CEO・CFOのためのベンチャーファイナンスVol.2 まとめ #ceocfo

ベンチャーファイナンスの勉強会のまとめです。 登場人物はグロービス・キャピタル・パートナーズ仮屋薗さん、インフォテリア平野社長、トーマツベンチャーサポート吉村社長、VASILY金山社長、キラメックス村田社長です。 主催はインキュベイトファンド木下さんです。
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米重 克洋 @kyoneshige

平野さん「先のことばかりやっていても儲けがなく、詰め寄られたことがある。その時ジョブズ同様追い出されるのではないか、というか、次は誰が良いか、などと思ったことがある。」 #ceocfo

2011-10-14 20:36:17
米重 克洋 @kyoneshige

仮屋薗さん「ジョブズは1回病気になったが経営者に戻って、スタンフォードで名演説をした。死の淵に立って見えたものがあるのだと思う。経営者として『いびつさ』が必要になることがあるが、それがあった。晩年はエゴではなく万人の価値文化の創造にシフトされた。」 #ceocfo

2011-10-14 20:38:39
米重 克洋 @kyoneshige

金山さん「会社経営ほど面白いものはない。比較対象すらない。死にたくない、ずっとやりたい、死んでもやりたい」 #ceocfo

2011-10-14 20:39:02
米重 克洋 @kyoneshige

木下さん「創業期の経営チームの作り方について聞きたい」 #ceocfo

2011-10-14 20:41:27
米重 克洋 @kyoneshige

村田さん「創業期は1人だった。09年2月から10年5月のKAUPONリリースまで社員は自分1人。受託半分、自社サービス半分という生活を黙々とやっていた。そのなかで仕事仲間と意気投合して少しずつチームが出来ていった」 #ceocfo

2011-10-14 20:42:21
米重 克洋 @kyoneshige

金山さん「自分はエンジニアではなくプロデューサーなので、"作る人間"が必要だった。前職のYahoo!で一緒に仕事していた一番腕の良いエンジニアを会議室に呼び出して、一緒にやろうと言った。仕事のやり方を分かっている仲間と一緒にやるとスピード感が凄い。#ceocfo

2011-10-14 20:43:54
米重 克洋 @kyoneshige

平野さん「金山さんと同じく会議室に呼び出してCTOを口説いた(笑)残念ながらふたつ返事ではなかったが、ひと晩考えて決断してくれた。インフォテリアは最初の7人までロータスだったが、そこでロータス社長に呼び出されてもうやめろと言われたので元ロータスを採り始めた」 #ceocfo

2011-10-14 20:46:14
米重 克洋 @kyoneshige

吉村さん「従業員のモチベーション維持に非常に苦労する。通常監査という堅めの仕事をやっているが、ベンチャーサポートでは販路開拓など楽しいことをやっている。」 #ceocfo

2011-10-14 20:47:13
米重 克洋 @kyoneshige

仮屋薗さん「創業期しばらくはビジネスモデルに対して答えが出ないので、心が折れやすい。そこで大事なのは、何かをやるにあたってのビジョンや価値観に迷いのないメンバーで集まること。頭が良いから、などの理由でピックアップするとエラいことになる。」 #ceocfo

2011-10-14 20:48:48
米重 克洋 @kyoneshige

平野さん「優秀な人、とか考えがちだが、僕は仲間について『こいつがしくじって会社が潰れてもいい』と思った。大変なときに信じられるかが大事。」 #ceocfo

2011-10-14 20:49:44
米重 克洋 @kyoneshige

金山さん「社長は絶対にファイナンスが分からなければダメ。VCの人とお金の話が出来ないというのは、インド人に中国語で話しかけるのと同じ。独立前はYahoo!で空いた時間にファイナンスの勉強をずっとしていた。今のように磯崎さんの本もなかったから無茶苦茶つまらなかった」 #ceocfo

2011-10-14 20:51:18
米重 克洋 @kyoneshige

金山さん「一番アドバイスを受けて助かったのは実はキラメックス村田社長。横のつながりで、ガッツリ資金調達した経営者と夜な夜なSkypeしたりしていた」 #ceocfo

2011-10-14 20:52:26
米重 克洋 @kyoneshige

村田さん「うちの場合はたまたまCFOが早い段階からいた。いざ資金調達となった時、予算計画をどう作っていくとか、ディテイルになると自分では厳しかったのでCFOと一緒にやっていくことでクリアした。」 #ceocfo

2011-10-14 20:53:54
米重 克洋 @kyoneshige

仮屋薗さん「キラメックスさんはグロービスの投資のなかで最も短い、少ないプレゼン資料だった。3枚。」 #ceocfo

2011-10-14 20:54:26
米重 克洋 @kyoneshige

仮屋薗さん「スタートアップについては、ビジネスモデルは経済合理性がしっかり成立しているかということと、それを遂行できる経営チームかというところを見る。収益モデルのビジョンやキャッシュ・フローへの感覚がない経営者はまずい#ceocfo

2011-10-14 20:56:33
米重 克洋 @kyoneshige

吉村さん企業決算は1年単位だが、それを1ヶ月単位で切ってみていくのが会計士の基本。CFOは月単位に数字を素早く切って、現状を見え易くするのが仕事」 #ceocfo

2011-10-14 20:57:09
米重 克洋 @kyoneshige

平野さん「アメリカ型の資金調達をするにあたって、イメージはあった。そこで会社設立の次の日にVCに4倍で買ってくれと言って回ったらお前馬鹿かと言われた。イメージだけでは説明ができない。そんな時にNVPPの村口さんに助けられた。資本政策をバリバリ書いて調達まで出来た」 #ceocfo

2011-10-14 20:59:10
米重 克洋 @kyoneshige

平野さん「事業計画上、プロダクト開発に10億、リスクヘッジに5億で計15億というイメージだったが、合計27億集まった。それで人も集めて進めたが、売上が想定通りにならない。そこで2年後に人を半分くらいに減らすリストラをした。これが辛かった。」 #ceocfo

2011-10-14 21:01:38
米重 克洋 @kyoneshige

平野さん「人数が増えないと、投資側からは何で計画通り増えないのか、と言われる。ところがCTOは自分のメガネに適わないと全然入れない。そこで事業計画とビハインドしてしまった。が、結果として十数年して、非常に良いチームが出来た」 #ceocfo

2011-10-14 21:04:33
米重 克洋 @kyoneshige

吉村さん「上場すると今まで見たことのないお金が入ってくる。すると、いろんな人がどんどんその経営者のもとに寄ってくる。上場前は200万の投資も慎重にやっていたのが、上場後2億の投資して失敗するということがあった。その時、判断は必ず経営者ともう1人ですることが大事」 #ceocfo

2011-10-14 21:05:41
米重 克洋 @kyoneshige

金山さん「受託とサービス開発の二足のわらじは非常にキツい。調達したお金も、自分たちの体の一部を分けて出していただいたもの。もらったお金ではないので、使い道には受託をやっていたころ以上に気を使うようになった」 #ceocfo

2011-10-14 21:07:21
米重 克洋 @kyoneshige

村田さん「お金を使うタイミングは、ビジネスモデルが固まってこれで行くんだという時。資金調達する時に出した事業計画もあるが、その後競合参入で市場環境が変わるなどのこともあるので、それに応じてキャッシュアウトを抑えて、ソーシャルコマースを試してみるなどした」 #ceocfo

2011-10-14 21:08:36
米重 克洋 @kyoneshige

仮屋薗さん「資金調達の時に必ず言うのが『ミニマム18ヶ月分集めるべし』ということ。資金調達は経営陣にとって一番大事な事業開発のための時間、リソースを食ってしまう。なので、最低18ヶ月、出来れば24ヶ月分、しっかり調達するのが望ましい。」 #ceocfo

2011-10-14 21:11:10
米重 克洋 @kyoneshige

仮屋薗さん「ダイリューションは時間を買うためのこと。しっかり2年分の資金を集めて事業開発に集中できる態勢を作り、そのうえで事業を回してみてビジネスモデルが固まるのが見えた段階で広告費などの資金を一気に投入する。収益モデルが見えるまではマーケのコストは控えめにする」 #ceocfo

2011-10-14 21:12:45
米重 克洋 @kyoneshige

平野さん「最近のスタートアップバブル、数百万を調達したらイケるんだという風潮は気になる。僕は最初に必要な金額をしっかり調達することが絶対に大事だと言いたい。Y Combinatorも卒業生は数ヶ月後にVCに行く。数百万だけでずっと回るはずがない。」 #ceocfo

2011-10-14 21:15:08