「政府の赤字は民間の黒字」という「MMT」派が見落とす、対外赤字のワナ ――なぜ、アメリカは巨額の赤字でも破綻しないのか?
最近「MMT」派たちの、「紙幣はいくらでも刷れる」とか、「政府の赤字は民間の黒字」といった理由で、「(自国通貨建て)国債を増やしても、財政破綻しない」、という主旨の発言を、ネットでよく見かけるかと思います。
しかし、そんな簡単に国債を増やして、本当に大丈夫なのでしょうか?
そこで前半では、MMT派が対外的な「経常収支」の問題を見落としているという問題を、後半では赤字続きでも破綻しないアメリカと、日本との経済条件の違いを、検証してみたいと思います。
しろうと
@sirouto
さて、私は「釈迦の説法」のように、経済学者に対して言いたいのではなくて、一般人が政治経済をどう考えるかの参考になるよう、分かりやすく言っている。
2020-11-12 22:39:56
しろうと
@sirouto
だから、経済学的に難解な領域には立ち入らない。たとえば、日銀の仕組み上の問題点もあるが、学者や金融マンなどの専門家でないと、その辺は非常に分かりにくい。
2020-11-12 22:41:47
しろうと
@sirouto
極端なケースだが、ハイパーインフレになったジンバブエが、自国通貨建てで借りようとしても、誰も貸さないだろう。そもそも自国通貨(ジンバブエドル)を一時廃止したくらいだ。
2020-11-12 22:51:53
しろうと
@sirouto
現代経済は石油がないと回らない。自動車は動かないし、電力も火力発電が相当ある。だから、石油は必ず使う。そして、石油の産地は中東に集中している。
2020-11-12 23:01:48
しろうと
@sirouto
なぜ、アメリカが中東に介入し続けるのか、ということがよく分かる。石油がいかに重要な資源かということは、戦前の日本の苦戦を見ても分かる。
2020-11-12 23:08:11
しろうと
@sirouto
newsweekjapan.jp/stories/busine… ベネズエラ政府、契約業者に人民元で支払い提案 インフレと経済制裁で自国通貨やドル使えず
2020-11-12 23:10:42
しろうと
@sirouto
そろそろ本題に戻ると、今まで述べたようなドルの「石油本位制」によって、アメリカにはMMTが成立する基盤がある。もちろん、永続的ではないにしろ、相当期間は赤字に耐えられそうだ。
2020-11-12 23:15:11
しろうと
@sirouto
これは、MMTがアメリカ発の経済理論だということと、深い関係があるだろう。アメリカのドルは世界の基軸通貨であり、石油本位制に支えられている。だから、赤字続きでも破綻しない。
2020-11-12 23:16:31