焼津市民防災リーダー育成特別講座(片田敏孝教授)のantidisasterさんによる実況
静岡県の焼津市文化会館小ホール。今日はこれから、片田敏孝・群馬大学大学院教授の講演を聴く。市民防災リーダー育成特別講座「想定外を生き抜く力 〜大津波から生き抜いた釜石市の児童・生徒の主体的姿勢に学ぶ〜」。 http://t.co/xE853TG
2011-08-30 18:59:19焼津市副市長「焼津市は、標高10m未満のところが平野部の77%を占め、人口14万3,000人の86%がそこに住んでいる。地形的には厳しい条件」
2011-08-30 19:22:10片田敏孝・群馬大学大学院教授「『釜石の奇跡』と言われるが、釜石も実は1,300人の方が亡くなっている。だから防災の研究者としては敗北。3,000人の子どもは助かったが、5人の子どもの命は亡くなった」
2011-08-30 19:23:58「津波は、いわば『海からの洪水』。『川の洪水』は、たかが知れている。なぜなら水の供給源は川だから。津波の供給源は海だから、水は無尽蔵にある。」
2011-08-30 19:35:36「(岩手県)宮古市田老では、『万里の長城』と呼ばれる防波堤ができてからというもの、避難訓練の参加率が著しく下がったと言われている。いったい何のための防波堤か。」
2011-08-30 19:52:08「釜石である人にこう言われました。『先生は群馬の山の中から出てきて、何でこんなところまで出てきて脅すのか?釜石には湾口防波堤があるんだ』」
2011-08-30 19:54:14「家では親に守られ、学校では先生に守られ、地域では地域の人に守られる。そんな日本の子供たちに『自分の命は自分で守れ』と言っても伝わらない。」
2011-08-30 20:13:37「外国では、こんなことが言われる。『道端で1人倒れていたら、助けなさい。2人倒れていたら、気をつけなさい。3人倒れていたら、逃げなさい』この意味がわかりますか?」
2011-08-30 20:14:50「学校で、津波の時の子供の『引き渡し』はやめてください。その一人の子供のために、ほかの子供たちが避難する時間を奪うことになります。」
2011-08-30 20:19:23「焼津の人に何メートルの高さの津波が来るか聞くと、皆さんハザードマップで知っているから『3.9m』と答える。そんなの嘘です(会場爆笑)。だって単なる想定でしょ?」
2011-08-30 20:23:05「大変失礼なことを承知で言いますが、災害だけは、あんまり年寄りの言葉を聞かない方がいい(会場爆笑)。せいぜい数十年の経験でしかない。」
2011-08-30 20:46:02「だいたい、焼津で津波の防災講演会を僕がやっていることがそもそもの間違い。ここは何度も何度も津波被害に遭っている。講師の僕は岐阜県の生まれです。今は群馬の山の中に住んでます。両方、海の無いところですよ(会場爆笑)」
2011-08-30 20:49:10講演終了。本来業務(取材)との兼ね合いで、講演内容のツイートが断片的になってしまったこと、ご容赦下さい。機会があったら、要旨をまとめたいと思います。
2011-08-30 21:14:23