イタリアの郵便局創立160周年! ポステ・イタリアーネのセレモニーの式次第と大まかな内容

ほのか Honò 🇮🇹→🇨🇿 留学を夢見る大学生 @hono_ryugaku

私が心の底から愛しているポステ・イタリアーネ(イタリアの郵便局)が今日160周年を迎えます。1862年5月5日、イタリア王国ができた1年後に、ポステ・イタリアーネの基礎ができました。イタリアの首相も参列したセレモニーがあり、インターネット配信されていたので見てきました。ここに要約を記します。

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イタリア時間午前9:40からはじまる予定でしたが、イタリアではよくあるように20分ほど遅れて10時からスタートしました。それでたった今終わりました。つまり2時間ほどのセレモニーでした。このセレモニーの要約はおそらく日本で最速だと思います。深く確認せずに打っていますので、間違い等ご了承を。

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まず、ブラスバンドによるマメーリの賛歌の演奏がありました。イタリア国歌であるマメーリの賛歌が流れている間は、多くの人が胸に手を当てていました。黒や紺のスーツ姿の方が多かったです。落ち着いた雰囲気でした。迫力のある演奏で、久しぶりにブラスバンドの演奏を聞けました。

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その次に、司会者である女性がポステ・イタリアーネについて話していました。この女性の方のお名前は失念しました。 その次に、Presidente である Maria Bianca Farina さんがお話されました。ポステ・イタリアーネができてから1年後には女性が既に働いていたことを何度も強調されていました。

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新型コロナウィルスのワクチンの輸送にポステ・イタリアーネが大きな役割を果たしたことを説明され、同僚がウクライナの戦場で人道支援をされていること、ポステ・イタリアーネの事業は常に成長していること、変化の先に将来があることを話されました。 最後に「ポステ・イタリアーネ、アウグーリ」と

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言われました。アウグーリはおめでとうといった意味のイタリア語です。 次に、凝った作りのビデオが大画面に映し出されました。ビデオではポステ・イタリアーネが辿った160年の素晴らしい歴史が、事細かに説明されていました。 1917年には航空便が事業開始し、

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1973年にCMP (centro meccanizzazione postale)が事業開始したことを語っていました。 次に俳優の方(?)がお話をされました。生活の根底にポステ・イタリアーネがあることやポステ・イタリアーネとともに私達が生まれ育ったこと、昔は遠い国から届く手紙や小包に思いを馳せていたことなどを語りました。

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次に、別の俳優の方(?)がお話をされました。ショートメッセージもないような時代に届く手紙は格別だったこと、ひとの温かさをひしひしと感じたこと、郵便局の美しさについて語っていました。こんなに美しいものに囲まれたイタリアは素晴らしいとのことでした。手紙を待つ時間はワクワクするものです。

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この2ヶ月は、戦争の悲惨さを再確認することができた時期ですが、イタリアも過去戦争により大きな被害を受けました。しかし、どんなに悲しい時代でも、ポステ・イタリアーネは兵士やその家族に手紙を通して希望の光をもたらしていたのです。戦場から届く手紙や、戦場へ送る手紙には、心の一部、

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人生の一部がありました。決してハグやキスができないほど遠い国で祖国のために戦っていても、手紙にはそれらに同等の温かさがありました。そして、ポステ・イタリアーネと切っても切れない関係にあるのが電報の存在です。電報を打つという仕事により、女性の社会進出に繋がったのです。

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電報にもまた、人生があったのです。 と、こんな話がありました。 次に、市長さんが呼ばれ、話をしました。 次に、コロナウィルスの影響下に置かれたこの2年間にポステ・イタリアーネがどのような素晴らしいことをして市民に寄り添ったかを紹介するビデオがありました。

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コロナ禍ですべてが終わり止まったように見えても、ポステ・イタリアーネは事業を続けたのです。ひとことでまとめるなら、こんな内容でした。 コミュニティのそばにいつでもポステ・イタリアーネはいたのです。

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次に、ひとの紹介がありました。郵便配達員をしていた父が手紙を届けた相手と恋に落ち、結婚し、その2人のこどもも郵便配達員になったという女性が「今日は皆さんとここにいて、自宅のように感じる」と話していました。 最後に、AD (amministrazione delegato: 最高経営責任者)のMatteo del Fante

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さんが話して、セレモニーは終わりました。 「ポステ・イタリアーネは、誰ひとりとして取り残したりしない」というMatteo さんの言葉が心に残りました。