なにこれ図録? 特別展「オホーツク文化ーあなたの知らない古代ー」展示作品612点、学芸員による全点解説!
- hashimoto_tokyo
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これは骨刀としたもの。写真の上側に柄部を作り出しています。モヨロ貝塚出土。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/oJ8tEjA5t9
2021-10-23 16:46:05細首の瓶のような形をした骨製品。上端に穴があいているので、ひもを通して下げた垂飾だと考えています。この資料はトコロチャシ跡遺跡出土ですが、良く似た形のものが他の遺跡からも出土しています。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/jjcy5lVMPf
2021-10-23 16:50:51礼文島の浜中2遺跡から出土した骨製のスプーン。柄の部分に孔と刻線を組み合わせた模様がつけられています。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/NZu7JiTyhl
2021-10-23 16:56:25オホーツク文化の遺跡からは、中空の鳥の管状骨を利用した針入れが出土します。針入れにはしばしば装飾が施されます。このモヨロ貝塚出土例では、線刻による幾何学的な文様が施されています。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/k5MP8i0gCA
2021-10-23 17:06:03この非常に精緻な文様が施された鳥骨製の針入れは、礼文島の香深井1(旧香深井A)遺跡から出土しました(北大総合博蔵)。両端をまっすぐ切り落とすものの他に、このように斜めに切断したり、山形に切断したりするものがあります。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/5TairoISq1
2021-10-23 18:11:29装飾の付いたへら状製品。これも用途不明ですが、スリット状の穴があいているのが気になりますね。モヨロ貝塚出土(北大医学部蔵) #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/wUJTCQRwUl
2021-10-24 09:59:12陸獣四肢骨の一端を尖らせた刺突具は、比較的良くみられる器種です。左側は、真っ黒焦げになってますね。いずれもトコロチャシ跡遺跡出土(東大常呂実習施設蔵)。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/lq6J9gcXfA
2021-10-24 10:08:39これも陸獣骨製の刺突具です。先端が錐のように細くなっています。穴を開けるための道具でしょうか。モヨロ貝塚出土(東大文学部列品室蔵) #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/i2Og3cXwh4
2021-10-24 10:12:22オホーツク文化の遺跡から非常に多く出土するのが、大型の鯨骨製掘り具です。大場1955では骨斧・骨箆・骨鍬に分類していますが、基本的には土掘り具(シャベル)だったと考えられます。展示資料はモヨロ貝塚出土(北大医学部蔵)の13点です。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/B60kt78GLQ
2021-10-24 13:35:56骨斧(こっぶ)と呼ばれることも多いこの器種。土掘り具が慣用的に「斧」と呼ばれているのは、縄文時代の打製石斧と同じですね。ただし大場1955の分類で「骨斧」とされているのは、このような厚みが2cmを超えるようなタイプで、あまり多くありません。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/WUCwJuKzBT
2021-10-24 14:08:32鯨骨製掘り具の大多数は、大場分類では「骨箆」になります。ただ、大場も指摘しているように大きさや形にはかなりのバリエーションがあります。 こちらは先端部と柄を装着する基部との間に明瞭な肩をもつタイプ。長さ19.0cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/UTZqFPDe5v
2021-10-24 14:42:33鯨骨製掘り具で、肩が張るタイプ。もっと幅が広いのもあります。長さ19.5cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/ouaewjoYlD
2021-10-24 14:44:40こちらは肩が張り出さず、基部と先端部の幅があまり変わらない、スレンダーなタイプの鯨骨製掘り具です。長さ21.5cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/T8DEfKpm3k
2021-10-24 14:52:03幅広で着柄部に突起をもつ鯨骨製掘り具。この突起も、おそらく柄の装着に関わる機能をもつものでしょう。長さ20.1cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/ZHnB7Gz67E
2021-10-24 15:00:00鯨骨製掘り具で、側縁の突起が2つずつあるもの。長さ19.2cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/OwwuusS9az
2021-10-24 15:03:30左右の突起がややズレた位置につく掘り具です。こういう例もよく見ますが、どういう意味があったのでしょうか。長さ21.5cm。この資料は厚みもあります。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/Y1LiUBNdK7
2021-10-24 15:08:58地域差も多少ありますが、同じ遺跡の同じ時期に複数のタイプが存在したのは間違いないので、使い分けていたんだろうと考えてます。 twitter.com/jomonzine/stat…
2021-10-24 15:48:30オホーツクの銛頭の多彩さも面白い。時代で多少変わるみたいだけど、使い分けてたんだろうか、集団ごとで違ったのか。 pic.twitter.com/8xtHG9t1m2
2021-10-23 21:34:57両頭タイプの掘り具です。写真の上下両端が使用されています。長さ22.6cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/WgDxhBT3Pr
2021-10-24 16:02:57ベーシックなスタイルですが、長さ29.6cmと今回の展示資料の中では比較的大型のもの。これくらいの大きさのものは普通にありますが、完形品を中心に選んだこともあって、20センチ前後の資料が多くなりました。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/B7ejnMpdrY
2021-10-24 16:08:45細身で長さのある掘り具。両側縁の肩の部分に突起があります。長さ28.6cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/eeRAYsSFBR
2021-10-24 16:11:36今回展示している鯨骨製掘り具の中でも最大の資料。長さは39.5cm!発掘現場で使ういわゆるエンピの先端部の長さは30cm弱でしょうか。このサイズのスコップを使いこなすには、パワーが必要そうですね。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/fe3l8QLKn1
2021-10-24 16:24:46今回の展示資料中では最小の掘り具。長さは12.6cm。小さいけれど形態は大型品と共通しており、使用された痕跡もあります。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/nl8D0OwDHc
2021-10-24 16:28:30幅広で2つの窓をもつタイプ。この穴も、柄への装着に関連すると考えられています。大場分類の「骨鍬」に当たるタイプです。数は多くないですが、道北から道東まで見つかっています。長さ35.2cm。左上と見比べると、大きさがよく分かりますね。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/3MMQSI391b
2021-10-24 16:40:53以上13点、モヨロ貝塚出土(北大医学部蔵)の鯨骨製掘り具の紹介でした! なおこの一連のツイートの写真は、壁付きの展示ケース越しに撮影しているため、プロポーションが寸詰まりになっております。実物はぜひご自身の目でご確認ください! #オホーツク文化 #あなたの知らない古代
2021-10-24 16:41:45道東の根室方面に多い細身で先端の断面が丸いタイプ。展示ではこれも掘り具にしておりますが、掘るというよりもアイスピックのような突く機能を考えるべきかもしれません。展示資料はオンネモト遺跡出土(根室市歴史と自然の資料館蔵)。長さ24.7cm。 #オホーツク文化 #あなたの知らない古代 pic.twitter.com/r5aVdTlSHG
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