EU代表部: “緊急時におけるリスクコミュニケーション”
@hirakawah そう言っていただけると幸いと存じます。実は公共圏は戦後すぐに『啓蒙の弁証法』で決定的に否定された概念でもあると私は考えています。「アウシュビッツ以降に詩を書くことは野蛮」なのですから、コミュニケに可能性など無いわけです。
2011-09-29 15:58:19@hirakawah でもハバマスは無理を承知でやろうとした。『公共性の構造転換』の後半部で公共性が暗いイメージで、行政や経済にからめとられていく様子が描かれておりますが、これなどは明らかに啓蒙の弁証法の影響を受けて書かれているのではないかと私は考えています。
2011-09-29 16:03:54その認識は強く共有します。ましてや民主主義国家で初の原発過酷事故が起きた311以降は尚更です。RT @taketake_bon: @平 「アウシュビッツ以降に詩を書くことは野蛮」なのですから、コミュニケに可能性など無いわけです。
2011-09-29 16:06:13裂け目としての公共圏は、常に、あるはずのないもの、「奇跡」の側に属するもの、againt all oddsなものだという認識があります。RT @taketake_bon: @平 「アウシュビッツ以降に詩を書くことは野蛮」なのですから、コミュニケに可能性など無いわけです。
2011-09-29 16:08:20oO(アレントが"action"を「始まり」の能力とし、その中に「奇跡創造能力」を含め、最も政治的な行為としたのはやはり凄い。)
2011-09-29 16:10:06@hirakawah 「原子力政策円卓会議」「原子力懇談会」「長期計画にご意見を聴く会」など、矢継ぎ早にコミュ空間を設定してきた、原発行政が、最も最悪の状況にあるのを前にして「もっと科学コミュを!」というのも…。必要なのはなぜこれほどコミュをしたのに機能しなかったかの反省かと。
2011-09-29 16:09:16まさにそういう危機感で書かれたものだと思います。RT @taketake_bon: @hirakawah でもハバマスは無理を承知でやろうとした。『公共性の構造転換』の後半部で公共性が暗いイメージで、行政や経済にからめとられていく様子が描かれております
2011-09-29 16:12:09そこはちゃんと丹念に史料と証言ベースで研究されるべきところですね。概論的には原子力がやってきたのは結局パブリック「アクセプタンス」でしかなかったということなのでしょうけれども。RT @taketake_bon: @平 原発行政が・・なぜこれほどコミュをしたのに機能しなかったか
2011-09-29 16:15:28.@taketake_bon こちらからお声掛けしたのに申し訳ありませんが、ちょっとまた仕事に戻らねばなりません。またぜひ、議論できればと思いますので、今後ともよろしくお願いしますね。
2011-09-29 16:17:39@hirakawah 私もなんか腹が痛くなってまいりました。またご議論いたしたいと存じます。これからもよろしくご友誼賜われますと幸いと存じます。お仕事お疲れ様です。
2011-09-29 16:23:50デミロヴィッチのように新しい「フランクフルト学派」の人らは、公共圏のことをものすごく悪く言うわけです。コミュニケ能力などいいて、学生を経済にからめ取ろうとしている様子は日本でも見られますが、彼はコミュに支配の可能性しか見ていないわけですね。こういう公共に反対する意思も必要です。
2011-09-29 16:15:16最近はフランクフルト学派の学説史的研究が盛んで、ヴィガースハウスやデミロヴィッチらがホルクハイマーの受講生なんかにまでインタビューしに行って入念に研究しているようですね。私はドイツ語だめなんでわかりませんが。この中にはフランクフルト学派なんかなかった、って主張もあるようで。
2011-09-29 16:37:44アレントの『エルサレムのアイヒマン』読んでみると、重要性がわかるんですが、人当たりはいいのに、善人なのに、大局的にみるとごっつい悪いことしている人っているわけです。官僚なんかまず悪い人いないんですが、集合的に見ると、とんでもないことしている人いるわけです。
2011-09-29 16:41:46家庭では「善良な父ちゃん」職場では「良い上司」でもやっていることは、原子力の推進と反対派の撲滅、なんていう人は結構いるかも。こういう人も批判しなきゃあならないんですが、何か釈然としないことはあります。
2011-09-29 16:43:33拙著 『科学技術とリスクの社会学』で京都大学名誉教授芦田和夫と関西電力の癒着を調べたのですが、関電の子会社に芦田ゼミの学生が大量に就職していることのほかは調べがつかなかったので、結局「御用学者」という言葉は一回も使えなかったのでした。特定の人物が御用学者だというのは難しいことです
2011-09-29 16:55:12「いのちは闇の中のまたたく光だ」と言ったのはナウシカ。政治・行政・技術的空間(=システム)の「裂け目」としての市民的公共圏もしかり。それは、絶えず輝かそうとしなければ闇の中に堕ちていくだけ。
2011-09-29 17:41:29僕は、最初の水素爆発以降、政府発表の信頼度は劇的に上がったと考えています。 : 菊池誠 @kikumaco (大阪大学サイバーメディアセンター教授) #genpatsu #fukushima
2011-09-29 12:26:50もちろん皮肉でしょ!? QT @genpatsumeigen @kikumaco 僕は、最初の水素爆発以降、政府発表の信頼度は劇的に上がったと考えています。 : 菊池誠 @kikumaco (大阪大学サイバーメディアセンター教授) #genpatsu #fukushima
2011-09-29 14:18:04これは3月時点での評価だからね。平川さんも同意している話 RT @morita0 皮肉でないとこが皮肉だ RT @agatha_no_mori もちろん皮肉でしょ!? QT @genpatsumeigen @kikumaco 最初の水素爆発以降、政府発表の信頼度は劇的に上がった
2011-09-29 20:31:54ただしSPEEDI問題、「直ちに」問題その他で1週間程度で瞬く間に信用失墜し、さらに20mSvや避難の問題等で泥沼化したと思ってます。RT @kikumaco: これは3月時点での評価だからね。平川さんも同意している話 RT @morita0 QT @genpatsumeigen
2011-09-29 20:38:223月時点での文脈は「その時点でどこの情報がもっとも信頼できるか」だったので、その評価は基本的に正しいし、少なくともそれ以前と比べるれば高い。出ているデータの信頼度はやはり高いが、出ていないデータが問題という意味で、絶対評価としては高くないのが現状 @genpatsumeigen
2011-09-29 20:48:28いずれにしても、水素爆発直後の枝野会見で政府発表の信頼度が劇的に上がったという3月時点の評価は、別に僕に限ったことではなく、たとえば平川さん( @hirakawah )も同意していた程度に普通の評価だったということですよ。それ自体はそれだけの話 @genpatsumeigen
2011-09-29 20:52:05今日、エイプリルフールだっけ?!w RT @genpatsumeigen: 僕は、最初の水素爆発以降、政府発表の信頼度は劇的に上がったと考えています。 : 菊池誠 @kikumaco (大阪大学サイバーメディアセンター教授) #genpatsu #fukushima
2011-09-29 21:23:59まぁ、いま思えば、政府の信用度が上がったというのは錯覚だったというべきなんだろうなぁ。「これまでの自民党政権だったらこうはいかないよな」という「期待の低さ」ゆえに、菅政権がマシに見えただけなんだと思ってる。
2011-09-29 20:40:25