39% vs 52%)にも関わらず、挿管率(20% vs 21%, p=0.92)、死亡率(9% vs 6%, p=0.18)と差がありません。 pic.twitter.com/rXOwNDL4rC
2020-09-01 21:21:33・退院までの期間のKM曲線 有意差なしで、やや喘息群のほうが退院が早い傾向があるくらいです。 pic.twitter.com/34droXHfcJ
2020-09-01 21:21:33・挿管例の抜管までの期間のKM曲線 これも有意差なしで、やや喘息群のほうが抜管が早い傾向。 pic.twitter.com/QzUxBYGL9p
2020-09-01 21:21:33・各地域の喘息の有病率とCOVID-19例中の喘息の割合 これについては既報と異なった結果で、ほとんどの地域でCOVID-19患者での喘息の割合が高いという結果となっています。 pic.twitter.com/J86Buvq4qX
2020-09-01 21:21:34・ちなみに、COVID-19患者中の喘息患者の割合に関するメタ解析があります。 8/26に紹介したものです。 多くの報告では、COVID-19患者中の喘息の有病率は、一般人口よりも低いという結果です。
2020-09-01 21:21:34合計して解析すると8.0% vs 5.3%(p<0.0001)で喘息患者はCOVID-19に罹患しにくいという結果。 Does asthma affect morbidity or severity of COVID-19? jacionline.org/article/S0091-… pic.twitter.com/17oRdFywbh
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