法律文献の出典引用方法(サイテーション)

法律分野での文献の引用方法についての議論です。 かなりTweetが増えてきて、かつ、辿りづらいのでまとめてみました。
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「東京大学法科大学院ローレビューにおける文献の引用方法」
http://www.j.u-tokyo.ac.jp/students/wp-content/uploads/sites/5/2017/11/20180115quote.pdf

経文緯武 @keibunibu

@NagasawaTetsuya 出版物略称に実務系雑誌の記載無き点のみ遺憾とす

2021-11-30 09:46:36
曽我部真裕/Masahiro SOGABE @masahirosogabe

ありがとうございます!これもよく知られています。大変詳しく参考になりますが、こちらも、発行年がページ数の前である点など若干の違和感があるのですよね。。 twitter.com/NagasawaTetsuy…

2021-11-29 13:48:36
長澤哲也 @NagasawaTetsuya

東大法科大学院ローレビューの「文献の引用方法」が具体例も多くてよく参照します。周りにも薦めています。 j.u-tokyo.ac.jp/students/wp-co… twitter.com/masahirosogabe…

2021-11-29 13:30:22
長澤哲也 @NagasawaTetsuya

そうですね。私もちょこちょこアレンジしながら使っています。たかがお作法、されどお作法であり、読み手に体裁面でストレスを与えることのないようにしたいものです。 twitter.com/masahirosogabe…

2021-11-29 13:58:49
KJ_OKMR @OKMRKJ

たぶん、日本版ブルーブックと言っても良いと思います。 twitter.com/NagasawaTetsuy…

2021-11-29 15:39:31
おらるく @oraruku7

法律書の文献引用の表記法って、研究者が書いてるものでも結構まちまちだったりするので、あまりこだわる必要ないように思っていたのだが、そうもいかないのだろうか。 それはともかく、文献を略記するときに、「著者名、出版年、頁番号」で表記する方法はわかりづらいのでやめてほしい。

2021-11-29 14:03:36
えび @ebiben2008

法律分野での文献引用方法、たしかに「法律文献等の出展の表示方法」くらいしか依拠するものがないわりに(日本版ブルーブックはよ)、主流のやり方とは異なっている気が。私は書籍の版は書名の中に入れてしまうし、出版社・出版年の区切りは「、」ではなく「・」を使うかも。

2021-11-29 14:07:22
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

文献引用についてアカデミアルールでやるかは場合によるとしか言いようがなく。会長声明は可読性重視だし、訴訟書面については裁判所ルールだし、論文は論文だし、論文ととられそうなやつも論文ではないと思っているときは無方式だし。

2021-11-29 14:11:42
野田隼人 Atty. NODA Hayato J.D. @nodahayato

IT的には文献に一意の番号を割り振って番号で特定するのが、追跡も含めて一番良さそう(ISBNは運用がアレで使えない。出版社がダメだと別の本に再付番されたりする)。 別の話だけど、レポジトリのpdfで、引用文献の発行年はわかるが、本文の発行年わからんことあるのなんとかして欲しい。

2021-11-29 14:20:36
しまじlaw @shimajilaw

学部生の身としては、レポートやゼミの報告レジュメ作成の際、法学教室の脚注引用がとても参考になります! 特に、橋爪隆先生の『刑法総論の悩みどころ』の脚注引用をお手本にしています! twitter.com/masahirosogabe…

2021-11-29 14:44:14
曽我部真裕/Masahiro SOGABE @masahirosogabe

これは本当にそうで、先日は日弁連会長声明か何かでも悪例を目にしました。学生にはしつこく注意しています。他方、お示しの資料は、法律系出版社が関与している割には実際主流の表記方法とは異なっていて、学生に、これさえ見れば良いとは言えないのが残念なところです。改訂を期待します。 twitter.com/takashitommy/s…

2021-11-28 18:38:06
くまった @ottokumatta

文献引用の表記方法は、別になんでもいいので、これと決めて公開してください。 前とか後ろとかどうでもいいのよ。生産性がない。

2021-11-29 14:44:48
めしだ@法教育おじさん @r_messy

今まさにリサーチペーパーを作成しており、急いでチェックしましたが、概ね遵守できており安心しました…(若干修正が必要な箇所もありますが)。 これまでに読んだ論文や教科書の記載ぶりを真似していたのが良かったです… twitter.com/takashitommy/s…

2021-11-29 15:29:10
金井高志@弁護士・教授 武蔵野大学大学院法学研究科 日・米・英大学院(LS)修了 @takashitommy

卒論やリサーチペーパーを作成した経験のない弁護士の皆さん、訴状や準備書面で文献の引用をする場合には、「法律文献等の出典の表示方法」(下のURL)に従うことがよいと思います。我流の引用方法であると、「法律家としての基本的な作法を知らない人」と思われてしまいます。 houkyouikushien.or.jp/katsudo/pdf/ho…

2021-11-28 09:28:06
金井高志@弁護士・元 武蔵野大学教授 東京都江戸川区議会議員 @takashitommy

@r_messy 法律文献の大多数は、法律文献等の出典の表示方法に依拠していますので、読まれた論文などでの表記方法をまねていればほとんど間違いはないはずですね。

2021-11-30 08:02:56
にんにん @shijin_ni_naren

発行年と頁数の前後ってどういう問題なのかよくわからん。 にんにん「忍法」シノビスト22号1頁(2021) にんにん「忍法」シノビスト22号(2021)1頁 ってこと? 本なら、にんにん『忍法(全)』(忍社、2021年)1頁でしょ?これも発行年後ろ?

2021-11-29 15:56:20
原弘明 @hiroleen

@shijin_ni_naren 僕は号(年)頁にしてます。ページによって年が異なるわけではないし、『シノビスト22号』で1冊の本だと考えるとそれでいいのでは(出版社書かない点で足並み揃わないけど)。

2021-11-29 16:07:54
K.Minami @farnorthprof

@hiroleen @shijin_ni_naren 私も、シノビスト22号(2019年)5頁、というような書き方にしますね。もちろん、出版社の意向もあるので、場合によりますが… その号が発行された年ということを示しやすいかなと。

2021-11-29 16:13:45
Keita BABA @ktbaba

@shijin_ni_naren 単行本でも、にんにん『忍法(全)』1頁(忍社、2021年)とする例があるようですよ。個人的には違和感がありますが。

2021-11-29 17:46:14
MMatsunaka @mana613

個人的には前者の方が、最初に著者ー最後に刊行年と読みやすいので好きなのですが、多くの雑誌は後者ですね。強いこだわりはないので、合わせますが。 twitter.com/shijin_ni_nare…

2021-11-29 16:22:41
MMatsunaka @mana613

法律系の文献引用も場面や目的により色々なやり方がありうるのだが、およそ常にダメなのは、一意に特定できないもの(版や該当頁がない等)。そこまでではないが良くないのは、 ・紙幅の制約もなく刊行年、図書の出版社を示さない ・タイトルー著者名の順にしている(論文ではまずない) あたりか。

2021-11-29 16:27:53
MMatsunaka @mana613

タイトルー著者の順は専門書ではない(専門家ではない人が書いた)ものではよく見かけるのだけど、アカデミックなものかどうかは別として、専門的な文献で大事なのはタイトルより著者なのよね。小説とは違って、「神田」で伝わるけど、「会社法」じゃ伝わらない。

2021-11-29 16:31:40
MMatsunaka @mana613

刊行年を示さないのは裁判官が書いたものに多いのだけど、学説は「いつ」出たものかも大事な情報。例えば、現行法を前提としたものか、今起きていることを想定し得た時期のものかとか。このことと、時折不適切な形で古い文献が挙げられるのは無関係ではないように思っている。

2021-11-29 16:34:04
MMatsunaka @mana613

刊行年は著者を見ればある程度は見分けが付くし(著者が鈴木竹雄で令和元年改正を前提にしているわけはない)、調べれば分かるので、紙幅の制約が厳しければやむを得ない。そうでないもの(調査官解説とかそんなに紙幅厳しくないよね)で省略すべき理由は一つもない。

2021-11-29 16:35:40
MMatsunaka @mana613

サイテーションで大事なのは順序よりも、どの情報を示さなければならないか。自分で確認しないと記載できない、孫引きすると(時々)酷い目に遭うようになっていると、きちんと原典に当たることが(ある程度)担保される。原典に当たるのは基本動作なわけで、この点でどうでもよくはない。

2021-11-29 16:44:48
MMatsunaka @mana613

というわけで、サイテーションどうでもええやんけというのと条文や判例にきちんと当たらないというのは、同一ではないけれども地続きの話ですね。ところでロースクールできてそのあたりは改善されたんでしょうかねえ。

2021-11-29 16:46:13
白石忠志 Tadashi Shiraishi @shiraishijp

文献引用方法が話題ですが (1) 全ての人にこれだけは守ってほしいというものを提示しつつ (2) それを守る人には個別の考えや事情に応じた工夫を柔軟に認める ・・・というところかなと感じております。

2021-11-29 17:29:04