柑橘類から抽出される「クエン酸」のクエンには漢字があり、オレンジの語源になったある果物を指す中国語が日本語になったものだった

果実と色の名前の歴史!
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Rabbit@釣柔戯画🐇 @RabbitPostre

イギリスの船員さんたちが『ライミー』と呼ばれたんですよね。 昔本で読んだけど壊血病ってのは本当に恐ろしい病気で、回復した古傷がどんどん悪化した死ぬ。 大英帝国の覇権ってのがこの病の克服に掛かっていたってのも頷ける。 twitter.com/fushunia/statu…

2021-07-05 09:16:00
巫俊(ふしゅん) @fushunia

大航海時代にヨーロッパの船乗りたちを悩ませた壊血病は、ビタミンCの欠乏で発生しますが、その仕組みが分からなかったので18世紀末に英海軍にレモン果汁「毎日支給」のシステムが導入されるまで続きました。ビタミンC欠乏はサルの祖先がビタミンC合成能力を失ったことに由来するので、歴史を感じます

2021-07-04 21:31:57
hetarenger @hetarenger1973

@fushunia @kabutoshiro1 「キャベツ野郎」「ライム野郎」の元ですね

2021-07-05 07:20:12
tobasun @tobasun

フグの毒みたいに、命がけでいろいろやってみるんだなあ。おもしろい twitter.com/fushunia/statu…

2021-07-05 12:20:25
巫俊(ふしゅん) @fushunia

レモンやオレンジが「効く」と噂されてたものの、常備するには高価だったり、効果の無い「麦芽汁」が誤って効果的だと「体感された」(クック船長の対策)他、柑橘の「酸」が効くと誤認されて煮詰めたことでビタミンCが大半消滅したオレンジ果汁を搭載したり、薬は病気になってから使う観念が邪魔した

2021-07-04 21:38:12
ヤブニラミの某君 @oohtotori

@88888888mamy @fushunia ヒンディー語の5(panc)から五種類の材料を使った飲み物としてイギリス人がパンチ(punch)を伝え、それがオランダ語の柑橘の絞り汁(pons)となり、調味料のぽん酢(ポンズ)となったとのこと。 パンチはフルーツパンチ、パンチボールで欧米で親しまれ、それを千疋屋が売り出したのがフルーツポンチです。

2019-07-16 06:48:20
巫俊(ふしゅん) @fushunia

今、食べてる果実って、ユーラシアを東に向かったものと西に向かったものが、明治時代以降の日本で再び出会ったってケースがあって、リンゴの場合は江戸時代までの在来の酸っぱい小型リンゴが「リンゴ」と呼ばれてて、それと同系の果実がヨーロッパから来て、現在のリンゴになった感じらしい。

2021-04-25 01:48:07
巫俊(ふしゅん) @fushunia

品種の掛け合わせとかまで調べて無いので、細かいことは理解してないですが、ざっくり言うとこんな感じが基本のようです。

2021-04-25 01:48:45
巫俊(ふしゅん) @fushunia

葡萄(ぶどう)の後漢時代の中国語は「バダウ」ba-dauで、イラン語のブダーワbudawaもしくはバーダーワbadawaにあたり、紀元前130年にバクトリア(アフガニスタン)から中国語に導入された言葉だとありました。

2019-09-06 03:49:06
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@Eriyamada1 badawaにちょっと似てますね。ペルシャ語も歴史が長いので、発音の変化が凄いと聞きました。

2020-02-05 04:39:32
巫俊(ふしゅん) @fushunia

「貧しい人々の農園では司祭は果樹を切り倒し,その果実を持ち去ることができる。死者は墓に安置されるが,彼のためにジョッキ7杯分のビールと420斤のパンが神によって提供されなければならない。あの貪欲な司祭は大麦(中略)衣服一着,ターバン一着そしてベッド一台を受け取った」www2.ngu.ac.jp/uri/syakai/pdf…

2020-10-15 23:47:00
巫俊(ふしゅん) @fushunia

論文「西ユーラシア貨幣史―国家と計算貨幣の歴史―」(2017年) 紀元前2400年頃の古代オリエントの碑文の内容らしいです。

2020-10-15 23:48:57
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ベッド1台、費用として司祭に持っていかれるってのが、妙にリアルだなと。

2020-10-16 00:03:55
巫俊(ふしゅん) @fushunia

「ウワミズザクラ亜属 Padus」の「エゾノウワミズザクラ 」は、「桜」という名前がついているけど、「サクラCerasus」では無いようです。 このエゾノウワミズザクラこそが、ヘロドトスの『歴史』に出てくる、東方の平たい顔の民が食べる果実「ポンティコン」です。

2017-07-31 00:29:39

東北アジアを中心に果物の名前が似てるのが気になりますが、日本語などの言語が「アルタイ祖語」という共通の起源に遡るという説は、現在では否定されています。何かの接触関係(弥生人の祖先の移動などを通して)があって果実の名前を借用した可能性はあるかもです。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

モンゴル語では、エゾノウワミズザクラの果実を「モノス」と言うらしいのですが、それと同系のトルコ語の言葉が「ボン」らしいです。「ポンティコン」に名前が似てるような気がして、気になっています。現在のアルタイ語族説では、「モノス」「ボン」、そして日本語の「モモ」(桃)は同系統だとか。

2017-07-31 01:16:35
巫俊(ふしゅん) @fushunia

エゾノウワミズザクラは猛烈に苦いらしいので、西欧人はバードチェリーと呼んでおり、食べることを避けているようですが、ロシアでは食用にされてるそうで、相当昔は食べていたのかもしれないですね。弥生渡来民の祖先が遼西地方から南下するときに、中国原産の桃と出会って感動し、モモになったのかも

2017-07-31 01:20:59
巫俊(ふしゅん) @fushunia

『日経サイエンス』によると、紫色の染料の貝紫は縄文時代から使用されてた可能性があり、弥生時代になると吉野ケ里遺跡から紫色に染めた布が出土してる他、伊勢志摩の海女は近年に至るまで、貝紫でまじないを描いて染めた手ぬぐいを使ってたそうです。しかも日本の貝の方が地中海の貝より効率が良いと

2021-04-12 00:43:53
巫俊(ふしゅん) @fushunia

そうすると、地中海のように大規模な貝紫の利用がされなかったのは、地中海規模のようなレベルでの貝紫の利用が起こらなかったからで、あるいは、交易の規模が拡大した頃には、中国の紫色が入ってくるので、貝紫はそれほどの地位を占めなかったということですか。

2021-04-12 00:46:20
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

紫の歴史。(スレッド) 高貴な色とされたりもする色なので、ちょっと興味深いです。 twitter.com/fushunia/statu…

2021-04-12 10:07:28
巫俊(ふしゅん) @fushunia

フェニキア人」という言葉は鉄器時代のギリシア語由来で、非常に高価な染料「貝紫」を彼らがもたらしたことから「フェニキア人」と呼ばれたそうです。フェニキア人は青銅器時代には「カナン人」と呼ばれてましたが、カナンもアッカド語で貝紫を指す言葉だそうです。

2018-07-02 01:31:25

別々の時期のツイートを一つにまとめてますので、少し矛盾してる気もしますが、気にしないでください。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

古い日本語では色彩に関する言葉は、明るい「」と暗い「」、はっきりした色を指す「」と淡い色を指す「」しか無かったとされてるんだけど、それって大自然の淡い光景を「」と呼んだものに他ならない訳で、単色の染料が高価だった時代を反映してるんですよね。「単色」は贅沢な存在だった。 pic.twitter.com/HCzOCD0uT5

2021-06-02 03:55:38
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巫俊(ふしゅん) @fushunia

そう考えると、中国の五行思想(紀元前数世紀の戦国時代に成立)の五色の思想とかも、文明が発達した段階における「色の整理」を受けてるんじゃないかと思う訳です。

2021-06-02 03:56:57
巫俊(ふしゅん) @fushunia

lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/wp-conten… 「日本人と中国人の色彩感覚」 調査結果によると、太陽の色を日本人は「赤色」答えたが、中国人は「オレンジ色」と答えた。中国人は太陽といえば「金黄」だと強く意識。日本は海に囲まれ湿度の関係で、日本で観測する夕日は赤味が強くなっている

2017-06-03 00:36:04
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ci.nii.ac.jp/els/contentsci… 「中国の色彩文化(Ⅰ)皇帝専用の黄色と、紫色の意味的・歴史的変遷について」 「紫色は孔子に憎まれたが、高貴な色だとされて愛用される側面もあった」という複雑な歴史があるそうです。

2017-06-03 00:42:40