何十万部も売れる本を出す編集者が尊敬されがちだが、たくさんは売れないとわかっているものを工夫して出している編集者もまた尊敬に値するというお話

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頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

ずっと楽しみにしていた『十代目金原亭馬生 東横落語会 CDブック』が発送されたとのこと! 涙が出るほど高いが、正当な価格だし、涙が出るほど嬉しい! 初商品化46席を含む50席! 演目自体が初商品化となる『垂乳根』『肥瓶』『湯屋番』も!!! 小学館さん、ありがとう💖😭 amzn.to/3qHNhCv

2021-03-13 10:55:23
頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

@etoileerrante1 もし馬生さんをお好きなら、これは買っておかないと後悔すると思いますよ。すぐに品切れになって、さらに高額になるでしょうから。 ものすごく高額ですが、一席ごとの値段を考えると770円で、音源の貴重さを考えると安いくらいです。 これからの人生、何回くり返し聴くかわかりませんし。宝物です!

2021-03-13 11:02:28
頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

素晴らしいものなのだけど、たくさん売れるわけではないものを発売するのって、ほんと難しい……。その苦労と勇気と労力は、大変な尊敬と感謝に値すると思います。 誰だかわかりませんが、小学館の担当者さんに、三拝します🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️ 落語ファンはぜひ応援してほしいです✨ twitter.com/kafka_kashirag…

2021-03-13 11:34:04
頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

本に関しても、何十万部も売れる本を出す編集者さんが尊敬される傾向が強いけど、もっと尊敬されるべきなのは、たくさんは売れないと最初からわかっているのに、それでも出すべき本だからと、なんとか工夫して出している編集者さんのほうではないかと思う。読者として、いつもとても深く感謝している🙏

2021-03-13 11:41:03
頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

「この本は私にとって本当に大切」という本は、そういうふうにして出された本が多いんじゃないかな?

2021-03-13 14:08:14

このツイートに共感の声が続々と

Tamiya AKIRA タミヤアキラ @akiraffy

本屋で働いていたころもそう考えていたなぁ。 売れる本はほっておいても売れるので、いい本なんだけど売れてないのをどうやって売るか、に力を入れていた。 当時ハルキ文庫から出た新見南吉の本を、他の支店では1冊くらいしか売れてないのに、自店では40冊くらい売ったりしてた。 twitter.com/kafka_kashirag…

2021-03-13 15:42:34
紙人 紙々是好日 @kaminntyu

それが人生を変えるかけがえのない一冊になったりするんですよね。 twitter.com/kafka_kashirag…

2021-03-13 18:53:13
積ん読王@今後の人生模索中 @tsundokuou

ひとに必要とされる本は長くコンスタントに売れるんだと思う。 twitter.com/kafka_kashirag…

2021-03-13 20:53:13
頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

@tsundokuou 本当は細く長く売れるはずの本も、今はすぐに返本されて、なかなかそうもいかないのが、悲しいところですが……。

2021-03-13 21:00:56
安宿緑★안숙록 @yasgreen615

ありがとうございます。心が軽くなりました(一応重版は何度も経験してるけど、本当に売りたい本はイマイチだった編集者より) twitter.com/kafka_kashirag…

2021-03-13 21:05:54
頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

@yasgreen615 いい人が、社会的に成功するとは限らないように(むしろ、しにくかったりするように)、いい本だから、売れるとは限らないので、難しいですよね……。

2021-03-13 21:09:02
積ん読王@今後の人生模索中 @tsundokuou

@kafka_kashiragi リプありがとうございます。 気になった本は、すぐに買った方がよさそうですね。

2021-03-13 21:09:17

実際にこんな話も

あびこ @sukiyapotes

少し違うけど、京極さんの『姑獲鳥の夏』の原稿を送りつけられて読んだ編集者は「これはぼくのために書かれたような作品だったのでぼくが出すしかないと思って出しましたが、売れるとは思っていませんでした」と言ってたのを思い出した。

2021-03-13 22:40:40
篠田真由美 @MayumiShinoda11

@sukiyapotes 講談社文三の編集者にはそういう人が居たのよ、かつてね。U山さんからしてそうだったもの。

2021-03-14 08:59:55

売れる本があるからこそ、売れない本が出せる

Pippo @pippoem

しみじみと共感します。そんな編集者さんや版元さんがいてくれてなければ自著(編著も)も出てないよな..と思いました。 また(版元に勤務経験のある者としても)版元として、そこまで売れないだろうけど出したい本、というのがあるとき。そこに注がれる情熱て、すさまじいものがあったりしますよね.. twitter.com/kafka_kashirag…

2021-03-13 15:42:54
Pippo @pippoem

そして、出版社として「何十万部も売れる(或いはそこそこ売れる)本」があるからこそ、「そこまで売れないだろうけど作りたい・出したい本」が著者負担の自費出版とかでなく出せる──という構造もあったりして。両輪まわしてゆくの、大変と思いますし。そこにも同様に大きなリスペクトがあります。

2021-03-13 15:47:46
頭木弘樹📕UC『自分疲れ』『絶望名言』『うんこ文学』『食べることと出すこと』まっくら図書館の読書会 @kafka_kashiragi

@pippoem 昔、筑摩書房が、『金持ち父さん、貧乏父さん』で大ヒットしたとき、一方で、何人買うんだ?という『牧野信一全集』全6巻という素晴らしいものを出してくれて(私はもちろん大歓喜して買いましたが)、その見事な両輪っぷりに、心底、尊敬したことがあります。

2021-03-13 17:06:02