世界のGOODデザイン鑑賞企画「看板編」

POO松本 @POO_MATSUMOTO

さらに市内各所に設置されたゴミ箱へのプリント看板。これが実に効いていて。実際に恐竜が居る訳はないんですが、こうやって恐竜がいるかも知れない「周辺」を各所に看板を出すことで興味を惹かせる手法。企画展もこの作戦が見事にハマって連日大盛況だったとか。いやぁ、これは行きたくなる！ pic.twitter.com/BtVtwh6fOx

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同じくカナダ・カルガリーで開催の「カルガリーホラーコンベンション」…怖い映画や小説などの複合イベントでは街全体を使って一大看板群を展開。まずその筆頭にこちら、立体印刷による殺人鬼軍団襲来を知らせる看板が。街が今どれだけ危険かを知らせるナイス看板。凶器は全部厚紙です、ご安心を（笑） pic.twitter.com/JompOexnNH

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まだまだホラーな看板は続き、一枚目は紙をわざとめくることで「死体を搬送」しようとしてるのを演出。二枚目は街中のWCの表記をホラー風味にリデザイン、三枚目は各イベントへのチケットをゾンビの頭に見立てて、もぎ取るデザイン。街中が一致団結し、ここまで徹底して盛り上げようとする姿勢が凄い！ pic.twitter.com/pUq0um3mCi

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まだだ、まだ終わらんよ！カルガリーホラーコンベンションではさらに街中の随所へ、立体看板を設置。それがこちら。なんと、マネキンの腕を血まみれ風にペイントして、その手に無料パンフレットを握らせるという、ホラーならではのアイデア看板。これを見つけた人は心底びっくりするだろうなぁ！ｗ pic.twitter.com/yKdzdeOnmW

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カルガリーホラーコンベンション、極めつけの看板がこちら。道路脇の排水溝、その内側にこっそり仕込んだ殺人鬼看板。…これわからんだろ！とツッコミがあるかもですが、こういった遊び心をすべて舐め尽くすのがオタクの習性。ただ等身大POPを置けば客が来るだろ、ってものじゃないんだぜ！実に天晴！ pic.twitter.com/9I578zRTEd

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あまりの量に日付が変わってしまいましたが（苦笑）今宵の看板四天王を最後にご紹介。超巨大部門最高傑作にはインドからこちらの「強くなろう」と謳った牛乳会社のびっくりデザインを。単純に右方向だけビルからはみ出しているだけの看板なんですが、これは初見時、心底度肝を抜かれた発想で。GJ！ pic.twitter.com/PBEbvyKwxn

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看板四天王、最小部門最高傑作にはカナダ、アーガイルファインアートの看板群を推したく。このサイズ感、決してフォトショとかでイジっている訳ではなく、マジでこのミニチュアサイズでの看板になっていて。隣に居る小型犬の方が大きいってどうことなのか？それは… pic.twitter.com/feElu7pTu5

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アーガイルファインアートとは「全作品が4×5インチ（約10×12センチ）で描かれた絵画展」な訳です。そのこじんまりとしたミニチュアサイズの展覧会ゆえ、看板も小さく作ったそう。鳩より小さく、今にも蹴飛ばされそうですが、逆に注目、惹きまくるよね！と見事な発想の転換に脱帽＆五体投地！ pic.twitter.com/ESviNT3YXR

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看板四天王、最も小粋な部門最高傑作にはこちらのオランダ・花卉園芸協会が設置した立体看板を。「一目ぼれした場合、ガラスを割る」と書かれた容器の中には一輪の真っ赤なバラが。日本では花を贈るという風習は日常的ではありませんが、こういった「粋」なセンスは存分に見習いたいものですな～！ pic.twitter.com/leco35arpm

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看板四天王、最後の最高傑作の座に輝くのはもうこれしかない。2018年にオーストラリアの各所に設置された、西オーストラリアバレエ団の「ドラキュラ」公演看板。右側に貼られた看板、それが鏡に写った左側を見てみると…居ない！？そうドラキュラは鏡に映らないのです、フハハ！ pic.twitter.com/9aBcMYQtW9

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これはマジもんの怪奇現象ではなく（苦笑）種明かしをすると、左右どちらからでも「37度」の角度で見ると、印刷された部分が見えなくなる（背面の色に溶け込んでしまう錯覚）という、フリップモーションエフェクト印刷での看板。だから角度をぐんと変えると、本当は鏡にも写ってしまいますｗ pic.twitter.com/jb1R2Hne2K

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ドラキュラは鏡に映らないので、それで正体がバレる…その設定をアイデアとして温めていても、それを再現すすだけの「技術」が追いついてこなければ、ただの妄想でしかなく。この時代になっても進化を続ける印刷技術の粋と古典的・普遍的な発想が実に見事にマッチした、素晴らしい看板ではないか、と。 pic.twitter.com/9x1Th5S0IQ

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この看板は大評判を呼び、たった1日で13120枚のチケットが売れ、バレエ団の年間講演チケットが3年ぶりかつ、設立史上最速で完売したそう。印刷技術が生まれてから幾百年。一時もその歩みを止めずに進歩する技術を手に、まだまだ我々の知らないデザインが生まれようとしていて。今後も楽しみですな～！ pic.twitter.com/p6MEnKAVdx

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【世界のGOODデザイン鑑賞企画：看板編総括】 GW初日ということで本企画過去最大数でのご紹介となりましたが愉しんで頂けましたでしょうか？看板とは結局のところ、それを背負うモノを表現する媒体。我々も自分という看板を背負ってこれからも生きていく訳で。GW、骨休みしたらまた頑張りましょう～！ pic.twitter.com/kliKiuSS6g

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さて、まだまだ世界のデザイン観足りないZE！という方には前回の「電子機器編」を。おすすめには過去企画でも人気の高かった6企画へのリンクも設定しておりますので、GWの暇つぶしに是非。次回は5月末の開催予定となります。それまでしばしのお別れを。ではは～！ togetter.com/li/1876207