ヒト=モラルの四次元スキーマ仮説(P.Churchland 2011):ヒトが「倫理」や「道徳」と呼ぶものは、進化的な脳の諸過程の連結から形作られる社会的行動のための四次元スキームに他ならない、という仮説。by ヒトの道徳心と倫理感情の起源を研究するプリンストン大の神経哲学者パトリシア=チャーチランド pic.twitter.com/YyA52p8sCr
2019-09-25 17:04:08彼女によれば、ヒト=モラルは以下の4つの生物学的機能から成るスキーマ(schema, 認知心理学用語・・・個人の中にあるかなり一貫した知覚・ 認知の構え) だ;
2019-09-25 17:06:29❶ 気づかい(進化的に身につけられた、親族知己への愛着および彼らの幸せへの気遣いに根ざすもの) ❷ 他人の心理状態の認識(進化的に身につけられた、他人の行動を予測することから生じる利益に根ざすもの) pic.twitter.com/iMleOHsFl3
2019-09-25 17:09:33❸ 社会的な文脈での問題解決(進化的に身につけられた、希少な財をどう分配し、縄張り争いをいかに解決し、反社会的な悪者をどう罰するべきかといったこと) ❹ 社会的実践の学習(進化的に身につけられた、正と負の強化、模倣、試行錯誤、さまざまな種類の条件付け、類推、など) pic.twitter.com/xuXNIykaB6
2019-09-25 17:10:25チャーチランド:“このスキーマは単純だが、だからといってその形態や変化形、神経メカニズムが単純だというわけではない。実際はその逆で、ヒトの社会生活は驚くほど複雑で、それを支えるヒトの脳もそうだ。”
2019-09-25 17:13:51チャーチランド:“ ヒトの学習能力および社会的問題の解決能力は生物学上の社会的動機によって制約され、われわれがふつう〈社会的価値〉と考えるものの基礎(Foundations)を成す。”
2019-09-25 17:13:59チャーチランド:“ たしかに、そのような価値が、異なる文脈や異国の文化において特定のものとして具体化されると、たとえ根底にある社会的動機が共通だとしても、異なる形態や色彩を帯びるようにもなるだろう。”
2019-09-25 17:14:42ape エイプのモラル
[総合新着記事] チンパンジーにも「平等」の概念あり、米実験で証明: 【1月16日... bit.ly/13Bdq7v
2013-01-16 11:22:11「協力の進化」に新知見、チンパンジーは競争より協力を好む AFP afpbb.com/articles/-/309… 協力すると餌が得られる器具で3千回超は協力し600回は争った。争うと抗議または第三者が罰を与えた(PNAS原著)→ goo.gl/02zivp
2016-08-30 17:48:05「○伊谷平等性起源論の修正。人間社会の平等性は類人猿と共有する性質で、それ以前の段階からの遺産である。
○平等原則は集団形成・維持を保証しない。統合原理の補完が必要である。統合原理としては、人間ではアイデンティティ機能を持つ文化、分業、言語、血縁=<父・母><父祖>の発明、絶対者の発明、地縁などがあるが、チンパンジー属では母子・兄弟姉妹関係、共同、互酬性、性行動、敵など、より始原的な段階にとどまり、小規模集団統合にしか有効でない。敵はとりわけ重要である。 」
霊長類の社会集団と平等原則 黒田末寿
「ヒト以外の霊長類における平等・不平等はもっぱら個体の社会行動をとおして捉えられるものである。それは結論から言えば相称的行動と非相称的行動の二分法によって語られる。相称的行動は相称的関係すなわち平等を創出し,一方,平等な関係のもとに相称的行動が演じられる。逆に,非相称的行動は非相称的関係すなわち不平等を創出し,その不平等な関係のもとに非相称的行動が出現する」
「サルの集団/ヒトの集団、サルの平等/ヒトの平等」 寺嶋秀明(神戸学院大学) 集まることのやるせなさ(サルの集団・ヒトの集団,サルの平等・ヒトの平等)
モラルと脳
Study offers new insight on how human brain makes moral judgments: A new study from MIT neuroscientists suggests t... http://bit.ly/bs1BqB
2010-03-25 14:25:43news-medical.net/news/20100325/ Study-offers-new-insight-on-how-human-brain-makes-moral-judgments.aspx
2020-09-12 08:38:47