虐待は『依存症』であり、『脳の病気』であり、『連鎖』する【自分用備忘録】
虐待は『依存症』であり、『脳の病気』である
『なぜ虐待は起きるのか?精神科医が明かす「やめたくてもやめられない」虐待依存症の実態』(取材・文/みらいハウス 渡部郁子 話/精神科医 大塚俊弘先生)より抜粋まとめ
『子ども虐待は依存症』 ギャンブル・アルコール・仕事暴力・虐待特殊な人間関係など 共通の特徴として「やめたくてもやめられない」という行動障害 意志の力や精神力では行動をコントロールできなくなる病気 意志の力や精神力でコントロールしようと考えている限り治らない 39mag.benesse.ne.jp/lifestyle/cont…
2021-04-15 15:02:34依存症は 1、物質への嗜癖⋯アルコールや薬物など 2、行為過程への嗜癖⋯ギャンブルや摂食、ゲーム障害など 3、人間関係への嗜癖⋯共依存やアダルトチルドレンなど に分類され ひとりで複数の嗜癖を持っていたり ひとつの嗜癖行動が収まったとたん別の嗜癖が表面化したりするといったこともある pic.twitter.com/oesXVH5k93
2021-04-15 15:02:36子ども虐待やDVは、「暴力、力による支配」という行為過程への嗜癖 虐待は個人の意志力や精神力などではコントロールできない 虐待やDVという「暴力、力による支配」は依存症であり 「脳の病気」である その脳のメカニズムについて
2021-04-15 15:02:36意志の力や精神力ではコントロールできない理由は ・脳の病気 ・習慣の病気 ・生き方に関する病気 であるから とくに「脳の病気」であることをしっかり理解することが重要 (生き方に関する病気とは 生き方に関する考え方が窮屈でひとりよがりになっているという意味)
2021-04-15 15:02:37アルコール 薬物 ギャンブル 買い物 暴力や力による支配などの行為には 気持ちがいい ストレス解消になる 目の前の嫌なことから一時的に開放される などといった「快感」が伴う そして快感を伴う物質や行為は 脳内報酬系という神経回路を活発化させる
2021-04-15 15:02:37この状態が恒常化すると ちょっとした脳の刺激によっても その物質を使いたい その行為をまたやりたい という欲動が起きてくるようになる 言い換えると「脳が自動的に物質や行為を求める」ようになる もはや個人の意志力や精神力などでのコントロールは不可能 pic.twitter.com/PNpyMeIEoj
2021-04-15 15:02:38依存症は 「劣悪な養育環境の人々に多い」一方で 社会的地位が高い層においても出現率は極めて高い 医師 弁護士 教師 会社役員など 総じてストレスが多く 孤独で周囲に問題を指摘する人が少なく アルコール ギャンブル 虐待 暴力といった依存行動を繰り返すことが容易で 依存が形成される確率が高い
2021-04-15 15:02:38このような人々は 本質的に仕事依存症であるという側面もあり 「あんなに立派な人に限ってまさか」ではなく 「あんなに立派な人だからもしかして」という見方が必要
2021-04-15 15:02:38依存症になりやすい人に 他人の評価が過度に気になり 結果を出そうと行動に没頭し 限界が来てもやめられない⋯ そのうち無理がたたってつぶれて 自信を喪失していくというパターンがある ものの見方やふるまい方 生き方に関する考えが窮屈で ひとりよがりなために陥ってしまう行動パターン
2021-04-15 15:02:39依存症の親や配偶者は世間体が非常によかったり 仕事熱心な人物という事例も少なくない 子どもの虐待やDVは 愛情の欠如や育児ノイローゼではなく むしろ依存的な愛情に縛られているから引き起こされる 「あなたのためにやっているのだ」と正当化しながら体罰を与え 子どもが望まないことを強要する
2021-04-15 15:02:39虐待の加害者にも被害者にも共通することとして「自己評価が低い」こと そういった人たちへ声をかけるとき気をつけるべきことは 他人の評価を過度に意識させるようなアプローチはしないこと
2021-04-15 15:02:40依存症の脳への対処方法は「脳内報酬系スイッチを入れないようにする」こと 脳神経に過度の刺激を与えないよう 仕事や学業等に没頭することなく 過度な作業や労働を避けて 余裕のある生活を維持することが重要 そして他人の評価を気にせず 自分のありのままの姿を認め 自分に正直に生きること
2021-04-15 15:02:40他人からの評価を気にせず 心に余裕のある生活 自分に正直に生きる それがむずかしい時代だから 虐待やDVといった行動に依存してしまう人が増えている 脳内報酬系スイッチを入れないように生活すること 地域に気になる子どもがいるときは ためらわず通報すること それが虐待被害を減らす一助になる
2021-04-15 15:02:40虐待は脳を傷つけ、変形させる
連載 実は危ない! その育児が子どもの脳を変形させる
【第1回】 親の何気ない一言で「子どもの脳」は物理的に変形する
友田明美 2020.01.25 より抜粋まとめ
『親の何気ない一言で「子どもの脳」は物理的に変形する』 虐待をはじめとする「マルトリートメント(不適切な養育)」が 子どもの脳を物理的に変形させることがわかってきた 残念ながら不適切な養育はどの家庭でも行われる可能性がある gentosha-go.com/articles/-/252… @gentoshago 友田 明美2020.1.25
2021-04-16 16:35:35不適切な養育の最も典型的なケースが「虐待」 親からのひどい虐待で命を落としたり 大きくなってからもトラウマで苦しみ続けたりする子どもたちは後を絶たない このような虐待が具体的に子どもたちの脳にどのような影響を与えるのか 結論から言うと は子どもの脳を物理的に変形させる
2021-04-16 16:35:35多くの親は「わが家は虐待と関係ない」思っているだろう けれども 「マルトリートメント」は、虐待だけを指すのではない 親の何気ないひと言や行動が子どもの脳を傷つけ 下手をすれば子どもの一生を左右してしまうかもしれない marutori.jp pic.twitter.com/QoRXLGuqnC
2021-04-16 16:35:37脳は生命活動を担う身体の司令塔であると同時に 考えたり 理解して判断したり 感情を呼び起こしたり 記憶したり 人が人らしくあるために欠かせない大事な組織 脳が大人とほぼ同じになるのが10歳頃 この間の脳の成長に欠かせないのが 大切な人との楽しくて嬉しい関わりや 外からの様々な面白い刺激 pic.twitter.com/6NRYDgD8UV
2021-04-16 16:35:37脳はどのように成長するのか? 脳の細胞は神経細胞(ニューロン)と呼ばれ 情報(電気信号)を伝達するには「シナプス」と呼ばれている情報伝達回路が必要 脳が育つとは 簡単に言うと シナプスを増やして脳の中に情報を届けるためのネットワークを張り巡らせていくということscj.go.jp/omoshiro/kioku… pic.twitter.com/JJqPtYEL51
2021-04-16 16:35:40