算数のかけ順論争に言語学の知識を持ち込んて2ヶ月が経ったので、脳科学の知識もいれて見ました。

疲れた。もう論文は読みたくない。
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Kegl, Senghas, & Coppola (1999) や Senghas (1995) は,1980 年代前半に入学したろう児と 1980 年代後半に入学したろう児の使用した手話の比較を行っている.その結果,後者のほうがより流暢に手話表現をし,多くの情報を伝達し,より複雑な文法を有していたという. pic.twitter.com/IE68xX2PfM

2022-04-17 23:36:59
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Chomskyの言語獲得装置は通例、第一言語やそれに準じる自然言語のみに働くとされています。 しかし、ニカラグア手話が示したように視覚言語に対しても働くのであれば、視覚言語である人工言語にも誤って適応しようとする人間が出てきてもおかしくないのではないでしょうか?

2022-04-17 23:40:12

実際の教育現場の例

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小1息子の算数で「足し算の順序問題」が発生した話 2019/12/18 wmpicaco.com/tashizanjyunjyo

2022-04-17 23:44:39
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twitter.com/wmpicaco_/stat…

2022-04-17 23:45:23
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小1息子の算数で、式にチェック付けられ10点引かれていた。これは順序の問題かな? 納得いかないな… ちょうど個人面談あるし、先生に確認してこようかな、それほどのことでもないか、言っても無駄かも、とか悩む。 #さんすう #算数 #小学生 #足し算 #順序 #超算数 pic.twitter.com/3zjsr7Zbp2

2019-12-13 21:06:54
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「大人が先に6人いたところに子供が後から9人来たという文なら、なんとなく式の順にこだわる理由はわかるのですが、この問題文は始めから大人も子供もいたという文ですよね。」 先生:「そうですね… 子供が後から来たならわかりますよね。この文だとわかりづらいのはわかります。」

2022-04-17 23:46:38
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先生:「そうですね…」「足す数と足される数、という考え方がありまして。子どもたち、ブロックを使って考えるんですよ」 私:(なに言ってんの?ブロックがどうしたんだよ!答えになってない!)

2022-04-17 23:48:17
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「そうなんですね、まだ私、このままだと子供にうまく説明できないです。」 先生:「では私、明日〇〇くんに説明します!この解答用紙預からせてください」 私:(ふざけんな変なこと説明してくれるな) 「それはいいです!もう大丈夫です!ありがとうございました!!!(解答用紙をしまいこむ)

2022-04-17 23:48:41
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(引用終わり) うん、足し算の順序は『元の数+加える数』として教えても良いけど正誤の基準にするのはやめたほうが良いと思いました。 残念ながら、最近の算数教育ってこんな感じですね。 明らかに形式言語(自然言語ではない)の数式を自然言語として扱っています。

2022-04-17 23:52:00
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さて、数式は自然言語ではなく、形式言語であり、脳科学的に数学は言語野が主役ではないので、言語のように数学を教えてはならないとしてきましたが、 ここからは反論を2つの視点からしていきます。かけ順指導を擁護していきます。

2022-04-17 23:55:52
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一つ、文章題は言語野を使って解いている可能性がある 二つ、統語規則がある方が人間は暗記しやすい

2022-04-17 23:56:57
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算数ができる子は頭が良い? ameblo.jp/apple-ameba520… 川島隆太先生「読み・書き・計算が子どもの脳を鍛える(2002年8月)」という本を出版されました。計算をしているときの脳と、複雑な計算をしているときの脳、文章問題を解いているときの脳について、fMRIで捉えられた画像が紹介されていました

2022-04-18 00:00:28
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すると、単純な計算をしているときの脳は、全体が活発に機能していることが解ります。反面、複雑な計算や文章題の時はそうではありません。単純に捉えると、簡単な計算の方が脳が活性化しているという見方になります。

2022-04-18 00:01:08
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しかし、昨日お話しをしたように、複雑な計算や文章問題を行っているときの脳は、思考処理を行う言語中枢が活発に働いているのです。つまり、他の部位が活発に動くと、共に干渉し合い、思考という専門性が阻害されてしまうと考えられます。

2022-04-18 00:01:46
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算数・数学を解く際、脳は、言語中枢をより専門的に使用している。算数・数学ができると言うことは、基礎には、考えられる能力を持った高い言語性がある、そこに、算数・数学に使われる抽象思考能力が加わると、まさに、数学ができる人は頭が良いと言われるのかも知れません。

2022-04-18 00:02:13
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(引用終わり) これ以外に、脳科学的に数学の文章題を解く際に言語野を使って解いているという主張は今のところ私では発見できませんでしたので、他に見つけた方はご一報ください。

2022-04-18 00:05:40
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更に算数教育の専門家は立式は言語能力だと考えているようです。 学習支援こどもみらい園 学校法人三幸学園 2016年10月31日 【算数・数学】文章問題の間違い分析 kodomomirai-gakusyu.com/column/552

2022-04-18 00:07:17
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算数の問題を解くためには ①数概念形成(基数性・序列性) ②継事処理能力、同時処理能力 ③視覚認知、聴覚認知 ④言語の発達、偏り ⑤ワーキングメモリ機能、記憶 ⑥プランニング ⑦注意、集中 という能力が必要です。

2022-04-18 00:08:46
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例えば、九九の習得には、聴覚認知能力、ワーキングメモリ、記憶などの能力が必要だと考えていきますが、文章問題では、上記に挙げた全ての能力が関わっていると考えなければなりません。

2022-04-18 00:09:16
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文章問題を解く際には、次のようなプロセスを通って解いていきます。 ① 語句や文章の内容理解・・・言語の理解能力が関連します。 ② イメージ化・・・文で書かれた問題文が映像として頭に浮かんでくることを表しています。言語意識と映像とのマッチング能力が開花します。

2022-04-18 00:09:54
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③ 立式・・・イメージできた内容に沿って必要な演算方法が選択でき、それに沿って立式することが問われます。継次処理能力や、言語の意味理解能力が関連します。 ④ 計算・・・立式に沿って正確に計算する能力があるかどうかが試されます。継次処理能力、同時処理能力、数の概念の理解等が関連します

2022-04-18 00:10:11
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⑤ フィードバック・・・計算して出されて答えを書いた時に、その答えは問題で聞かれている内容から見て妥当な大きさの数字かどうか、問題で聞かれている単位と整合しているがどうかなどを検証することです。計算間違いをしたかどうかということもフィードバックの段階でチェックしています。

2022-04-18 00:10:45
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(中略)言語の能力も関連するとなると、算数の授業の中だけで解決することは当然難しくなり、国語での言語指導も算数の文章問題への支援としては必要となります。間違いの分析から見えてきた要因に対応する際には、教科の枠を超えた支援や、認知特性のトレーニング支援が必要となることもあります。

2022-04-18 00:11:22
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(引用終わり) これ、どうなんでしょうか? あくまでも文章題を理解するためだけに言語野が必要であり、立式に言語野は重要ではないのかもしれません。 この分析は脳科学者に丸投げしましょう。

2022-04-18 00:15:50

反論その2 

教科書からかけ順をなくすことは現実的ではない