学生時代に一人暮らしをしていた俺のアパートは分かりやすく土日はゲーム仲間の巣窟となっていた。(なにせ地方だったのでアパートが二〇畳あった)当時はわかりやすくゲーム仲間が金曜の夜からチラリ、ホラリと泊りに来て、全員日曜の夜まで遊んで去っていくのが当たり前の状況でした。
2011-07-18 00:25:19そんな土曜の深夜AM3:00。その時部屋には俺を含む3人の面子がいて、誰ともなしに言いはじめました。「なあ、セッションしねぇ?」「無理無理、今からシナリオ作れないよ」「第一人数が足りないじゃん」「とりあえず人数集めればなんとかなるんじゃない?」「よし、人集めよう!」
2011-07-18 00:30:40かくして男三人が車に乗りあって、一番近くのゲーム仲間の家に向かうことになりました。当然当時は携帯なんてものはなくアポなしです。しかし、どうしてもセッションがしたかった俺らは普通に会社員でご家族と同居している家に訪れて呼び鈴押して「遊びに来た」と尋ねました。時間はAM3:30ですw
2011-07-18 00:33:19超眠たそうな目で相手が出てきて(しまった、これは怒るわ)と思ったら一人が「セッションやらない?」と言ったら、さすが相手もゲーマーです。急に目を覚まして「GMならジーク・ジオンなら出来るよ。あれなら戦闘がメインだから」と言いはじめましたw もう、「ヤッター!」という感じですw
2011-07-18 00:37:03しかし相手が大変な事を言い出しました。「でもPL三人だと多分全滅するよ」普通こんな事言われたら遊ぶの諦めるか、セッションを調整してもらうように頼みます。しかし、当時は20年前。GMに逆らうことなど考えられず、ましてや遊ぶために車まで飛ばして人を集めてます。もう引き返せませんw
2011-07-18 00:40:46出た結論が「もう一人集めようぜ」この時AM4:00。徹夜でテンションが上がった俺達に冷や水ブッかけて止める者は誰もいませんでしたw かくしてまた車を飛ばしてゲーム仲間の家に。そこで呼び鈴を押しましたが誰も出ません。
2011-07-18 00:43:29「留守なんじゃね?」「いや、電気のメーターはそこそこ廻ってるからたぶん居る」「くそ、居留守を使ってるのか」と相談してましたが、やがて「寝てるだけなんじゃないか?」という結論に達しました。この時点でAM4:40です。当たり前ですw
2011-07-18 00:45:37当然のように玄関には鍵がかかっており、全員が「ここまでか」と諦めかけた時に、当時自衛隊に就職してたゲーマーが言いました。「俺、ここの雨どいなら登れるわ」ちなみに尋ねたゲーマーの家はアパートの三階にありましたw
2011-07-18 00:49:12そうこうしているうちに雨どいを伝ってスルスル登りはじめた仲間を「すげぇ!マジすげぇ!」と感動して見ていました。ちなみにこれ住居不法侵入と家宅侵入という立派な犯罪ですのでくれぐれもマネしないでください。そして雨どいから台所の窓を触ってみて「お、やっぱ台所の窓はたいてい空いてるな」
2011-07-18 00:52:20そう呟くと、台所の窓を開けて雨どいからヒョイと飛び移って入ってしまいました。なんかプロの泥棒みたいです。俺たちがあわてて階段を上がっていくと内側から普通に玄関の鍵を開けたゲーム仲間が、「やっぱ寝てたわ」と言いましたw
2011-07-18 00:55:40ゲーム仲間が寝ている布団の周囲を男4人で取り囲んでユサユサと揺すって起こします。相手が目を覚ますと周囲には徹夜でテンションが上がった男4人が取り囲んでいます。相手はビックリして飛び起きました。余談ですが人間が本当に驚くと寝ている体勢からでも高いジャンプが出来ると初めて知りましたw
2011-07-18 01:00:18相手はマジビビっていました。後で聞いたら強盗と勘違いしてたらしいですwやがて落ち着いて「おまえらこんな朝から何しに来た!」4人で一斉にした返答が「ジーク・ジオン遊ぼうとしたら人数が足りないので誘いに来た」2秒とも10分とも言える間が過ぎた後で、深いため息をついた後で「準備する」
2011-07-18 01:03:16おまけ:ちなみにこの時遊んだゲーム仲間の方のひとりは当時大学辞めて無職でしたが、その後無事就職しました。職業は「警察官」です(マジ)。
2011-07-18 01:06:14