@_hfu_ さんによる「地図の定義」

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hfu @_hfu_

私による地図の定義「地図とは、地図として使用されるものである。」

2011-07-22 00:33:15
hfu @_hfu_

@Magepa 我ながらそうも思いましたが、使用の重視というところがワンポイントかもしれません。家族の定義「その人が家族と思う集団がその人にとっての家族である」みたいに、単純な帰納法に見えて、じつはもう少し意味を孕んでいる、というような。まあ後期ウィトゲンシュタイン齧り的なところ

2011-07-22 00:38:25
まげぱX @Magepa

@_hfu_ つまり、@_hfu_さんが地図と思う物が地図...

2011-07-22 00:39:27
hfu @_hfu_

@geo80k 地図を考えるにあたり、要件ベースではなくて、使用に着目してみるとうまいのでは、と思ったわけです。考えのもとは @wata909 さんのはてなダイアリーのエントリー。手描きの地図のように、全数カバーでなくても地図として使用されるものがあるなあと。

2011-07-22 00:43:52
hfu @_hfu_

使用されてナンボ、という問題意識も含まれていますね。

2011-07-22 00:44:17
hfu @_hfu_

@Magepa 家族の定義と違って、地図の定義では、誰かが地図として使用するものを地図と定義しようかと思っています。砂浜に描いた線も、地図として使用されるならば地図である。図式の準拠していても誰も使わない地図があったとして、そのような地図と比べて砂の上の地図の方がよほど地図である

2011-07-22 00:47:31
まげぱX @Magepa

@_hfu_ 人知れずひっそり何年も放置されるのもこれまでの地図としてのあり方、、のように思ったり。媒体が紙だった地図を想像すると、地図として使用、に含められるアクションはとても多様だと思います。

2011-07-22 00:51:31
hfu @_hfu_

俺はこれを地図として使っている、という人が一人でもいればそれを地図として扱う。他方、要件的に地図の規程をみたしていても地図として使用されなければそれを地図として認めない。※まさに後期ウィトゲンシュタイン流儀であって集団に依存する定義である。

2011-07-22 00:52:44
hfu @_hfu_

衒学的な言い方をすると、つまり生活形式の論です。例えばこのエントリで書かれている。 / [1967]後期ウィトゲンシュタイン その1 - プログラマー 大塩高志の断片談義 - Yahoo!ブログ http://htn.to/FFhnBR

2011-07-22 00:57:09
hfu @_hfu_

@Magepa 帝国の地図縮尺一分の一、ではありませんが、使われず打ち捨てられている地図は地図の定義を外れていて、ある日地図として使用された瞬間に、地図の定義をみたすと解釈してみたい。ポリネシアで海図として使われていた木の構造物だってそう解釈すると都合が良い。

2011-07-22 01:02:54
hfu @_hfu_

ああ、スティックチャートですね。ミクロネシアのよう。 @Magepa / スティックチャート(海図): underconstruction http://htn.to/spyVtT

2011-07-22 01:05:44
hfu @_hfu_

地図におけるまたは地図に現れる、生活形式とは何か。それは、道をたどって移動し、水の流れに一喜一憂し、住居に安全と所有欲の充足とを求め、地形と植生を利用して自分に有利な行動をする、という生活形式であるか。では、異なった生活形式とは何か。地図は生活形式依存、と主張するにはそこが重要。

2011-07-22 01:16:06
hfu @_hfu_

生活形式は凡例に凝縮される。凡例は生活形式に依存する。凡例の差異は生活形式の差異である可能性がある。凡例とは、公認の生活形式である、かもしれない。

2011-07-22 01:19:52
hfu @_hfu_

写像的地図論を排撃したい。一方で、正しい唯一の代替的地図、とか私的地図、といったものも存在しない。そういう考えは言語ゲームの論法でサポートされる。 / 哲学的断章 『言語ゲームと社会理論』(橋爪大三郎)哲学ノート http://htn.to/CUL47g

2011-07-22 01:30:37
hfu @_hfu_

自分なりに自分の分野に引き寄せて解釈してみると、後期ウィトゲンシュタインって操作至上主義で、やっぱ彼って工学者なんだなと思ったりします。って誰もついてきてないじゃん。マニアックすぎました。

2011-07-22 01:35:24
hfu @_hfu_

「航空工学に興味/現ベルリン工科大学で機械工学を学び、卒業後にはマンチェスターで行われていた大気圏上層における凧の挙動についての研究に参加/プロペラの設計に携わり、1911年には特許権を認定」 / ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン -… http://htn.to/qLD7Yo

2011-07-22 01:39:54
hfu @_hfu_

エンジニアといえばハンス カストルプであるが、エンジニアであることはほとんど表に出てこない。でもハンスはエンジニアっぽいとも思う。 / 松岡正剛の千夜千冊 : 『魔の山』トーマス・マン http://htn.to/vAMm5z

2011-07-22 01:49:41
hfu @_hfu_

ハンスはカストルプは第一次世界大戦 戦前期の造船技術者内定者であった。 / トーマス マンの「魔の山」を再読して http://htn.to/7fs2MT

2011-07-22 01:51:23
hfu @_hfu_

地図×生活形式論に戻ると、地図が普及し膾炙される要件として生活形式が均質であることが想像される。日本人の地図好きとか、貧富格差が大きい国で地図が膾炙されないこととか、生活形式論で説明できるのでは。集団が細分化されていると統一凡例の地図が作製できない。

2011-07-22 01:59:29
hfu @_hfu_

openstreetmap のアクティブさの偏在などから、地図が膾炙している「民族」であるかどうか推定できるのではないか。他の要素の寄与も非常に大きいが。

2011-07-22 02:01:06
hfu @_hfu_

読図好き民族、という集団が存在するか?

2011-07-22 02:02:37
hfu @_hfu_

勝手を知らない土地に行くことが多い、という生活形式が<地図好き民族>の発生に必要である。支配層以外に土地勘のない土地に行く習慣があるか。伊勢参りとかそういうことかなあ。

2011-07-22 02:07:36
TAKEMURA Kazuhiro @vec2ras

@_hfu_ 江戸切絵図は江戸土産として持ち帰ることが多かったとか。地方の旧家に眠っていることが多いらしいです。

2011-07-22 02:18:50