EU代表部: “緊急時におけるリスクコミュニケーション”
緊張関係もある。分業化の社会で、だれかを信頼して進まなければならない。日常的なコミュニケーションの大事さは金融でも同じ。すると、緊急時にお互いに勘所が分かる。だが、震災があって、日常的なコミュニケーションの限界が明らかになってしまった。バカの壁という言葉があったが。
2011-10-01 16:00:49三ヶ所同時の記者会見で情報は多くやりとりされたが、本当に知りたいことに答えておらず、情報も出さなかった。今年、下院に科学技術のための委員会も設けられた。
2011-10-01 16:02:34角南さん:若い世代はツィッターなど新しいメディアを使っている。多様性をどう捉えるか。 ハーノさん:我々は信用に基づいて報道しなければならない。真実を伝えることが必要。今回の危機で難しいのは、首相でさえ情報が上がらなかったのに、我々はどうすればよかったのか。
2011-10-01 16:05:18これはコミュニケーションの災害。国民は政府を信用していない。民主主義にとって悲劇である。メディアは我々がわかっていること、わかっていないことを伝えることが必要。東電の会見など、情報の意味を説明してくれる人が必要。政府は正直、誠実に情報を提供しなければならない。
2011-10-01 16:08:47足立さん:スピーディの取材で思ったのは、本来インプットされるべきデータが得られなかったからということだった。別の利用がある、といったことがなく、縦割りで自分の仕事だけをやっていた。ハーノさんが仰ったように、情報隠したという批判に対して、ありとあらゆる情報を垂れ流している。
2011-10-01 16:11:29アメリカが80kmの避難勧告をしたときに、日本政府の説明は合理的でなかった。ちょっとずつ、ボタンの掛け違いがあって、それが今も続いているようだ。
2011-10-01 16:12:51津村さん:もともとコミュニケーションのベースができているかによって、情報の選択と集中ができるかによる。たとえていうなら、かかりつけ医や、犯罪捜査。だんだんメディアの態度は犯罪捜査になってきた。
2011-10-01 16:14:22スタマンさん:ハーノさんから大胆なコメント。現在の政府と市民との信頼がない、と言うと、もう話したくない、ということか?ハーノさん:東京の市民に訊くと、信用せず、自分でガイガーカウンターを買って測っているという。何らかの種類の信頼に足る構造が必要。今の日本は危険な状況。
2011-10-01 16:17:12リュービヒさん:誰も彼も信用せず、自分しか見えない。メディアにも政府にも信頼に足る人物はいる。一般化できない。ハーノさん:これは、存在論的な問題。生きるか死ぬかという状況。
2011-10-01 16:19:07フロア:情報の対処における社会的準備、しなやかさ。誤った情報に対する寛容性をどの程度持つか?ハーノさん:簡単で、ジャーナリストとしては、何らかのルール、倫理観に従う。たとえば、最初の情報は信用しない。自分で検証して、その時点でベストなものを出すということ。
2011-10-01 16:22:47足立さん:我々も聞いたものを垂れ流しているばかりでなく、検証している。津村さん:寛容さという話があったが、これだけのことがあると社会が動揺する。国民と政府は喧嘩別れできないので、ベストが難しければベターを目指す。平川さんの本を読んだ。プロセスの透明性と、絶え間ない対話が大事。
2011-10-01 16:26:58フロア:東電は間違った情報を出したが、政府はどうか。構造的な問題だと思う。情報の流れ、コミュニケーションについて対応が必要ではないか?角南さん:政府もいいモデルがないか探している。リュービヒさん:原則だが、どのような状況でも学習できる。情報の発信元が信用できなければならない。
2011-10-01 16:29:41@i2ta あ,そうなんですか.失礼いたしました.(じゃあ,一体誰が何のために実況中継を???)
2011-10-01 16:33:39パネルは終わり、キャンベルさんのまとめです。日本で仕事をしておらず、関わってない立場で申し上げるが、今回のシンポのメッセージの一つは政府はもっとオープンであるべき。有本さん:学術会議の幹部がおらずフェアでないので、フォローすると、集合的知性がなぜ役立たなかったのかを反省しないと。
2011-10-01 16:34:36キャンベルさん:日本の学術会議には社会科学も入ってるが、リスコミなどを研究していることもあるはず。メッセージの一つは自分のコミュニケーションの準備態勢。特に日本では科学者と政府との関係。また、メッセージの受け手の見解も重要。それを踏まえてどのように効果的に発するか。
2011-10-01 16:37:27コミュニケーション戦略の一環として、制度。議会、科学者の役割。科学者は最も信頼されている。中でもコミュニケーションのできる人が準備態勢な役割を果たす。その人を放っておくのではなく、討議の内容を公開するなどして透明性を高める。ソーシャルメディアも含めて、信頼感を得たところが発信。
2011-10-01 16:40:21緊急時には全体像を提供する発信者が要る。火山学界では行動規範ができており、一環した発信をすることをしている。一般市民もだが、ジャーナリストも思っているより賢いということを付け加えたい。また、情報をどんどん更新して行くこと。もう一つはデータがオープンにされているか。
2011-10-01 16:43:04シュヴァイスグートさんより閉会の挨拶。とても刺激的な議論だったと思う。STSフォーラムの前日で、EUにとっては実験的でリスクのある試みだっただろう。日本とEUにとって意義があること。研究協力協定も、311後は、新エネルギーや原子力など。EUからも注目されている。
2011-10-01 16:49:04ドイツでは、東京が死の街になったという誇張された報道もあった。今回は単に福島だけでなく、もっと大きな問題を取り上げたかった。重油流出や火山など。国際的なネットワークが科学でも必要となることになった。ヨーロッパの政治家と話してて思うのは、もっと控えめなアプローチを取るべき。
2011-10-01 16:52:37外部からの批判は簡単だが、ヨーロッパでこれが起きてうまく対処できたかどうか。だがヨーロッパでは各国の機関が協力した。これもコミュニケーション。外部の独立した専門家の力を借りて、情報を発信すべき。今一度協力いただいた方に感謝いたします。
2011-10-01 16:55:08同時に政府を信用してないなら、なぜ政府の対応にただ苛立ったり、他の情報に基づきアクションがとれないのだろう。多くの国だと(良くも悪くも)政府の代わりに教会が情報を伝達する役割を担ったりするのだけど。それも。 @i2ta これはコミュニケーションの災害。国民は政府を信用していない。
2011-10-01 16:18:08