2011年9月16日 朝日地球環境フォーラム2011分科会「海外メディアが伝えた震災」

2011年9月16日 朝日地球環境フォーラム2011の分科会「海外メディアが伝えた震災」の内容のまとめツイートです。 詳細は以下の公式を参照して下さい。(http://www2.convention.co.jp/asahi2011/speakers/index.html#p16_3_3) パネリスト 続きを読む
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KNB @kw36_wav

これから、昨日の朝日地球環境フォーラムの分科会「海外メディアが伝えた震災」のまとめツイートを流します。ハッシュタグは #asa_ef2011 で。基本的には登壇者の発言内容を流す形です。

2011-09-17 02:24:56
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 登壇者。コーディネーターは朝日新聞編集委員五十嵐浩司氏、パネリストは米CNNインターナショナル・ソウル支局記者ポーラ・ハンコックス氏、独taz紙編集委員ベティナ・ガウス氏、香港フェニックステレビ コメンテーター邱震海(チュウ ジェンハイ)氏です。

2011-09-17 02:28:43
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 ツイートの形は原則として通訳の日本語を「 #asa_ef2011 登壇者氏名(敬称略)。(質問や流れなど)。発言内容」という形式にします。映像資料や、会話特有の流れなどで一部欠けているところもありますがご了承ください。

2011-09-17 02:32:05
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 五十嵐。「大震災はメディアにとって大きな試練、どう伝えるかどう役に立つ報道が出来るのか。様々なメディアが様々なメディアが役割を果たしている中これまでの客観報道から人々の寄り添う動きもも見せている。ただ海外メディアからの報道は国内とは違う事情である。」

2011-09-17 02:34:18
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 五十嵐(2)。「それぞれの国でどう受け止められ、世論ムードにどう変化を与え、どう政策に影響を与えたのかに関心が集まっている。今回参加の様々な視野を持つジャーナリストの方々がパネリスト、日本メディアだけに限らないフランクな意見を交わせればと。」

2011-09-17 02:36:56
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#asa_ef2011 ハンコック(3)。「今回は海外メディアの311の報道、CNNはどう報じたか。ソウルで発生直後の被害の規模が見えにくい状況だが、余りにも大規模な地震なのですぐに3名で来日し、翌朝に山形経由で24時間掛かったが海外メディアで一番に被災地入り」

2011-09-17 02:39:18
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#asa_ef2011 ハンコック(4)。「仙台港を見て更に翌日には南三陸入りしたが壊滅的な被害で地震津波の規模を痛感。」 ここで南三陸での取材映像(CNNで放送されたもの)。 #asa_ef2011

2011-09-17 02:40:49
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 ハンコック(5)。「自然災害の取材では人間としての考えを回復させられる。殆どの人が内なる力を発揮している。必死で生活しようとする人々が水食料などを辛抱強く待っている。恐ろしい現実の中での冷静さ、助けを待つ忍耐、世界中で報じられ、日本人の行動について賞賛」

2011-09-17 02:42:12
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#asa_ef2011 ハンコック(6)。ここで4月にCNNで放送された大槌町での捜索と瓦礫撤去の取材映像。「ただ生存者の多くにとって一番きつかったのが愛する人や家族、町が見つからなかったという点。そして6ヶ月の現在でも捜索が続いている」

2011-09-17 02:44:04
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#asa_ef2011 ハンコック(7)「過去の他の国々での自然災害と比べると日本の対応は早いのだが、今回は福島原発という二次災害が大きくあった。福島では分からず東京あるいは米国に問い合わせ、放射能への対応が必要で、ジャーナリストにとって非常に大きな取材の障壁となった」

2011-09-17 02:46:32
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 ハンコック(8)「原発事故と放射能の存在は大きな課題で世界的にも非常に関心事となり、数週間もしないうちに海外からの支援もあった。総じて日本の対応は国際的には評価されているが、これには普段から行って来た海外での災害への積極的な支援活動故の賜でもある」

2011-09-17 02:49:07
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 続いてチュウ氏(9)。「311は中国でも非常に関心が高い、世界にとっても歴史的な災害。原子力の事故もあり都内のスタジオからも24時間生放送を続けていた。コメンテーターとして、考えなおすと日本の国民性、つまり結束を強く感じられた」

2011-09-17 02:52:39
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 チュウ氏(10)「特に原発の関連、非常に関心が高く、報道が続くにつれ技術の先進国の日本でも原発のセキュリティが守られてない、なら他の国だとどうなるか、ほんとうに原子力の世界は安全なのか、減らすことも考えるべきではないか、という声もあった」

2011-09-17 02:54:32
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 チュウ氏(11)「また地震でも数年前の四川での記憶が新しい。この時では日中という複雑な関係が故の問題もあった。四川で日本の自衛隊の一部支援が断られたのと同様、中国側の支援も一部中止に。両国の政府レベルでの不信感が出てしまった」

2011-09-17 02:56:32
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 チュウ氏(12)「また中国全体がお見舞いムードの中、ごくごく一部には陰謀論者もいた。例えば原発の爆発は核兵器か何かの実験をしていたのでは、だから国家機密を守るため、と主張する人など。このような両国間にはまだ難しい関係も残っているのも事実」

2011-09-17 02:58:52
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#asa_ef2011 チュウ氏(13)。「考えるべきなのは、勿論両国の国民が被災地への深い共感を相互に持っているという点は素晴らしいことであるが、国で分かれ複雑な関係を有しているので解決手段が必要ということ。支援には双方とも軍を差し向けていたという点もある」

2011-09-17 03:01:33
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 チュウ氏(14)「原発事故の件、中国への影響としては原子力の安全保障への懸念が出た事。日本で起きるなら中国でも直に起きるのではと。東海岸に集中する原発について中国の途上国という現状、そして政治的腐敗という点を見ると中国の問題はより深刻」

2011-09-17 03:05:00
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 チュウ氏(15)。「原発では国民の懸念と政府の問題、後者は政府が機能していれば大丈夫という意見もあるが、香港でも非常に心配されている。香港近隣の大規模な原発では小規模な事故が何度も起きている、当局は収束済というも情報が決定的に不足している」

2011-09-17 03:07:05
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 チュウ氏(16)「この原発の関連でも、香港では心配懸念を自分で言えるが中国本土ではそういかないという問題も。ネットで言うことは出来てもメディアの本流で言うことはまず無理。つまりは報道の自由が欠落している。そして半年してメディアではすっかり忘れられている」

2011-09-17 03:08:44
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 チュウ氏(17)。「実際中国の主流エネルギーは原子力で、中国が続ける限り日本も対応を考える必要。勿論原子力は今の中国では経済発展に必要なエネルギー源で依存低減は時期尚早な局面もある。政治問題だが将来的なエネルギーの枠組みメカニズムを考えていくべき」

2011-09-17 03:11:40
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#asa_ef2011 ガウス(18)。「ドイツで起きたこと、重要な政治決定がプロセスを経ずに行われたこと。メルケル首相の方針転換であるが、タブロイド紙報道でも14日はまだ世界は津波報道中心であるのに、既に原子力の戦慄が焦点になっていた。」

2011-09-17 03:15:40
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#asa_ef2011 ガウス(19)。「そして15日では、原発が爆発した状況下、メルケル首相の政策転換が大きく取り上げられた。つまりわずか3日で.それまで原発支持だった政府が政策を転換、議論前から内閣で決定していたが、このような前例はなかった。」

2011-09-17 03:17:32
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 ガウス(20)。「実際22年までの原子力継続利用と段階停止の議論、事業者保障の話もあったが、首相の決定を覆すものではなかった。この世論はメディアで強調されたが、起こしたのはメディアではなかった。原子力は長期議論されていたが福島事故で一挙に懐疑が多数に」

2011-09-17 03:20:33
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 ガウス(21)。「で結果的に世論が変化し、終末論的な考えも含めて原子力のカタストロフィーが認識され、福島が何を意味するかがドイツ国内メディア、シュピーゲル誌でも『福島はどこにでもある』とチェルノと比較して原子力の命運が将来封印されるという記事も出ていた」

2011-09-17 03:23:51
KNB @kw36_wav

#asa_ef2011 ガウス(22)。「特に影響が大きかったのはテレビで、現地からの報道は25年前のチェルノの惨状を記憶を想起させ、日常を突然危険、と変化させる原子力の存在について、政策の不信や福島の真実が隠されているという不信も根付いてしまった」

2011-09-17 03:25:58