ホストやナンパ師が女性に多額のカネを貢がせる方法。これでも「貢いだ女性の自己責任」と言えますか？

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

家庭環境に問題を抱えた子供以外にも、発達障害のある女性を狙ったり（言いくるめやすいため）、出会い系サイトやSNSで精神的な問題を抱えたいわゆる「メンヘラ女子」を狙うこともある。 彼女らに共通しているのは、ホストがつけ込みやすい「心の隙」がある点だ。

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そうして捕まえた女性と食事（ホストクラブではなく一般的な飲食店）に行き、相手に信頼させた上で「俺が入ってる店、初回は100円で飲めるから」などと格安の料金を提示して誘うのがよくある手段である。

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なおホストに対し「悪い人」とか「怖い」というイメージを持つ女性は少なくないのだが、実際に一緒に食事をしたり優しくされるとイメージとのギャップから「すごくいい人」という印象を抱きやすく、「また会いたい」となりやすい。

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頃合いを見計らって「好きだ。俺と付き合って欲しい」と言い、名目上は彼氏と彼女の関係になるが、「借金を抱えているので返済のために稼がないといけない」などとカネが必要なことをアピールした上で（もちろん嘘）、「少しでも長く一緒に居たいから店に来て自分を指名して欲しい」と誘導する。

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（一応、各都道府県の迷惑防止条例により、ホストクラブを含む風俗店への路上での執拗な客引き行為は禁止されているが、先ほど挙げたような方法では相手に対して路上で直接的にホストクラブへの来店を勧めているわけではないため、違法にはならない事もポイント。）

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女の子にしてみれば、自分の彼氏が仕事とはいえ店で他の女の子と長時間会っているのは気が気でない。なのでなるべく長い時間にわたってホストクラブに居ようとするし、「そのためにお金をたくさん稼がなきゃ」という気になる。

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また、女の子が学校に通っている場合、退学するように仕向ける。具体的には、「学校なんて行かなくても金は稼げる」「学校に行くくらいならその時間を使って稼いだ方が賢い」「手に入るか分からない将来のお金より、確実に今手に入れられる金を稼ぐ方がいい」などと吹き込み、「金が全て」と洗脳する。

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女の子に友達がいる場合も、縁を切らせる。例えば女の子が友達とLINEや電話をすると、「男だろ！！！！！」と浮気を強く疑うフリをしながら突然めちゃくちゃ激しく怒り出す。怒鳴るだけではなく何発か殴ることもある。

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当然、女の子は彼氏がいきなり豹変したことでとても驚き恐怖するわけだが、「ごめん。お前のことを本当に愛してるから、絶対に他の奴に渡したくなくて…」と言い訳をしておく。女の子の携帯を見て着歴があった時などにもそれを何度か繰り返すと、女の子は恐怖心から友達と連絡を取らなくなっていく。

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要するに、女の子と他者との関係を完全に断ち、孤立させるわけである。そうすることで、女の子にとって頼れる人間は世界でホストたった１人だけとなり、ますます依存の度合いを深めることになる。 店で会っていない間もLINEでやり取りするため、24時間、常にホストに管理されている状態となる。

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ホストはそのようにして女の子から冷静な判断力を奪うわけだが、時にはさらなる手段として違法な薬物を使うこともある。 ホストは世間一般の人と比べ、薬物との距離がたいへん近い。主要な繁華街には常に薬物の売人が出入りしており、意外なほど簡単に違法薬物が手に入ってしまう。

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このように、ホストは違法な手段を含めあらゆる手を使って女の子を金銭的にも肉体的にも精神的にも追い詰める。 冷静な判断力があれば、「本当に愛してるなら暴力なんて振るわない」とか「本当に大切な人に大金を使わせるわけがない」と気づくはずだが、そういう判断ができないようにするわけである。

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女の子から判断力を奪ったら、多額のカネを巻き上げる準備は完了だ。 他の女性客の存在を匂わせ、「他の子の方がたくさんボトル入れてくれる」などと言い、女性同士の競争心を煽る。 女の子の収入が少ない場合、「体を使って稼いで欲しい」と風俗で働くよう勧め、同系列の店に沈めれば店も儲かる。

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女の子は「貢がないと捨てられる」という強い恐怖心があるので、ホストクラブに居る時間以外はほぼずっと働いてしまうことになる。 pic.twitter.com/oD7r5ReI6c

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特にホストの誕生日などのイベント時には、いつもより高額（数百万円）のボトルを入れるように執拗にお願いする。それはもちろん女の子に対する売り掛け（＝借金）となる。

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前に書いた通り、女性客が売り掛けを払えずに逃げると、その分は担当のホストが払わなければならない。 もちろんホストが夜逃げすることもあり得るが、ホスト業界は横の繋がりが強く、逃げても他の店で働くことはできない上、ホストしか経験が無ければろくな就職先も無い。

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そのため、ホストは売り掛けの回収のためにも手段を選ばない。ホストが自ら女の子の実家まで回収に行くこともあれば、女の子に家族の財産を盗むよう言ったり、詐欺などの犯罪や、闇金での借金をしてでも金を作るよう強要することもある。

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たとえ女の子が限界を感じ「苦しいので別れて欲しい」と言い出しても、ホストが別れてくれることは基本的に無い。 ホストは女の子の実家の場所までも最初のうちに聞き出して把握しており、どこまででも追いかけ回して永遠に搾取しようとする。 pic.twitter.com/eCAESzaMjX

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そうして傷ついた女の子を保護するためにあるはずのシェルターにも、生活保護を受けさせてそのほとんどを「施設利用料」として巻き上げる悪質業者が存在する。 女の子がそこから逃げ出しても金が無いため体を売り、またホストに狙われるという、地獄のような搾取の無限ループができあがるのである。

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これまで書いたことは、いわゆるメンコン（メンズコンセプトカフェ）や、ボーイズバー、メンズキャバクラなどについてもメニューの価格帯が異なるだけで基本的には同じと考えていい。特に近ごろ流行っているコンセプトカフェは風適法の対象外であるため未成年の入店や深夜0時以降の営業も可能である。

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しかしながら、実態としては風適法上の「接待」を行なう形態で営業している、実質的に違法状態の店が多数あるのが現状だ。 もしそういう法的な知識があれば「この店、やばいかも」と気づけるかも知れないが、未成年の少女にそこまでの知識を求めるのは酷であろう。

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いわゆるナンパ師についても、ホストクラブという店が介在しないだけであって、女性の心理につけ込んで判断力を奪った上で騙し、多額のカネを貢がせることには変わりない。