びっくりするのでユートピア(レミ+咲)

レミリアに変なことして、いつもびっくりさせてるメイドさんのツイートまとめ ※咲夜さんの挙動はヤマタカエさん(@yamatakae)の色んな動画がモデルになっています (更新)pixivにシーン追加して小説としてアップしました⇒https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15527883
2
ヤマタカエ @yamatakae

久しぶりの手品もどき。咲夜さんってトランプいつも持ち歩いてそうよね pic.twitter.com/N8XT3sWHl7

2021-06-29 00:17:54
ハチ🐾 @hachisu716

まず手品見るのが好きなんですけど咲夜さんと手品の相性が良すぎるんよ………………かっこいい……さいこー

2021-06-30 11:05:37
ハチ🐾 @hachisu716

あと手品する人がみんなそうなのかわかんないけどもなんか普通に日常の所作がきれいなんだよなー

2021-06-30 11:06:39
ハチ🐾 @hachisu716

馬の頭かぶってズンチャカしてるときの所作はわかんないけど

2021-06-30 11:07:32
ハチ🐾 @hachisu716

咲夜さんが思いつきでやってレミリアびびらしてたらそれはそれでやりそうだから面白い。時間止めて次の瞬間馬の頭かぶって控えてるメイド。

2021-06-30 11:08:35
ハチ🐾 @hachisu716

でも最初ビビってたけどもう変なことやってレミリアをびっくりさせることにレミリアが慣れきってしまって、 突然途中から咲夜が馬の頭かぶりながらお給仕し出しても、自然に流して対応するようになってしまったレミリアもまたよいと思う。 霊夢とか魔理沙はレミリアが普通にしてるのにびっくりしちゃう

2021-06-30 11:11:07
ハチ🐾 @hachisu716

魔理沙「スルースキル高すぎだろ」 霊夢「普通にしてるのが怖いわ」

2021-06-30 11:11:55
ハチ🐾 @hachisu716

咲夜「最初は口からトランプを出しただけでびっくりしてたのに(と馬の中からこもった声で言う)」 魔理「慣れさすなよ。慣れさすまでやるのが怖いわ」 霊「微動だにしてないじゃないレミリア」 咲「馬じゃ飽きたらないなんて困った方」 レミ「紅魔館一の困ったちゃんがなんか言ってるな」

2021-06-30 11:14:44
ハチ🐾 @hachisu716

この困った方、っていうときの咲夜さんは馬の頭をかしげながら頬(のあたり)に手を当て、花のようなため息をついています。

2021-06-30 11:16:19
ハチ🐾 @hachisu716

で、レミリアは考えた。 わたしはいつも咲夜にびっくりさせられてきた。 じゃあわたしが咲夜をびっくりさせてもいいじゃないかと。 魔理沙「あー。いいなそれ。あいつがびっくりするとこわたしも見たい」 卓上のクッキーをつまみながらにこにこと同意する魔理沙。

2021-06-30 11:22:01
ハチ🐾 @hachisu716

霊夢「右に同じだけど。何にびっくりするかは想像がつかないわねえ」 言いながら、ティーカップの上に手を置く霊夢。 いたずらに余念のない魔理沙が、クッキーをつまみがてらさりげなく手にしたシュガーポットから、霊夢の紅茶に角砂糖をいくつも入れようとしたので。 魔理沙はちぇっという顔をした。

2021-06-30 11:27:47
ハチ🐾 @hachisu716

レミ「いい考えでしょ。でも、何をすればびっくりするのかなあ」 魔理「まあたいていのことは動じないイメージあるよな」 霊「だいたいのことは時間止めて対応できるってのもあるのかしらね」 魔理「まあそれもありそうだけど。性格じゃね?」 「言えてる」 レミリアと霊夢が同時に頷く。

2021-06-30 11:30:58
ハチ🐾 @hachisu716

レミリアが眉をひそめる。 レミ「じゃあびっくりさせられないじゃない」 口を尖らせるレミリアのあまりにぶうたれた子ども然とした顔に、魔理沙がなはは、と笑う。 頬杖をついて、頭ひとつ低い位置にいるレミリアに顔を向けながら。 魔理「まあ、探せばあるって。なあ?」

2021-06-30 11:34:15
ハチ🐾 @hachisu716

霊「わたしに言われてもねえ……うーん」 なんとなく、ガーデンテーブルで拗ねる小さな子どもと、それを宥める父親みたいな風情が眼前にあって、思わず変な風に口許が緩んでしまう霊夢。 魔理「なに笑ってんだよ」

2021-06-30 11:38:51
ハチ🐾 @hachisu716

霊「いや別に。まあ、でも咲夜がレミリアを驚かせるためにやってることには、驚かないんじゃないの」 魔理「突然レミリアが馬のかぶりものしてたらびっくりしないか?」 霊「わたしたちはびっくりするけど」 魔理「したのち、爆笑するな。ふりふりのちびちゃんが馬になってたら」

2021-06-30 11:40:37
ハチ🐾 @hachisu716

レミ「ならないよ、莫迦もの」 ふん、と鼻から息をついてつんとすまし顔をするレミリアの小さな鼻先を、隣の魔理沙がニヤニヤとつつく。 魔理「まあ、レミリアは時間止められないし、早着替えは無理スジか」 レミ「お前たちが時間なんて感じない間に動くことはできるけどねえ」

2021-06-30 11:44:33
ハチ🐾 @hachisu716

それを馬のかぶりものを気づかないようにとってきて、自分でかぶって元の体勢に戻るということのためにするのが、我慢ならないだけだ。 魔理「びっくりはしないかもだけど。笑ってくれるかもよ」 レミ「それだと何も意味を成してないじゃないか」 魔理「楽しいだけ」 レミ「ばか。知らない」

2021-06-30 11:47:37
ハチ🐾 @hachisu716

ますます拗ねて本当の子どものようになっているレミリアと、からかうパパのような魔理沙に、霊夢は口許を隠すために紅茶をすすった。いつの間にやったのか、紅茶は死ぬほど甘くなっていて、霊夢は無言で隣の魔理沙の肩をべしんと叩く。 魔理「あいて。れーむちゃんもなんか案出してくれよ」

2021-06-30 11:49:44
ハチ🐾 @hachisu716

霊「魔理沙のカップに砂糖入れてから考えるから手をどけて」 魔理「やだ。魔理沙は大人だから砂糖なんていれないぜ」 かたくなにカップを蓋した手をどけようとしない魔理沙と、その手首をつかんだ霊夢がぐぐぐ、と震えているのを見ながら、レミリアも紅茶をすする。

2021-06-30 11:52:11
ハチ🐾 @hachisu716

そういえば紅茶にだけはイタズラしないよなあ。とレミリアは思う。 提供されたものの、途中で味を壊すということはされたことがない。 そこは自身が作った味に対する、プライドか責任かなにかなのかもしれない。 ……もともとがとんでもない材料を使っていて、ひどく不味いときはあるけれど。

2021-06-30 11:55:08
ハチ🐾 @hachisu716

魔理「じゃあもうさあ。突然キッスするとか」 レミリアが考えている間にも魔理沙と霊夢は案を出していた(そして、検討して捨てていた)らしく、魔理沙がどこか投げやりにそんなことを言う。 霊「今さらそんなんで驚かないでしょ」 魔理「クチビルに」 霊「あー……それはおどろ……いやだめでしょ」

2021-06-30 12:00:56
ハチ🐾 @hachisu716

どう反応したものか困った様子で霊夢が眉をひそめる。 レミ「まあ、やってもいいけれど」 当のレミリアはさして気にする様子もなく、さも、パンにいつものジャムではなく、オイルサーディンをのせてやってもいい、というような気楽さで相槌を打つ。 いいんだ、という顔を魔理沙も霊夢も無言でした。

2021-06-30 13:18:43
ハチ🐾 @hachisu716

レミ「驚くかなあ」 うーん、とレミリアが首を傾げる。一応シミュレートするようにどこでもない宙に視線をさまよわせているので、魔理沙と霊夢も想像してみた。 レミリアが咲夜と向かい合って、翼を羽搏かせてふわりと浮き、例えば、咲夜の口唇に、キスをしたとして。

2021-06-30 13:42:38
ハチ🐾 @hachisu716

レミリアと魔理沙と、そして霊夢も、一応そんな場面を想像してみる。 咲夜はそれで驚くだろうか。恋人同士でするようなことをされて。 ……三人の想像の中の咲夜は、なぜかレミリアの顔(かんばせ)を指で捉えて、思いきりキスを返した。仕掛けたレミリアのほうが、たじろいで嫌がるくらい。

2021-06-30 13:44:40
ハチ🐾 @hachisu716

そうして、羽毛が撫でるようなキスだけをするつもりだったレミリアは、真っ赤になって(か、どうかは三人の想像の中でまばらではあったが)咲夜から離れ、肩を上下させながらびっくりして見上げるのだ。咲夜はにっこりとしていた。……三人の想像の中で、等しく。 魔理「……ダメじゃね?」

2021-06-30 13:48:06
1 ・・ 4 次へ