これ、わりに正確な話が出てきたぞ twitter.com/col_W1/status/…
2021-03-15 04:36:13riksdagen.se/sv/dokument-la… 42年の防衛決定らしいが、ゴトランドに戦闘旗を乗っけようとしている節がある。マジか?MACシップ的にしようとしてたのか?
2021-01-06 03:05:28riksdagen.se/sv/dokument-la… 42年の防衛決定らしいが、ゴトランドに戦闘旗を乗っけようとしている節がある。マジか?MACシップ的にしようとしてたのか?
2021-01-06 03:05:28×旗 〇機
×MAC 〇CAM
それは少佐の思い付き
実際に検討だけしたらしい。空軍少佐が余計なことを言い出したのが始まり。曰く「だったら、陸上戦闘機を積むのはどうだろう?」。問題は、この提案をした少佐殿、後に空軍参謀長で営門中将(同国では中将はほぼ最高階級である)として退役する俊英だったのである。en.wikipedia.org/wiki/Gustaf_Ad… pic.twitter.com/FVcrcVCkbR
2021-03-15 04:37:49当時、瑞空軍にあった戦闘機は、英グラディエーター、米P35、伊CR.42、Re.2000。国産のJ22はまもなく初飛行できるという状態で、主力のサーブは全力でJ21計画(閃電に似たアイツ↓です)に邁進していた。 digitaltmuseum.se/011013054199/f… pic.twitter.com/jxajWxko3x
2021-03-15 04:38:24さて、カタパルトで射出できるのは、最大2.5トンと試算され、速度は115km/h。この段階で積めるはグラディエーターだけになってしまう(P35とRe.2000は重量、CR.42は離陸速度が不足)。
2021-03-15 04:38:40グラディエーター、スウェーデン空軍が30年代前半行った次期戦闘機の選定によって採用された。調査対象は37機種。ちょうど複葉単葉の端境期である。瑞空軍はアツい複葉押しだった。そして複葉の中ではグラディエーターが一番マシだったんである。digitaltmuseum.se/021016832114/f… pic.twitter.com/FC4wckFP9M
2021-03-15 04:40:06複葉推しの理由「空軍としては、単葉機は接地圧が高いので反対である。なぜなら、有事に草地で離着陸出来ぬようでは国防なぞ務まらんからだ!」この精神、矢鱈と高速から離陸したがる現在に至るまで脈々と受け継がれているのである。 youtube.com/watch?v=QyD0li…
2021-03-15 04:40:31ただ如何せん草地から離陸できても年波には勝てなかった。もうこの頃にはこの機体の退役を進めており44年の運用停止を見込んでいた。「要らんもん海軍にやっとけ」感が強いのである。 digitaltmuseum.se/021017341432/f… pic.twitter.com/7HfhJ2lkui
2021-03-15 04:41:47おまけにグラディエーター、翼の折り畳み機構はないので積めて4機。英ではシーグラディエーターもあったが、雑に言ってフックをつけただけ。複葉機の身軽さよ、カタパルト発進などということはしたことがないのである。やるならそこから調査だ。
2021-03-15 04:41:49それらをクリアしたとして、ドイツもソ連もバッチバチにやり合ってるバルト海で、冬戦争すら苦労したグラディエーター4機で何ができるというのか。 pic.twitter.com/JWj0Ph7WIH
2021-03-15 04:41:50一方、現状のカタパルトを強化改修することでCR.42の搭載も可能な加速度を獲得することが期待できるとされた。しかし、CR.42にしたって全く同じ問題が発生する。カタパルト改修代がかかるだけ損だ。 digitaltmuseum.se/011015057841/f… pic.twitter.com/dFlPJXPQcF
2021-03-15 04:42:57カタパルトを全く新造するなら、丸2年を費やすことが予想された。その間ゴトランドは丸腰で艦隊に随伴することになる。下手をするとずっと改修のため入渠、防衛体制に穴があく。その上でカタパルトがついたとしても結局「4機ぐらいの戦闘機で一体何をするんだ問題」は付きまとうのである
2021-03-15 04:43:36戦闘機積む話のネタ元はこれ。しかし、よく6基しかない飛行機で本書いたな biblioteket.stockholm.se/titel/502046
2021-03-15 04:52:59スウェーデン空軍におけるCR.42
ちなみにCR.42、流石の瑞空軍も当初買う気なぞ無かった。グラディエーターの次の戦闘機選定で「いや、複葉機wないっしょww」という手のひら返しにより落選。12機を偵察機として運用していたが、これはフィンランドに送る予定が冬戦争終了で宙に浮いたのを引き取ったためだった
2021-03-15 04:45:16だがこの次期戦闘機(左、P35)、受注していたアメリカが過半の輸出を差し止め。さすが米帝さすが汚い! そこであわててイタリアから買い付けた機体の中に混じっていたのである、プギャーしたはずの複葉機が・・・。 digitaltmuseum.se/021016919694/f… pic.twitter.com/dS9cwFN4SP
2021-03-15 04:46:50ちなみに、差し止まった方のP35はフィリピンに送られた。一時期までスウェーデンのラウンデルをつけていた、というが
そしてこの「ファルコ(鷹)」、二つ名は伊達ではなかった。購入60機と合わせ72機中、実に31機が事故で墜落している。こいつは全く大した荒ぶる鷹だったのだ! pic.twitter.com/SfoaNTtHu7
2021-03-15 04:47:31もっとも、空中勤務者の技量が悪かったわけではなく、導入したイタリア機に共通して発生した部材不良が原因であったらしい。やっぱりイタリアから買ったRe.2000も、伊軽爆もこれには悩ませられている。個人的には寒冷地テストが足りなかったのでは疑惑を持つ
2021-03-15 04:47:32また当初懸念されていたとおり、鈍足複葉機で侵犯機にスクランブルをかけると間に合わぬこともしばしば。さら にクソサミ北欧のクソサミ上空で、オープンエアーな操縦室はいかにもクソサミである。ゆえに終戦を待たずして、こちらも空軍からは外されてしまった。
2021-03-15 04:48:03一応45年まではがんばりました。しかし、終戦よりは退役日が早かった。