【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第289話「裏切り」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第15巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」01】 第289話です。 今回は扉で前回の話のあらすじがナレーションで流れます。 曹操の死をきっかけに寿命あるうちに、関羽の仇討ちと、魏を滅ぼして朝廷の権威を取り戻そうと考えた玄徳。しかし、その前に劉封と孟達に示しをつけておかねばならない立場でした。

2020-06-29 14:02:59
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」02】 孟達に忠告の手紙を送ろうとする彭義。手紙を託された家来は、城を出ますがいかにも怪しい動きだったため、城兵が追いかけてきます。必死に逃げる家来。そこにビュンと飛んできたのは槍が家来の行く手を遮ります。颯爽と登場したのは馬超です。

2020-06-29 14:05:04
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」03】 捕まった家来の衣服や身体を検(あらた)めると、手紙が出てきます。馬超が読むと、彭義が孟達に当てたもの。これは一大事と見た馬超は家来を牢につなげるように言い、彭義を調べることにします。

2020-06-29 14:07:08
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」04】 夜になり、彭義の屋敷を訪ねる馬超。彭義は手紙の存在が発覚したことを知りません。馬超という大物の訪問に、もてなしをしようと酒の支度をさせます。ちょっと近くまできたものだから、とさり気なく訪問理由を言う馬超に、一献進める彭義。

2020-06-29 14:09:30
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」05】 なごやかな談笑が始まりますが、夜も更けてくると、少々酒が進みすぎたか、本音がチラホラ出てくるようになります。馬超が、最近、玄徳が彭義の扱いが粗略になってないか、ともちかけます。彭義は、まったくその通りと言います。

2020-06-29 14:12:26
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」06】 何か理由はあるか、最近は自分にも冷たい、と馬超がいうと、彭義は玄徳もそろそろもうろくしてきたということだろう、と言います。今、馬超がその気になれば、この国は簡単に奪れるぞ、と物騒なことを言い出します。

2020-06-29 14:13:49
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」07】 馬超と孟達が外から攻め、自分が西川(せいせん)の兵を率いて内から攻める、これで充分だと彭義が玄徳攻略のアウトラインを示すと、馬超は面白い話だ、と乗ってきます。明日も話を聞きにきていいか、というと彭義はいいとも、と言って杯を重ねます。

2020-06-29 14:15:34
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」08】 しかし、これは馬超の演技。翌朝早い時間に玄徳のもとを訪れた馬超は、洗いざらい報告します。謀反の芽が生じていると言い、証拠の手紙を提出。昨夜の彭義との話を伝えると、玄徳はすぐに彭義を捕らえるように命じます。

2020-06-29 14:17:39
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」09】 あっけなく捕まる彭義。縄に繋がれ玄徳のもとに連れて行かれます。縄目を受ける覚えはないという彭義。玄徳とともに孔明もその場にいます。孟達とともに蜀を内と外から攻める気だったろう、と言われ驚く彭義。

2020-06-29 14:19:37
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」10】 誰がそのような中傷を…としらばっくれますが、証拠の手紙を見せられ、しかも証人に馬超が呼び出されて万事休す。申し開きはできません。 謀反の罪で即刻処刑されたものと見えますが、そのシーンは割愛。上庸の城で孟達に彭義の処刑が報告されます。

2020-06-29 14:21:52
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」11】 処刑の理由が謀反だと聞いた孟達。謀反は一人ではできぬはず、同志がいるはずだという噂があり、孟達がそうだと思われています。彭義のおせっかいとも言える手紙が、孟達を窮地に立たせることに。

2020-06-29 14:24:06
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」12】 孟達は関羽の援軍を断ったため、周りから白い目で見られていることから、その噂が信じられる要素満載です。孟達にこのことを知らせた男の素性は明らかにされていませんが、彭義の家の関係者でしょうか。

2020-06-29 14:25:56
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」13】 いずれにせよ、関羽見殺しの汚名をかぶった孟達は、玄徳のもとでは出世は望めないと考えます。よし、と決心した孟達は、その夜わずかの兵を引き連れ上庸の城を抜け出します。

2020-06-29 14:27:32
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【横山光輝「三国志」講座289「裏切り」14】 玄徳に近いところに孟達に味方する人が少なかったのが孟達の不幸と言えるでしょう。 こうして、孟達は蜀を捨て逃走を図ります。 果たして孟達はどこへ向かうのか。玄徳はこのまま見過ごすのか…。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-06-29 14:32:42