北条久奈たんの語る諸外国の議会制度と日本の衆参両院制

これの続きです。 北条 久奈さんの突然政治学講義│日本の政治制度の概要について http://togetter.com/li/68756 前半は日本では議員は全員議会に出て、よく居眠りしてるけど、外国ではそもそも出席しなかったりするよ。党議拘束も必ずあるわけじゃないよ、というお話。後半は日本の国会運営の衆議院参議院制度の特徴とメリット・デメリット、55年体制下における運用などについて語っておられます。 本人の名誉のために追記しておくと、普段はこういう人です。 続きを読む
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マルベリー公 @D_o_Mulberry

そんなわけでしゃべり続けてきたわけど、また何か質問があればどうぞということで。

2011-08-10 20:51:22
火猫 @h_firecat

@Hisana_ そして今は時代遅れになっちゃってるから、新しい制度が求められている、という感じかしら?

2011-08-10 20:51:25
マルベリー公 @D_o_Mulberry

@h_firecat というか、制度が変わっちゃったから55年体制のような制度も維持できないのよ

2011-08-10 20:52:20
マルベリー公 @D_o_Mulberry

質問なさそうなので終わり!お疲れさん!

2011-08-10 20:58:42
火猫 @h_firecat

@Hisana_  ほむほむ。変わった制度って選挙区の分け方?他に何かあったか思い出せん・・・

2011-08-10 20:58:51
火猫 @h_firecat

@Hisana_ あ、ごめん終了宣言してたかw 乙です

2011-08-10 20:59:59
マルベリー公 @D_o_Mulberry

.@h_firecat 小選挙区制の導入と政治資金規制の強化、政党助成金制度の導入。これらはすべて国会議員をローメーカーから議会のメンバーに変える役割を果たすわけね。つまり、この制度改革の目的はウエストミンスター型の議院内閣制の強化にあると言っていい

2011-08-10 21:02:15
火猫 @h_firecat

@Hisana_ 今のグダグダ見てるとなんで改革したし…としか思えないけど、少なくともかつてはそれが必要だと思われてたんだろうなぁ。

2011-08-10 21:10:24
マルベリー公 @D_o_Mulberry

さて、諸君。わたしの一連のツイートを見れば憲法の志向した国会の姿と55年体制下の実際の国会の姿を概括的に把握できるだろう。これは諸君らが政治を考える上で役に立つ知識となるはずだ。しかし、まだ諸君らには疑問が残るだろう。55年体制崩壊後の国会の姿だ。これについてはまた機会を改めて。

2011-08-10 21:16:16
マルベリー公 @D_o_Mulberry

@h_firecat それについては55年体制崩壊後の国会の姿という話になるので機会を改めて論ずことができればと思うかしら

2011-08-10 21:16:54
撃攘💉💉💉💉😷 @gekijounouTa

@Hisana_ またまとめさせてもらうよんw ウエストミンスター型議会ってなんぞ?と思ってググったらイギリス型議会政治のことで、欧州大陸型もあるよ、なんて出てきたから、またいろんな政治形態について聞いてみたい所(アメリカ型はかなりまえにやったよなー)w

2011-08-10 21:53:50
ふらっと☆でぃふぇんす◆FlatJHtUB @FlatDefense

@Hisana_ 一昔前だと、飲み会は社員全員参加の精神。だんだん社会的な縛りはゆるくなってると思いますが、根底の雰囲気は戦前から変わってないんでしょうなあ

2011-08-10 21:53:51
マルベリー公 @D_o_Mulberry

@Gekijounouta まずは日本の政治体制を概括的に把握したうえで大陸型とウエストミンスター型とを理解していく必要があるかしら。まだまだ、しゃべることはたくさん

2011-08-10 21:56:56
マルベリー公 @D_o_Mulberry

@FlatDefense まぁ、集団主義にはいいところも悪いところもあるさー。そこは否定すべきじゃないと思うの

2011-08-10 21:57:53
撃攘💉💉💉💉😷 @gekijounouTa

@Hisana_ 先は長いなw 一つだけ質問させてー。最近米国議会が茶会議員の抵抗で国債法案がゴタゴタしてたけど、、アメリカは日本より党議拘束が緩いの?

2011-08-10 22:17:49
マルベリー公 @D_o_Mulberry

アメリカの共和党と民主党には党議拘束というものはない。そもそも党首もいない。公認権をもつ党執行部もない。

2011-08-10 22:19:26
マルベリー公 @D_o_Mulberry

そうか、まずアメリカ型の政治制度がどういうものかについてもっと深く掘り下げる必要があるのか。そこが理解できないと憲法の目指した日本的国会の方向性の理解が難しい

2011-08-10 22:24:21
マルベリー公 @D_o_Mulberry

わたしもアメリカの政治制度についてはそこまでものすごく深く語れるわけじゃないんだが。ある程度解説。まず、公認権を握ってるのは誰かについて。これは有権者。大統領選挙を思い出してほしいのだけれども、まず予備選があって党の候補者を決定するでしょ?あれと同じことが普通の選挙でも行われる。

2011-08-10 22:32:20
マルベリー公 @D_o_Mulberry

つまり党本部のようなものがあって、そこが公認権を握っているわけではない。アメリカの議員の自律性が高いのは公認が予備選で決まるからというのが一つの理由。

2011-08-10 22:33:18
マルベリー公 @D_o_Mulberry

次に、党の役員というのはあれは本部の役員とかそういうわけじゃないんだなー。おそらく院内総務という役職を目にしたことがあると思うけども、あれは党の役職でもあり議会の役職でもある。上下両院それぞれに多数党少数党それぞれの院内総務がいる

2011-08-10 22:35:08
マルベリー公 @D_o_Mulberry

院内総務の役割は議事日程を調整すること、党の大まかな政策の方向性を定めること。大まかなと言ったのは、別に自党の院内総務の方針に反したところで各議員には懲罰も何もないから。そのような権限は院内総務には与えられていない

2011-08-10 22:37:05
マルベリー公 @D_o_Mulberry

ちなみに上院は議長を副大統領が兼務するので、院内総務がそれぞれの党の代表となるが、下院は多数党から議長を出し、しかも議長は党派性を失わない(日本のように会派を離脱したりはしない)ので、下院多数党においては議長が代表者で、院内総務はナンバーツーとなる

2011-08-10 22:38:47
マルベリー公 @D_o_Mulberry

注意してほしいのは、下院議長であっても自党の議員に強制して議事に出席させたり採決で賛成票を投じさせたりする権限は持っていないということ。それだけ、各議員の自律性が強いということなわけね。

2011-08-10 22:40:38