岸博幸教授、ワイドスクランブルで解説
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VTRが流れます
<ナレーション> 九州電力の“やらせメール”問題。我々はこのメールを受け取った九州電力関連会社社員と渦中の討論番組出演者を直接取材。
2011-07-08 14:16:07きのう参院予算委 自民・磯崎議員「海江田さんに聞きたい。あなた、佐賀県の人に対して腹を切るべきじゃないですか?お辞めになったらどうですか。」
2011-07-08 14:22:08<ナレーション> これまで見せたことのない苦渋の表情を見せ、辞任を示唆した海江田大臣。原発再開に向け行われる評価、いわゆるストレステストをめぐって総理との溝があらためて浮き彫りになったのだ。
2011-07-08 14:27:05リポーター・三井:ここは九州電力本社前です。やらせメール問題で今日社内では社員に対する事情聴取が行われているということなんです。
2011-07-08 14:33:56<ナレーション> 玄海原発再稼働の説明番組に九州電力社員が原発賛成の意見を送るよう指示した、いわゆる“やらせメール問題”。子会社4社のおよそ2300人がこのメールを目にしたという。
2011-07-08 14:38:56関連会社社員:私どもが(社内掲示板に)書き下ろした。九州電力から来たメールの要請があったものですから・・・私が作りました。これほど社会の皆さんにですね・・厳しいご意見をいただくとは思いませんでした。
2011-07-08 14:41:50<ナレーション> こう語るのは、やらせメールを実際に受け取ったという九州電力の関連会社社員。彼は社内の電子掲示板でもこの件を告知し、協力を要請したという。
2011-07-08 14:44:10関連会社社員:お騒がせをしましたのでね・・大変申し訳なく思っておりますけれども、原子力発電に関わる者として安全第一にですね・・これからも必要なエネルギー源だと思いますので、しっかりやっていきたいという思いもございますね。
2011-07-08 14:47:37<ナレーション> こうした九州電力が指示した“やらせメール”は、玄海原発の討論番組にどのような影響を与えたのか?番組に佐賀県民の代表として出演した西村さんに我々は昨日話を聞くことができた。西村さんが体験した番組収録の内幕とは。
2011-07-08 14:51:26西村氏:“やらせメール”の話なんですけど、番組が終わって・・九電がいろいろやってると番組直後に噂として流れた。ありそうなことだなと思って。今回のことを聞いてもあまり驚かなかった。
2011-07-08 14:54:26<ナレーション> そもそも、この番組を制作した代理店から電話を受けて出演に応じたという西村さん。さまざまな方面から九州電力の関与の噂を耳にしていたという。収録中にも・・・
2011-07-08 14:56:50西村氏:(収録中)質問する人も、変な質問をするなあと・・・。なんか、どうも頭で考えたような質問なんですね。その質問は変だなという感じがしました。選ばれた(出演者)7人が胡散臭いと思われるのは、私のように出て一生懸命やった人間にとってはすごく迷惑な話ですよ。
2011-07-08 15:01:01<ナレーション> 現時点で分かっている番組に寄せられた意見は589件。うち286件が賛成意見だったが、やらせメールがそこにどう影響を及ぼしたのかは不明だ。番組が放送されたのは先月26日。そのわずか3日後には海江田大臣が玄海町を訪問し、原発運転再開に向けこう言い切っていた。
2011-07-08 15:05:04海江田大臣:私どもとしては(玄海原発が)安全であるということを、国の責任において皆様方にお誓いをしたいということであります。
2011-07-08 15:07:10<ナレーション> “やらせメール”さらには経済産業大臣の顔に泥を塗るような形で突如浮上した“ストレステスト”。この二つの問題で原発再稼働の年内実施は無理との見方が強まっている。はたして総理の次の一手とは。
2011-07-08 15:10:23