ニセ科学批判に関する個人的なまとめ

お恥ずかしながら、ニセ科学批判とその問題について最近になって知りました。そこで、せっかくなので少し自分なりの整理をしてみました。これはその記録です。(何気に初Togetter) ニセ科学批判で問題だと思ったのは、科学とは別次元の「発信者に意図(≒悪意)があるかどうか」ということが定義に含まれていることです。 その割に、実際のニセ科学判定の現場では個人の主観だけで決められてしまっているように見受けられます。 続きを読む
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平井孝典 @takanori_hirai

.@kirikami さんの「ニセ科学批判派の問題点」をお気に入りにしました。 http://t.co/oUQIP0R

2011-08-27 16:20:42
平井孝典 @takanori_hirai

.@kirikami さんの「市民参加型の放射能測定・対策と、放射能に関するニセ科学批判はどうあるべきか」をお気に入りにしました。 http://t.co/4G2jtho

2011-08-27 16:19:15
平井孝典 @takanori_hirai

.@yamagrove さんの「科学者への信頼は失われたのか?科学者達の努力と疲弊」をお気に入りにしました。 http://t.co/66uzYOS

2011-08-27 14:30:48
平井孝典 @takanori_hirai

.@sunaoh さんの「「正しく怖がるということ、科学/メディアリテラシー」を巡るやり取り」をお気に入りにしました。 http://t.co/1yVpGzQ

2011-08-27 14:41:15

           (( ちょっと区切り ))

平井孝典 @takanori_hirai

ここから下の@ublftbo さんの呟きはコメントに書かれたものです。同時にTwitterにも呟かれていたのを一緒にまとめました。長年、ニセ科学批判に取り組んで来られた方の様なので非常に重要な知見が書かれています。但し、終わりの部分が切れているので全文はコメントを見てください。

2011-08-28 19:57:00
@ublftbo

@takanori_hiraiさん こんばんは。突然失礼します。ニセ科学関連のtogetterを拝読しました。私は以前よりニセ科学に関心を持ってきた者ですが、まとめに関していくつか説明を致したいと思います。連続のコメ.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:18:21
@ublftbo

※書かれているつぶやきの、上から順番に対応するように書きます 1)「聞いた者に事実であるかのような錯誤をさせるもの」←ここの「させる」というのが、「騙す意図がある」ことを含んでいるとすれば、それは誤りです。ニセ科学か.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:22:33
@ublftbo

2)「ニセ科学批判者」の意味について。文字通りに見れば、「ニセ科学を批判する人間」となるかと思います。ただし、この語によって、ある特定の(厳密にくくれる訳ではない)集まりを指す場合もあるようです。その際には、批判する.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:28:27
@ublftbo

3)「未科学」について。未実証の説、あるいは科学者による論争の途中で説の妥当さが確定されていないものについて、それだけでニセ科学とはされません。参照:http://t.co/umExbsM.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:35:31
@ublftbo

4)未科学がニセ科学と看做される場合。ニセ科学というのは、科学(界)における評価と、それへの位置づけ(触れ回り方)との乖離の問題です。従って、未科学的な説を「実証された」かのように言えば、それはニセ科学と判断されます.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:38:26
@ublftbo

5)批判者の傾向。現状、ニセ科学を批判する者は、明確に区別出来るような組織を形成している、ということはありません。従って、批判の仕方は極めて多様です。論をきちんと批判的に検討していくものもあれば、罵声を浴びせる論外の.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:40:14
@ublftbo

6)”「ニセ科学」の定義には悪意の産物であるという意味も込められていて、”←込められていません。対象の説が科学的標準のものとどう乖離しているか、という問題なので、流布する者の人格は関わりません。その人格という条件は、.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:42:43
@ublftbo

7)たとえば、ある人が、少しでも多くの人を救いたいと思い新奇な療法(臨床的な確認が不足しているとする)を研究しているとします。その人が拙速にも、当該療法は効くことが判っているのだ、などと宣伝した場合には、その文脈にお.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:46:28
@ublftbo

8)”「ニセ札は作るだけでなく使うことも犯罪」”←一般にそのような評価はニセ科学においてはなされません。たとえば、ホメオパシーを実践する人やゲーム脳説によって教育方針を立てる人は犯罪的なのだ、とは(すぐには)言われま.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:49:42
@ublftbo

9)一つ前で括弧書きなどで留保をつけたのは、ニセ科学を支持する人は、その情報を「流布」する側面を持っているからです。その場合には、誤った知識を伝播してしまう可能性(や、既にしている)があります。そこについては当然批判.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:52:17
@ublftbo

10)従って、上記、丸括弧の9及び10での考察は、「そういう人もいるし、そういう人は問題である」と同時に、「それはそもそも理解が不足している」となるでしょう。繰り返すと、支持している人というのは、巧みな手によって信じ.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:56:20
@ublftbo

ここから、早川さんのつぶやきのRT部分について書きます。 http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 19:59:13
平井孝典 @takanori_hirai

@ublftbo 早川さんの主張に関しては、私は参考になる(見るべきものがある)という想いでRTしましたが、その発言の裏にある思想を正しく理解しているとは思いませんので代弁は避けます。

2011-08-28 19:36:26
@ublftbo

a)一番最初のRTについて。科学の成立は科学史的に難しい問題かも知れませんが、十九世紀に社会的な制度化がある程度確立されたとして(野家啓一 参照)、数百年ほど経っています。それを最近と見るかは歴史的な観点次第です。科.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 20:05:06
@ublftbo

b)科学に、明確な論理的厳密な定義がないというのはその通りかと思います。そこは、科学哲学上の境界設定問題(線引き問題)に関わる難問でしょう。しかし、線は引けないにしても、ゆるやかなグラデーションのようなものを想定して.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 20:09:59
平井孝典 @takanori_hirai

@ublftbo b)について、「線は引けないにしても、ゆるやかなグラデーションのようなものを想定して分ける」ということは了解しました。紹介して頂いたWikiの定義ですね。

2011-08-28 19:36:38
@ublftbo

c)「科学的に間違っていると指摘するだけでことが足りる。」←「科学は定義出来ない」のに「科学的に間違っている」と判断出来る理由が不明です。早川さんの論からすると、「科学的」という評価そのものが不能になるおそれがあります。 http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 20:13:20
@ublftbo

d)「 作用メカニズムが不明の因果関係は科学ではない。」←定義がないと仰ったはずなのに「科学ではない」と評する理由がよく分かりませんが、それは置いて、メカニズム不明でも因果関係を確かめる、というのは「疫学」という分野.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 20:16:53
@ublftbo

e)「偽薬効果」について。偽薬の作用というのは通常、「確かめたい薬そのものの作用を正確に測るために比較」するためのものです。メカニズムは、神経科学(世間的に脳科学と言われる)や心理学などの方面から、色々な検討がなされ.. http://t.co/Xb6IUMT

2011-08-27 20:22:01
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