男性はこうした女性を「性的にみる」スタンスを無意識のうちに持ってしまってはいないでしょうか。 男性の仲間内でクラスメイトや同僚の胸の大きさをネタに盛り上がったり。 社会の中でこの感覚で女性と関われば、その女性はあなたへの信頼を深められません。その相手の女性が深めたくてもです。
2021-12-04 14:10:01恋人や結婚相手といった、プライベートも分かち合うような親密な関係はお互いの信頼と尊重の上に積み重なっていくものです。 その中では性的な関係に発展することもあるでしょう。 しかし、最初から自分のことを性的対象と見なしてくる人は信頼も尊重もしたくてもできないのです。
2021-12-04 14:10:02では、どうすればいいかというと、相手を性的な要素ではなく人格としてみることをスタートラインにおきます。 互いの話を受け止め合ったり、共感をしあったり、意見の合わないことがあってもその上ですり合わせる努力をしたり。
2021-12-04 14:26:14「性としての私」の前に「人としての私」をみてくれる人を、女性は信頼するのです。
2021-12-04 14:26:15◆不機嫌さ しばしば女性に男性の好みをたずねる中で「明るい人がいい」といった話しが聴かれます。 実はあの言葉の後ろには、女性が言いたくても言えない言葉が隠れています。 「不機嫌さをかもしだして自分のご機嫌取りをさせる男性はもうお腹いっぱいなので、どうかそれだけは勘弁してくれ」と。
2021-12-04 14:26:15今の社会には、「女性は男性の機嫌を損ねないように振るまい、さらには男性の機嫌をとるべきだ」というメッセージがまだまだたくさんあふれています。 このビジネス誌における記事などその典型例です。 president.jp/articles/-/521…
2021-12-04 14:26:15男性は、無意識に女性や自分の下位者に機嫌をとらせる。女性は無意識に男性や周囲の人に対して、または自分の上位者の機嫌をとることをすり込まれてしまいます。 もし、男性であるあなたが女性と安定した関係を築きたいと思うのであれば、自分の機嫌は自分でとることを忘れないようにしましょう。
2021-12-04 14:26:16これは、 感情のセルフコントロール → 感情の自律 → 自立した人格 へとつながっていきます。 実のところ、誰かに機嫌を取ってもらわないとならない人は、その誰かに依存しているということです。 依存する方はラクでいいですが、依存される方からするとたまったものではありません。
2021-12-04 14:26:16たとえかわいい我が子であったとしても依存されるのはしんどいものです。それがましてや本来、自分と対等の配偶者がというのでは耐えられるものではありません。 この耐えがたい状態を経済支配、子供への愛情論などで束縛してきたのが、これまでの家庭、社会の構造でした。
2021-12-04 14:26:17◆生活者としての自立 あなたは洗濯をしないで一生着られる魔法の服をもっていたり、水だけ飲めば健康にすごせる身体をもっていますか? そんなことはないですよね。 食事をしたり、洗濯をしたり、掃除をしたりそうした生活の要素があってはじめて人は生きていられます。
2021-12-04 14:26:17もし、大人であるあなたが、 「そんなことしたことないのでできな~い。だれかぼくのためにやって~」 という人であったら、その人は自立していない人なのだと周りはみなします。
2021-12-04 14:26:17しかし、いまの祖父母世代くらいの価値観は、それが「当たり前」とされていました。 男性は、仕事をして家庭のことは女性がやる・・・と。 もし、あなたが家庭のロールモデルをそうした祖父母世代を基準に考えていたら、パートナーとの信頼関係は構築されません。
2021-12-04 14:26:18かつてはそうであったかもしれませんが、今はもはやとっくに違うのです。 かつてはこうだったと強弁しても余計に女性からは距離をおかれるだけです。 現在はこうなっているというところを基準に考えましょう。
2021-12-04 14:26:18少し視野を広げて考えてみます。 「花嫁修業」「家事手伝い」といった言葉が死語になってずいぶん長くたっています。 現代の女性は、男性であるあなたと同じように教育を受け社会に出てきています。 「女性だから、家事や育児が上手にできる」 などということはないのです。
2021-12-04 14:26:19男性であるあなたとまったく同じように、料理や家事や子育てや近所づきあいや子供の学校のこと将来のことはわからないのです。それで普通なのです。 ・男性だから家事ができない ・下手だからやらない とった言葉は、いいわけにならないどころか、百年の恋もさめる言葉になってしまいます。
2021-12-04 14:26:19下手でもいいからやってみるのです。 できないならできないなりに。買ってきたお総菜を並べたりするのだっていいです。 あんぐり鳥の雛のようにご飯ができるのを口を開けて待つ大人になるのは避けましょう。
2021-12-04 14:26:19僕のかつての同僚にこんな人がいました。 職員全員が残業をして職員会議をします。終わるのは20時~21時です。 女性のその同僚は、急いで帰らなければと言っています。聴けば、家で夫と大学生の息子がご飯を待っていると・・・。
2021-12-04 14:26:20この状態は男性が自分の必要なことを自分でできないというものです。 これは「当たり前」ではなく、現代の価値観では妻、母に依存する自立できない異様な大人の問題です。
2021-12-04 14:26:20「女性はおいしい肉じゃがが作れるべきだ」のようなファンタジーはしまっておきましょう。 もし、おいしい肉じゃがが食べたいのであれば、ぜひご自身で作ってみるか、パートナーと一緒に楽しみながら作ることを強くお勧めします。
2021-12-04 14:26:21◆NOの尊重=人格の尊重 「すみません」が口癖になっている人が周囲にいるのに気がついたことはありますか? 男性にもおりますが、女性にはさらに多いです。 これは「不機嫌さ」のところでも述べましたが、女性は周囲の機嫌を損ねないように振る舞うことが社会の中ですり込まれてしまうためです。
2021-12-04 14:26:21こうした中で、女性は自分の感情や意見を抑圧されていたり、そもそも長い間そういう習慣を持てなかったためにできなくなっています。 特に他者の意見にそぐわない自分の意見が出せません。 女性はNOを言うことが怖いのです。 逆に、男性はNOを言われることを恐れています。
2021-12-04 14:26:22こうした中で仮に女性が勇気を振り絞って、パートナーに何らかのNOを表明したとします。 (例:子供の熱でお休みしなければならないけど私は私の仕事でどうしても明日は休むことができないの。あなたがお休みを取って下さい。など)
2021-12-04 14:26:22それに対して男性が、不機嫌さを醸し出したり、その言葉を押しつぶそうとしたり、ましてや「お前には子供への愛情がないのか」などのモラルハラスメントをすれば、関係性の発展は望めません。
2021-12-04 14:26:22NOは恐れなくていいのです。 NOの上に対話を積み重ねていきましょう。 このNOを押しつぶすのではなく、互いの対話を重ねる方法を上手でなくとも互いに取り組んでいくことで、パートナーとの信頼は深まっていきます。
2021-12-04 14:26:23また、仕事における対人関係などでも、このスタンスを理解しておくことで、人間関係が円滑にいったり同僚間での信頼関係が構築されやすくなります。 子育てでもとても重要なファクターになります。(こっちが僕の専門なのでいずれどこかでまとめましょうね)
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