週刊読書人11月6日号「「日本学術会議任命拒否問題」に提言する(東京大学教授 小松美彦氏)」

まとめました。
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何もせんほうがええ @MITARAI_H

週刊読書人11月6日号「「日本学術会議任命拒否問題」に提言する(東京大学教授 小松美彦)」 「(学術会議法に)抵触しなければ全て許されるのか」、現代仏哲学者スポンヴィルは「法の上位に法とは独立に倫理・道徳が位置すると捉えた上で、倫理・道徳を法に従わせることを「野蛮」と断じています」⇒ twitter.com/Dokushojin_Clu…

2020-11-07 14:27:20
週刊読書人 @Dokushojin_Club

週刊読書人11/6号は発売中です! 特集:対談=飯野和夫×小松美彦 <十八世紀、人はいかに真理と向き合ったのか> 十八世紀叢書第Ⅶ巻『生と死 生命という宇宙』刊行を機に 小松美彦緊急インタビュー <「日本学術会議任命拒否問題」に提言する> その他書評・連載など dokushojin.stores.jp/news/5fa287e3b… pic.twitter.com/CD1kyPn03U

2020-11-06 11:58:43
何もせんほうがええ @MITARAI_H

⇒「国会が指名した首相を、天皇が理由も説明しないで任命拒否したらどうでしょうか。日本の民主主義体制の根幹に関わる大問題でしょう」。 天皇による首相任命は形式だとしても「ただし、形式の基盤をなす現行憲法の精神を忘れてはならない。管首相は、それと同様の精神を踏みにじったわけです。」⇒

2020-11-07 14:29:52
何もせんほうがええ @MITARAI_H

⇒今回の事態を歴史的に見ると、共謀罪への懸念が現実化したものと小松氏は述べる。 「というのも、治安維持法は特定の思想をもっているだけで罰することができるものへと拡大しましたが、共謀罪などに反対したことが任命拒否の理由であるなら、それは治安維持法の発動と同質だからです。」⇒

2020-11-07 14:31:33
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⇒6月17日の国会会期切れ日に成立させた「科学技術・イノベーション基本法」への法改定は、「科学技術をイノベーションの創出のための手段に位置づけ、その推進のために人文科学も導入するという」「経済発展を大目標に据えた科学技術新興への、学術の総動員体制づくりに他なりません。」⇒

2020-11-07 14:34:39
何もせんほうがええ @MITARAI_H

⇒「そもそも学術会議自体が法改定の本質を全くわかっていないと、といわざるをえません」。 小松美彦氏は、学術会議の任命拒否問題を、学術界全体を掌握しようという「科学技術・イノベーション基本法」への改定との関係で捉える必要がある、と述べる。⇒

2020-11-07 14:36:31
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⇒では「学問の自由」とは?― 小松「今考えなければならない学問の自由とは」、個々の研究者が学問に取り組む自由ではなく、「「国家による統制からの自由」という意味での学問の自由です。」⇒

2020-11-07 14:38:35
何もせんほうがええ @MITARAI_H

⇒「大学の研究者は無駄なことばかりやってる税金泥棒だ、学術会議は年間10億円も貰っているのに役立たずだ、という批判については」― 小松「税金泥棒を言い立てる人は、そもそも税金徴収自体が合法的な泥棒ではないか、と一度は考えてみるべきです。」⇒

2020-11-07 14:39:26
何もせんほうがええ @MITARAI_H

⇒「無駄」ということについて、新型コロナウイルス感染症に関連させ、当時日本医師会の横倉義武会長の発言を受けとめ― 「医療崩壊の危機を招いた元凶は、政府と厚労省が長期にわたって病院や病床などを削減し」「病院・病床・人員が多いのは、金がかかるだけで無駄だ」、と考えてきたことにある。⇒

2020-11-07 14:41:29
何もせんほうがええ @MITARAI_H

⇒「しかし、その無駄こそが、医療崩壊と私たちの命を救った」「人文・社会科学の多くは、目に見える形ではすぐに役立ちません。しかし、それが広い意味での人間生活をどれだけ豊かにしているか。逆にそれらが全く無くなった世の中が、いかに殺伐としたものになるか。じっくりと考えていただきたい」。

2020-11-07 14:42:40