茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2901回「『その男、凶暴につき』の時のたけしさん」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２９０１回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

昨日は「イマジネ大学」の収録だった。ゲストに女優の川上麻衣子さん、クリエイターの友人として、スウェーデン出身の落語家、三遊亭好青年さん、そして獣医師の佐藤亮一さんがいらした。放送を楽しみにしていただきたい！ designassociation.jp/imaginez/

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川上麻衣子さんは、「北野武」名義での初の監督作品となった『その男、凶暴につき』で、主演もしたたけしさんの妹役をされている。現場のお話が興味深かった。たけしさんはシャイで、演技指導なども本人が言わず、人づてに伝えてきたのだという。

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また、『その男、凶暴につき』の時のたけしさんはまだ「世界の北野」の前だから、その映画撮影の手腕が未知だった。それで、照明やカメラなどのスタッフが、このように撮ったら、というやり方でまずは撮影して、その後、「もうワンテイク」とたけしさん独自のやり方で撮影したのだという。

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通常の手法で撮影した映像はおさえておいて、その他にたけしさん独自のやり方で撮影した。後半になると、たけしさんのやり方が浸透して、スタッフも、そのやり方で撮りたいと積極的になったのだという。役者と一緒にカメラも落として撮ってもいいかというようなアイデアが出たのだという。

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また、脚本も、川上麻衣子さんの演じる「妹」は最初は陽キャラだったのが、現場に来たら変わっていて陰キャラになっていた。最初からその設定だと周囲が反対するから、直前まで伏せておいて、いきなり変えたのではないかと川上さんがおっしゃっていた。

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「イマジネ大学」 @imaginez_d は、クリエイターのための番組だが、川上麻衣子さん　@majko_k　のような現場のお話の中にこそ、創造性のヒントがあるように思う。番組はディスカバリーで、そしてユーチューブでも公開されています。ぜひご覧ください！

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以上、連続ツイート２９０１回、「『その男、凶暴につき』の時のたけしさん」をテーマに６つのツイートをお届けしました。