グロービス 知の創造勉強会 日本企業にとって儲かる産業構造

産業創生アドバイザリーの佐藤文昭氏をお招きして開かれた勉強会の内容を堀義人氏がツイートしたものをまとめました。
2
堀義人 @YoshitoHori

今、産業創生アドバイザリーの佐藤文昭さんを招いて、グロービスにて知の創造勉強会中。日本企業にとって儲かる産業構造。①日本よりコスト構造が高いかもしくは同等の欧米企業が残っていて、②日本の参入企業が少ないこと、③日本よりコスト構造が低いアジア企業が少ない。例)コマツ他

2011-06-21 12:33:54
堀義人 @YoshitoHori

アジア企業のキャッチアップを許した理由。①デジタル化、②急速な国際化、③日本企業自らの技術流出。特に影響大きかった分野。半導体、ディスプレイ、デジタルAV、デジタル情報機器等。(佐藤文昭氏)。

2011-06-21 12:44:47
堀義人 @YoshitoHori

日本の電気業界のメンタリティ。①売上高至上主義、②利益水準が低くても事業をやめない(理由:しがらみ、犠牲にする社員への配慮、株主ブレッシャーが低い)。(グロービスの知の創造勉強会 佐藤文昭氏)。

2011-06-21 12:48:46
堀義人 @YoshitoHori

日本の強い分野。①産業用エレクトロニクス(量産ではないが性能・信頼性が高い)、②安全安心などの信頼性要求される自動車、鉄道、産業機械、電力(原子力)、車。(グロービスの知の創造勉強会 佐藤文昭氏)。

2011-06-21 12:52:36
堀義人 @YoshitoHori

日本の進むべき方向。①強みを発揮できる分野へシフト、②強みを発揮できない分野からの撤退(テレビ、オーディオ、半導体、ディスプレイ、パソコン他)。③経営体質の転換。結果として、総合電機メーカーの解体へ。性質が異なる事業を持つ複合型企業の限界。(佐藤文昭氏)。

2011-06-21 12:57:08
堀義人 @YoshitoHori

日本の優良企業には、初代のオーナー系が多い。日本電産の永守さん、ロームの佐藤さん他。大手電機メーカーの経営者は、サラリーマン化しており、思い切ったリスクを取れない。であれば、スピンオフしたり、ストックオプションを付与して、オーナー型に変えるべきだ。(佐藤文昭氏)。

2011-06-21 13:00:22
堀義人 @YoshitoHori

日本的経営とアングロサクソン型経営の調和。京都企業から学ぶことが多い。日本の良さを入れながら、徹底的に合理的に判断していく。(グロービスの知の創造勉強会 佐藤文昭氏)。

2011-06-21 13:03:20
堀義人 @YoshitoHori

エルピーだメモリの事例研究。10社あったメモリがエルピーダ1社に。世界全体の3%のシェアを底に、今シェアを回復している。消えかけたDRAM産業が復活。トップマネジメントを外部から招へい。資本市場から資金調達して大規模な設備投資、ストックオプションを付与。(佐藤文昭氏)。

2011-06-21 13:07:16
堀義人 @YoshitoHori

日本の電機メーカーの問題点(まとめ)。①10社もあるから、リソースが分散する。②起業家精神を失ったサラリーマン集団ー大企業病、③デジタル化の進展によるアジア勢のキャッチアップ。(グロービスの知の創造勉強会 佐藤文昭氏)。

2011-06-21 13:09:15
堀義人 @YoshitoHori

日本の電機業界復権のための理想的な姿。各電気会社からスピンオフさせて、外部に新たな会社をつくり、外部資本を入れる。その一つがエルピーダや、今検討されているソニーと東芝+革新機構の小型液晶事業だ(グロービスの知の創造勉強会 佐藤文昭氏)。

2011-06-21 13:14:43
堀義人 @YoshitoHori

総合電機メーカーの「総合」というのが、最大の「ポイズン・ピル」だ。持ち合い構造も絡み、誰も買いたがらないからだ。「買収される」という危機意識が無いと、自ら率先して再編を行う気運が残念ながら生まれない(グロービスの知の創造勉強会 佐藤文昭氏)。

2011-06-21 14:10:54