2021.9.18ー19 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)市民科学研究成果発表会

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HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会44】 Q:携帯電話のタンタルなどは相変わらず多いのでしょうね。エネルギーシフトでリチウム電池のコバルトの採掘が増えているのではないかと思いますが、関連した動きや問題はあるでしょうか? A:タンタル今も多い。コバルト採掘、問題深刻化しつつある。

2021-09-18 16:01:00
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会45】 次の報告 (5)山崎真帆さん(一橋大学大学院) 「津波被災地域における大規模復興公共事業の「その後」についての調査研究」 NPOのスタッフとして復興支援に参加。大学院進学後、災害復興をテーマに研究、DCに進学、仙台の大学でも教え始めています。

2021-09-18 16:04:30
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会46】 発表資料☞ ow.ly/EfWa50GbDfD 行政・防災専門家は、津波から住民の生命財産を守ることを絶対視。しかし、住民の視点がないがしろにされてきた。南三陸町の嵩上げ盛り土工事について調査。昨年度は、その後の状況とコロナ禍(人の往来の減少)の影響を調べた。

2021-09-18 16:08:50
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会47】 ハード中心の「復興」が進むなか、人口の減少は進んだ。地元の試みとして、人の往来、交流事業などに活路を見出していたが、コロナ禍でそれがダメージを受けた。南三陸町は震災前からグリーンツーリズムに注力していた。津波で沿岸部全域が被災。10mの嵩上げ盛り土工事。

2021-09-18 16:12:24
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会48】 10年たって公共土木事業はほぼ終了。人口減少は続く。復興工事で町の姿は大きく変わった。町行政は、定住人口にこだわらず、交流人口、観光人口を拡大する方針に切り替えた。観光客数は震災前を上回る(2010年108.4万、2017年142.5万人)までになったところで、コロナ!

2021-09-18 16:16:51
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会49】 コロナ禍以前に、ハード偏重の復興事業によって若い世代が流出してしまっていたことが、コロナ禍による交流人口減少の打撃を大きくした。震災時ボランティアで南三陸町と関わった人たちとの関係をふくらますことが関係人口拡大の主軸だった(観光客一般の呼び寄せと違う)。

2021-09-18 16:21:56
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会50】 対面交流ができなくなったことのダメージは、その分大きかった。しかし、アフターコロナにおいて人間関係が継続することが期待される。訪問する側からコロナ禍(いわば第2の災害)で何かできることはないか、という声も出ている。コロナ禍の影響は増幅されたが活路は見える。

2021-09-18 16:25:05
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会51】 Q:南三陸町と並ぶ象徴的被災地の陸前高田市とはツーリズムや交流・関係人口などは同じような状況でしょうか?特徴的な違いが何かあるでしょうか?宮城県のほうの被災地ではどうでしょうか? コロナで進んだリモートの交流や活動によって何か新たな展開はないでしょうか?

2021-09-18 16:27:01
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会52】 A:同じような状況と聞いている。一般観光客と違って、継続的交流のある人は「自分たちが行くことで感染させてはいけない(ので行かない)」という判断をすることが多い。宮城県も似た状況。外部との交流だけでなく地域内での交流も打切りになったことが影響大。

2021-09-18 16:29:16
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会53】 交流の担い手、地元側は高齢者が多いためオンライン化が本格的に展開できないという事情も。オンライン展開で、海外から被災地に興味をもつ人の参加があるなど、新しい動きは見られる。良い方向の変化もある、ということ。

2021-09-18 16:30:42
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会54】 Q(藤原顧問)嵩上げ工事で「町が変わってしまった」こと、それを理由に帰還しない人などへの行政の対応は? A(山崎さん)南三陸から登米市に避難・定住した人多い(数千人)。彼らに町からのアプローチがあまりない。行政間の民生委員の引き継ぎなどもしていない。

2021-09-18 16:34:26
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会55】 工事後の南三陸町では、住民が高い堤防を越えて海に行くということがほとんどなくなった。「復興の南三陸モデル」の売りのひとつは「親水との両立」だが、実態は違う。 Q(鈴木理事)復興の意味は今後どうとらえられるか?

2021-09-18 16:36:53
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会56】 A(山崎さん)町も若い人の移住には力を入れていて、現に災害ボランティアが町に移り住んだ人も多いが、その人たちがすべて定着するかどうかはまだ見えない。 Q(竹本理事)他の自治体では住民が学習会を重ねるなどして復興のあり方に関与した例もあるが、南三陸では?

2021-09-18 16:39:37
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会57】 A(山崎さん)継続的にうねりとなる動きは南三陸では見られなかった(ただ、私が調査に入った時期より前に多少あったのかも)。以上、山崎真帆さんの報告への質疑応答。 続いて、本日6件めの報告。

2021-09-18 16:42:13
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会58】 (6)原発報道・検証室 裁判・政府事故調アーカイブプロジェクト 添田孝史さん 「東電原発事故の裁判資料や政府事故調資料の公開データベース作成」 複数の事故調の報告が出て検証が終わってしまったが、未解明の問題多い。現場検証もできてない。犯人しか現場に入れない。

2021-09-18 16:44:32
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会59】 事故について肝腎なことが分かっていない。初期被曝、津波前の地震損傷、所長の事故対応は適切だったのか等々。数々の訴訟で経緯の追究はなされつつあるが、裁判資料は閲覧できるがコピーさせてもらえず。政府事故調の資料もようやく公開され始めたばかり。全貌まだ見えず。

2021-09-18 16:48:05
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会60】 裁判では事故調で証言していない関係者の証言もある。こうした膨大な1次資料を誰もが使えるようにしたい。公害事件では裁判資料などを詳しく見ることのできるアーカイブがある(尼崎の大気汚染訴訟など)。東電福島事故では、そういう収集・公開がまったくされていない。

2021-09-18 16:52:50
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会61】 (福島県の)「伝承館」などは本来そういう機能をもつべきなのに、やってない。刑事訴訟や株主代表訴訟では、事故前の津波対策の検討過程について、政府事故調でも国会事故調でも開示されていない重要な図面や会議メモなどが出てきて、驚いた。

2021-09-18 16:56:35
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会62】 これまでの資料収集で、重要なものがいろいろ集まりつつある。女川の津波想定を国がクロスチェックしていた(福島原発の敷地が津波で水没するようなケースも含まれる)。政府事故調は持っていたが報告書に入れなかった。政府にとって都合の悪いものは外されたことがわかる。

2021-09-18 16:58:39
切り取り線lite @k0_0t

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2021-09-18 17:00:01
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会63】 国が裁判所に提出した専門家の意見書、いろいろ事実関係の間違いが目立つ ── 収集しておけば、御用学者がどういう役割を果たしたかの検証に役立つ証拠になる。データベースの収録資料を増やし、さらに関連資料の開示を求める。皆さんの取材や研究に活用してほしい。

2021-09-18 17:02:15
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会64】 Q(細川理事)国会事故調資料が公開されない根拠は? 国会で法を作れば開示されるのか? A(添田さん)事故調設置の前提に「公開しない」という条件があって、国会図書館も「公開するお約束なし」という言い方。法律を作るまでもなく政府が公開すると決めれば公開できる筈。

2021-09-18 17:08:44
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会65】 Q:秘密保護法は関係あるか? A(添田さん)直接関係ないが、個人情報保護という建前が濫用されている(固有名詞すべて黒塗りとか)。 Q:メディアはこういうことをなぜ報道しない? A:経緯が確認できないと記事にしにくいのは事実。文書がないと確認できないことが多い。

2021-09-18 17:11:50
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会66】 Q:国会図書館のWARPについて A(添田さん)サイトの津波浸水状況を東電が保安院に報告した文書、当初は保安院のサイトで公開されいたが、その後WARPに移管したということでサイトから削除。しかしWARPにはデータ転送失敗(?)していてWARPで見られず。WARP万全ではない。

2021-09-18 17:14:33
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【高木基金19期発表会67】 Q(鈴木理事)情報公開クリアリングハウスとの棲み分けは? A(添田さん)あちらは事故後の文書、こちらは事故前の文書ということで、いちおう棲み分けている。

2021-09-18 17:17:19
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