erisogaiの輪るピングドラム考察
一方、ウテナは、最終回(あるいは劇場版も)で主人公のウテナ(=アンシー)は、学園を抜け出して自分の「答え」を見つけだしている。作品レベルではそうで、そしてメタレベルでもそう。エヴァと違ってウテナはメタファーもわかり易いし(つまり答えがある)、
2011-09-05 03:41:22なかなか明かされないキー(答え)である「世界の果て」の正体や、「世界物語内での決め台詞等に頻出する「世界の殻を破らねば」というのの世界)」が、世界=学園であるということが明らかなものとしてわかる。ウテナを構成する幾つものテーマも、最後まで観ればそのテーマに対する答えが存在してる。
2011-09-05 03:45:31あの、つまり、ピンドラはウテナと較べてみるとより面白いし考察も捗るよ、ってことで、しかもその比較にさらにエヴァや村上春樹を加えてみるとよりいっそう面白いんじゃないかな、ってことです。
2011-09-05 03:52:21あと、ピンドラを1話からきちんと観直して見ると、細部(背景やアイテムやキャラクターの表情や台詞やモノローグ)の伏線の張り方にものすごく緊張感があってなおかつ回収される感がハンパないなあ、と。ウテナの時もそうだった。幾原監督の伏線の細部、センスぱねえです。
2011-09-05 03:54:51つか幾原監督、カレー好きなんだなあ。ウテナにもカレー(まるまる一話つかってカレーネタ)出てきたし。りんごも、ウテナにも出てきた。5話あたりの生徒会会議のシーンで、丸い林檎がいくつかのウサギりんごに等分に切り分けられて「革命」そのものの構造を示唆するシーン。
2011-09-05 04:48:19マジキチメンヘラガール苹果ちゃんのターンもそろそろ一旦終わりだろうし(ウテナの時の七実のグダグダお兄様ネタの引き伸ばし具合とよく似てるので、あの時の編成と重ねて考えると、ここらで一旦そのネタは収めて、別ベクトルに進めそう)、ピンドラ飽きたっていう子も頑張って観たほうがいいよ!
2011-09-05 08:25:40↓で呟いてたウテナの「答え」の考察と合わせて考えてみると、同じ監督のピンドラもウテナと似た構造のままならば、クライマックスに近づくにつれて「確かな答え」が示されるはずだから。エヴァとは違って、「答え」を宙ぶらりんにはされないと信じてる。
2011-09-05 08:29:43冠ちゃんか晶ちゃんか、ってんならわたしはやっぱり冠ちゃんですよ! 眞利が出て来たらどうなるかわかんないけど…。多蕗せんせいはやっぱし、銀河鉄道の夜に出てくる鳥の狩人(?)なんだよねえ…? 剥製かなんかにして食べ物にするひと…うろおぼえだけれど…
2011-09-05 22:35:21勝手に頭のなかで、冠葉→冬芽、晶馬→幹、夏芽→樹璃、眞利→御影草時、って感じで勝手に脳内補完してるw 冠ちゃんと冬芽は女たらしなとこと髪色しか合ってないけど、裏で一人だけこそこそ行動してるとことかが似てて、観てるとニヤニヤしちゃう…
2011-09-05 22:40:54ピンドラの「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」っていうのの「何者にもなれないお前たち」っていうのは、ウテナ的な「学園」に浸りきったままだから何者にもなれないのか、それとも「学園」から出たはいいけど結局何者にもなれなかった場合の追究なのか、どうなんだろう。
2011-09-06 06:12:51そもそもウテナから離れて考えるべきで、何者にもなれないお前たち状態は、まだ自分の運命や遺伝子をくつがえしてないってことで、でも、きっと、ということはそのうち彼らは運命をくつがえすのだろうな。
2011-09-06 06:14:53【運命】まずは天から与えられたもの→その窮屈さに気づかなければならない→気づく→くつがえす→自分の運命を新たに創る→どうなっても保障はない みたいな感じ…?
2011-09-06 06:17:36今回の幾原節っぷりはすさまじく、映像も素晴らしかったです。ひとくちで語れない回だった。まず作品感として簡単にくくれば、キャロルのアリスとウテナ(黒薔薇会編)と村上春樹が絶妙に混じっていた感じですね。
2011-09-09 06:08:00まず、前回の考察ツイートでは予備知識なしに(ピンドラ小説を読まずに)セカイ系をベースに村上春樹を媒介項にして庵野秀明と幾原邦彦の対立について考察したわけだけれど、今回の9話を観て、それがあながち間違った考察ではないということが判明した。
2011-09-09 06:14:34