モラハラ、性的虐待をする配偶者との共同親権をめぐるフランス語の記事を読んでみた

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弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

ここに、モラハラ加害者が面会交流の際に子どもに行ったいくつかの行動を例示する。母親がそのことに気付くのは、一見するとワンダフルで完璧なパパと過ごしたように見える休暇の終わりに、子どもを迎えに行ったときになる。

2021-12-02 08:29:28
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

これらの行動は、親の平等に仮託して、モラハラ加害者に共同監護権が認められた場合にエスカレートする。 実話に基づく話である。 子どもが母親のところに戻ると、衣服がなくなっていた。父親の家に行くときに着て行っていた服がなくなっていたのである。

2021-12-02 08:30:11
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

ワンダフルで完璧なパパは、週末に父親の家に行く際に母親が着せていった服や靴をそのまま保管していたのである。子どもの服をスーツケースごと取り上げてしまうような人もいる。中には下着まで入っているのに。

2021-12-02 08:30:33
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

その目的は、子どもの洋服タンスを自分で買うために必要だからではない。母親を困らせて、2週間ごとに洋服を買わせることで経済的に疲弊させるのが目的である。しかし、こうしたことが繰り返され、母親の訴えを受けた裁判官が、父親に洋服ダンスを買うことを命ずるということがある。

2021-12-02 08:30:51
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

モラハラ加害者が、子どもの持ち物を返さないというのは、良くあることであり、衣類に限ったことではない。 金曜日の夕方に学校が終わってから、面会交流のために父親のところを訪れ、母親のところに戻ったときに、子どもの学校のカバンを取り上げると言うこともありうる。

2021-12-02 08:31:23
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

子どもはカバン無しで月曜日に登校するわけには行かない。モラハラ被害者の母は、父が「忘れた」カバンを返して下さいと懇願することを余儀なくされる。モラハラ加害者がカバンを返さないので、子どもの学校のカバンを受け取るために、ウンザリするようなメールを書かねばならず、

2021-12-02 08:31:45
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

そのことで日曜の午後が潰れてしまう。自分で取りに行かなければならないこともある。「紳士」は、自分はあなたの小間使ではないといい、深夜に父親宅にカバンを取りに行かねばならない。子どもをおいていくわけにも行かないので子どもも同行である。ご主人様は取り乱した子どもの面前に現れる。

2021-12-02 08:32:30
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

ときとして、モラハラ加害者は、子どもの身分証や保険証を取り上げることもある。このため母親は、必要書類を返してもらうよう懇願することを余儀なくされる。加害者はこれを拒絶する。このため、母親は再発行のために時間を浪費することとなる。

2021-12-02 08:32:54
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

こうした行動がある一定の期間にわたって繰り返されると、母親は父親に対して、公的書類を渡すことを拒むようになる。そうすると、逆に訴えるぞと脅すのである。 週末の面会交流から戻ってきたとき、子どもは宿題をしていなかった。モラハラ加害者は、宿題の面倒を見ていなかったのである。

2021-12-02 08:33:16
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

母親は、日曜の午後を潰して子どもが帰ってきてから宿題を手伝う。これと合わせて、学校のカバンを返さないと言うこともある。両者は両立しうる。シングルマザーの日常生活を見ると、父親である元配偶者が車に乗って棒きれを振りかざし、母親がその車輪となっているがごとき光景を想像してしまう。

2021-12-02 08:34:09
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

同じ景色を見すぎていて、作業の途中で涙がとまらなくなっている。このツイートの前後を読んで欲しいです。この一年間かけて、同じ事をお伝えしてきましたし、それに対するリプライを見ても、本当に同じ事が起こっている。離婚後の子育ての共同が有害な場合もあるということを知って欲しいです。 twitter.com/KSakanako/stat…

2021-12-02 08:36:26
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

父親宅で、子どもが風邪を引いていたり、慢性疾患にかかっていたりしても、適切に服薬がなされていなかった。面会交流の間、父親が子どもに薬を飲ませていなかったのである。ときに父親は、未開封の薬を母親に返したり、薬を取り上げて、翌日、薬を母親に買わせようとすることもある。

2021-12-02 08:37:08
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

このため、もう一度医者にかかって処方箋を書いてもらうことを余儀なくされる。その間、子どもの病状は悪化する。ただの風邪だったのが急性気管支炎になって抗生物質が必要となる。喘息の子どもが数日間治療を受けずにいると、深刻な事態になり得る。

2021-12-02 08:37:23
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

そして、母親がそのことで父親に文句を言うと、「お前は子どもを薬漬けにしている」と逆ギレする。なんとも斬新な責め立て方である。 母親を心配させる目的で、面会交流からわざと1-2時間遅れて帰宅させる。子どもがどこにいて、いつ帰ってくるのかという連絡にも一切返事をしない。

2021-12-02 08:37:45
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

面会交流の間、子どもはスポーツにも、ダンスや音楽のレッスンにも行っていらず、国語や数学の塾にも行っていなかった。父親が連れて行こうとしなかったのである。電話ではやるといっておきながら、母親が決めてお金を出している課外活動を無駄にするのである。

2021-12-02 08:38:02
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

父親が風呂に入れないので、子どもが不潔にしていた(一番下の子だけ。上の子は自分でシャワーを浴びることができる)。1ヶ月間の休暇を用いた面会交流の間、髪も身体も洗わずに服も着替えなかったので、とびひや真菌感染などの皮膚病にかかってしまう子どももいる。

2021-12-02 08:38:33
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

面会交流から帰ってくると、子どもが母親に悪態をついていた。父親が子どもを洗脳して、裁判で自分と暮らしたいと自発的に言うように仕向けるためである。 面会交流から戻ると、子どもの様子がおかしい。パニックになって攻撃的になり、暴力を振るう、泣き出す、怒り出す、母親を拒絶する、など。

2021-12-02 08:38:58
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

母親は、面会交流から帰ってくるごとにこの危機に対処せざるを得ず、時に救急外来に連れて行かなければならなくなる。子どもの不調の原因は様々である。面会交流の時間を利用して、精神的に脅したり、母親の悪口を吹き込んだり、印象操作をしていないか、パニックになっていないか確かめることとなる。

2021-12-02 08:41:28
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

もっと深刻な事例もある。加害者が証拠を残さないように口止めしており、立証することが不可能であっても、子どもが性的暴力を打ち明けることがある。大半は、3-6歳の幼児に触るとか、父親の新しいパートナーとの性的行為を見せつけるといったものである。

2021-12-02 08:41:53
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

加害者は舞台を設定して、子どもをショーに誘う。法的には証明できず、加害者はそのことを熟知している。子どもの訴えは認められない。公的な統計によると、子どもに対する性的暴力の訴えの98%は却下されている。

2021-12-02 08:42:18
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

母親が裁判を起こし、裁判が係属しても、加害者は自分を言われなき中傷を受けたかわいそうな被害者だと裁判でアピールする。こうして加害者に単独監護権が認められ、しかるべき年齢になるまで24時間彼のもとで生活するという事態が生じうる。

2021-12-02 08:42:35
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

モラハラ加害者が交互に週1日共同監護権を獲得し、あるいはそれに加えて週に2日子どもと過ごすことを内容とする「拡張された監護権」を手に入れる。子どもは学教や病院に、父の元から通うこととなる。

2021-12-02 08:42:59
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

子どもの一人が熱を出し、インフルエンザにかかってしまった。モラハラ加害者の父は、それでも39度の熱のある子どもを学校に行かせた。ベビーシッターに金を払いたくないし、仕事に行かねばならなかったからである。

2021-12-02 08:43:08
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

子どもが性虐待を母親に申告して、母親がそのことを裁判で主張しても、客観的証拠がなく、子どもの陳述はあいまいで矛盾や変遷の指摘を受ける。母親は、父親をえん罪に陥れた加害者ということになり、親権や監護権が認められなくなる。どうすればいいかって?性虐待の申告なんかしないことです。 twitter.com/KSakanako/stat…

2021-12-02 08:46:17
弁護士 小魚さかなこ @KSakanako

モラハラ加害者は、日頃の監護の意味合い(*やや不正確)については、裁判では理解していないふりをする。かわいそうで愚かで何も分かってないように振る舞い、本当は知的なのに馬鹿者を演じて女性を困惑させる。本当に分かっていなければ、弁護士に依頼するはずである。分かっているのである。

2021-12-02 08:47:21