畠山雄二編『正しく書いて読むための英語前置詞事典』(朝倉書店)

畠山雄二先生 @bot82460412 による内容紹介ツイートをまとめます。 書籍情報はこちらから https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=51073
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畠山 雄二 bot @bot82460412

近刊『正しく書いて読むための 英語前置詞事典』(編著者:畠山雄二/執筆者:縄田裕幸・小林亜希子・島本慎一朗・一條祐哉・木口寛久・本田謙介・田中江扶・中島基樹)(朝倉書店)の内容紹介ツイートを今晩からはじめます。1日1ツイート。2年以上にわたってやるんじゃないかなと。( ´・畠・`)山 pic.twitter.com/aBONz1BwXR

2022-11-09 16:25:06
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畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞onには、John was on the night shift that night(ジョンはあの晩宿直だった)からわかるように、「従事する」の意味がある。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-09 21:18:37
畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞onには、Spider-Man on the ceiling(天井に張り付いているスパイダーマン)からわかるように、(「〜の上に」という意味よりはむしろ)「接触」の意味がある。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-10 21:02:04
畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞onには、The baby is on a 2 A.M. bottle in the early weeks(その赤ちゃんは、初期の数週間、夜中の2時にミルクを飲む)からわかるように、「摂取する」の意味がある。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-11 21:01:19
畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞withには「いっしょに」という意味がある。よって、withに対して平和的な「仲間」のイメージを抱くことであろう。でも、1000年以上も前、前置詞withには「仲間」とは真逆の「対抗」といった「敵対」の意味もあったのだ。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-12 20:48:44
畠山 雄二 bot @bot82460412

現代語の前置詞withには「対抗」といった「敵対」のニュアンスはない。でも、その「亡霊」がwithdrawの中に潜んでいる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-13 21:05:44
畠山 雄二 bot @bot82460412

日本語の助詞「で」は、最初、「にて」という形をしていた。それが、16世紀になると、「にて」が融合して「で」の形になった。日本語の助詞「で」は「にて」の進化系なのである。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-14 21:21:25
畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞は、他動詞と同様に、その直後に目的語をとる。その点、前置詞は他動詞の一種(というか変異種)と考えることができる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-15 20:55:59
畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞aboutには、We talked about music(俺たちは音楽について語り合った)からわかるように、「関連」の意味がある。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-16 21:35:09
畠山 雄二 bot @bot82460412

That’s what life is all aboutは、前置詞aboutの意味「関連」を意識して意訳すると、「それが人生というものだ」となる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-17 21:09:11
畠山 雄二 bot @bot82460412

The government should do something about the recessionは、前置詞aboutの意味「関連」を意識して意訳すると、「政府はこの不景気をなんとしないといけない」となる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-18 21:05:32
畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞aboutには、We walked about the town(私らは町をあちこち歩き回った)からわかるように、「場所」の意味がある。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-19 20:58:05
畠山 雄二 bot @bot82460412

Can you get me a knife while you are about it?は、前置詞aboutの意味「場所」を意識して意訳すると、「ついでにナイフとってもらえる?」となる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-20 20:58:01
畠山 雄二 bot @bot82460412

There is something mysterious about the accidentは、前置詞aboutの意味「場所」を意識して意訳すると、「その事故にはどこか謎めいたところがある」となる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-21 20:53:30
畠山 雄二 bot @bot82460412

前置詞aboutには、The egg was about the size of a tennis ball(その卵はテニスボールぐらいのサイズだった)からわかるように、「概略」の意味がある。ただし、このaboutは、辞書では前置詞ではなく副詞として紹介されていたりもする。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-22 21:06:03
畠山 雄二 bot @bot82460412

I have tried just about every possible way to solve the problemは、前置詞aboutの意味「概略」を意識して意訳すると、「その問題を解決するために俺は考えうるほぼすべての方法を試してみた」となる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-23 20:57:16
畠山 雄二 bot @bot82460412

The train is about to leaveは、前置詞aboutの意味「概略」を意識して意訳すると、「電車はまもなく出発します」となる。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-24 21:05:15
畠山 雄二 bot @bot82460412

The egg was about the size of a tennis ball(その卵はテニスボールぐらいの大きさだった)やThe egg was about 5cm(その卵は5cmぐらいだった)のaboutは副詞と分析されることが多い。これらのaboutは省略が可能だから(前置詞なら省略不可)。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-25 20:58:07
畠山 雄二 bot @bot82460412

We talked about musicの前置詞aboutは前置詞ofと置き換えが可能。同じように、We walked about the townの前置詞aboutも前置詞aroundと置き換えが可能。前置詞は、意味や機能な同じが同じなら、他の前置詞と置き換えが可能。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-26 20:52:32
畠山 雄二 bot @bot82460412

The egg was about the size of a tennis ball(その卵はテニスボールぐらいの大きさだった)のaboutは副詞のexactlyと置き換えが可能。副詞は、意味や機能が同じなら、他の副詞と置き換えが可能。よって、先ほどの文のaboutは前置詞じゃなく副詞。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-27 20:58:20
畠山 雄二 bot @bot82460412

talk aboutやwalk aboutのaboutは前置詞。それに対して、about the size of…のaboutは副詞。about the size of…のようにaboutの後ろに数量や大きさを意味する名詞がきたり、The egg was about the size of a tennis ballのように数値がくるときは副詞。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-28 21:03:12
畠山 雄二 bot @bot82460412

We talked about the possibility of leaving JapanはWe discussed the possibility of leaving Japanに書き換えができる。前置詞aboutが使われている前者は日常的に使える表現であるのに対し、aboutが使われていない後者は堅い表現である。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-29 20:49:41
畠山 雄二 bot @bot82460412

8世紀から11世紀にかけての古英語では、前置詞aboutはon-butonのような表記をしていた(ちなみにbutonはout ofやwithoutを意味する前置詞)。その後、on-butonのon-が弱化してa-butonになり、さらに語末の-onが脱落して今のaboutになった。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-11-30 21:18:26
畠山 雄二 bot @bot82460412

aboutの3つの意味「関連」「場所」「概略」の中で最初に出てきたのは「場所」の意味。英語の前置詞の多くが空間を表す意味から発達してきているが、aboutもその例外ではない。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-12-01 20:58:42
畠山 雄二 bot @bot82460412

OEDに記載されているaboutの最古の意味はaround the outside(外側の周辺で)である。aboutのもとの形はon-butonであるので、そのbutonの意味のout ofやwithouがちゃんと組み込まれている形になっている。『英語前置詞事典』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2022-12-02 20:45:24
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