スターリングモデルズ 1/350 リバー級フリゲイト制作記

キットを入手した時から、冬の北大西洋で「さっぱぁ~ん」という明確なイメージを持って制作しましたが、目的は達成できたと満足しています。 初めてづくしの作業でしたので、その辺りの試行錯誤ぶりもお楽しみ下さい。
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

次の作品は、スターリングモデル社製 1/350 英海軍リバー級フリゲイトにします。 本業が大変で、正月休み3日間以内・3月まで週休1日未満・オール残業という素敵な状態なので、なかなか作業は進みそうもありませんが、宜しくお付き合い下さいませ。m(_ _)m pic.twitter.com/mtOOc0VoOv

2020-12-25 21:53:50
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開封しパーツのチェックを行いましたが、3種類のパーツが見当たりません。 32番が入ってないのは痛いなぁ。 まずはこれが何なのかを調べるところからスタートです。 組立説明書内の部品番号にも、すいぶん間違いがあります。驚かないけど😄 ファインモールドさんのご機嫌クリーナーで洗浄しました。 pic.twitter.com/cbTsCk8cgG

2020-12-27 19:54:27
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製作準備 製作に先立ち作業台の取付。 艦底のちょうど良い場所に円形の湯口が二ヶ所あったので、M4のタップを立てました。 レジンのタップ穴は弱いので、下穴は小さめ(φ3mm)かつ過信はしません。 台の穴は皿もみし、皿ビスを使って頭が出ないように。 ビスも締め過ぎないよう注意して取り付けました。 pic.twitter.com/IRT4g4RpSd

2020-12-30 19:51:26
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重いレジンの塊の船体は、細密パーツを取り付けた後の取り扱いが厄介なので、今回は海から作っています。 (資料本未着で船体後回しという事情も) ベースの作り方はいつも通りスタイロフォーム+木工パテですが、テーマ「大西洋でざっぱぁ~ん」にあわせ、高低差はダントツの自己新記録です。 pic.twitter.com/IhPcch37nD

2021-01-02 18:33:39
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レジンキットはその信じられないような精細な一体整形が魅力ですが、一方①倒れや不要なかたまり ②部品の欠落 ③部品のそり ④接合面の荒れ等、特有の修正を要する場合があります。 ただ材質は切削性が良く、別売部品との置換えもできますので、過度に敬遠する必要はありません。 pic.twitter.com/f4MZxqmC2s

2021-01-03 19:39:38
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検討の結果、HMS Laganにしようと思います。 理由は 1 英国建造後期タイプで、対機雷戦装備を作る必要がない。 2 その為船首楼後端の形状もキットのまま。 3 低解像度ながら図面がある。 4 汚しの映える白色ベースのウエスタンアプローチ迷彩 あとは偽ジョンブルさんのチェックにパスすれば・・・😆 pic.twitter.com/TBLrLiCzWN

2021-01-06 20:44:37
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甲板室 立ち上がり内部の補強リブは位置も形も怪しいので全て削除。 図面を元に窓を埋めたり(青) 開けたり(赤)。 壁面のハンドレールとラダーを落としてPEパーツに交換。 甲板室横に立っている通風筒が、元々干渉気味だったので、この工作で完全にアウトに。 切り飛ばして外側に移設の予定です。 pic.twitter.com/VJWD8EsmRS

2021-01-08 21:03:23
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行っており、必ずこうしなければならない訳ではありませんので念のため。 付属のPEは厚さ0.1mmで凄く柔らかく、ゆがみを矯正しつつの作業となりますが、リカバーを含めある程度取り扱いに慣れた人でないと、しんどいかもしれません。 キモはネットの曲げと15番パーツの切り出しでした。 pic.twitter.com/IrMeagEitc

2021-01-10 20:56:57
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艦橋 側面に付く遮風柵を艦橋前縁まで延長。 ひと塊りで作ろうとせず、底、隔壁、外板と順にパーツを付けて行きます。 隔壁は長め、外板は大きく厚めなまま接着し、あとから既存の部分をガイドに整形します。 コンパスプラットフォームの形が全く違うので、一旦モールドを全て削り落としました。 pic.twitter.com/j4q5EqPlBF

2021-01-12 20:28:54
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コンパスプラットフォーム 一番の資料はラガンと同型でより解像度の高いスウェイルの図面。 写真はあまり参考にならず。 多くの想像が入っています。 床はt1.5板に0.5mmピッチの目地を前後方向に。 壁はt0.3でP=0.6の目地を上下方向表裏に。 切れてしまわないよう裏と表の目地はずらして入れています。 pic.twitter.com/Ai1BQup3qp

2021-01-15 20:24:01
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艦橋ウイング裏の補強材 モールドを落とし0.13mm厚の帯材で作り直し。 (模型的な演出としてキットをリファインしましたが、実艦とは構造が違います) 一体では作りにくいので三角形と帯に分割。 三角形の角を落とす当初案ではパーツが小さくなりすぎるので、帯の端を斜めにカットして繋ぎました。 pic.twitter.com/YMFZoEP98j

2021-01-17 18:49:01
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艦橋続き 手摺の長さは床上で丁度、でも見た目が悪く床を少し削って説明書通り側面に貼り直し。 エッチングの足はあまりに薄く、0.3の角棒添え。 手摺の隙間部にあるはずの信号燈はどこ? 壁?手摺じゃないの? 足って横棒や斜めワイヤの補強は無いの? 手摺の隙間いる? 色々ありますが進めます。 pic.twitter.com/z2UKHB0R6S

2021-01-19 20:18:22
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船体 1 船体と一体でモールドされたデリック基部が太く感じ、また船体との隙間も表現したかったので、一旦削り落としました。 左右対称で表現された舷窓の位置ですが、図面で確認するとこれは右舷の窓位置のようだったので、左舷は5箇所を埋め(赤)、4箇所を開け直しました(青)。 pic.twitter.com/xF8VOHO493

2021-01-21 20:31:30
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船体 2 外板表現ではなく、外板に沿った汚し塗装をする為のガイドとしての目地。 図面によって同じ艦でもこの違い。写真を再現しようとしても辻褄が合わない所があり、結局各部をアレンジしました。 ノギスの矢印面をグラインダーで削り、先端を鋭角にし、砥石で磨いて甲板を基点にケガキました。 pic.twitter.com/15UIuu6dSL

2021-01-23 20:46:28
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

煙突 ①キャップを削り取り、隔壁を薄く。素材が削りやすく、上手く行きました。 ②外周にφ0.2の真鍮線を8本立て、同じ素材のリングを接着。 ③ジャンクPEを流用し、中央を盛り上げてキャップに。使えそうなパーツが見つかり、最小の手間で解決。 ④削り落としたジャッキステイを汎用PEに替えて完成。 pic.twitter.com/OPNjOjKtDr

2021-01-25 20:50:33
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船体3 せっかく教えて貰ったので、0.1mmのプラペーパーを0.3mm幅にカットした帯で外板継手を凸表現に。縦はよく判らないし煩いので横だけの表現に。(かつ海面下は省略) 他は砲座裏の補強や窓位置の修正。 喫水線をケガくため、台座にM4のボルトを3本ねじ込み、簡単に水平が出せるようにしました。 twitter.com/fake_johnbull/… pic.twitter.com/Sg1xRiSxZX

2021-01-31 18:37:01
偽ジョンブル@何故かIJN海防艦製作中 @fake_johnbull

@Tobiiro2 もう一つ、たった今思い出したのはラガンを建造したのはフラワー級開発でも有名なスミス・ドック・カンパニーですが、アナトミーのフラワー級アガシズ本によると同社は外板接手をジョグリングさせるのが通例らしく同社建造のテイやウェイヴニーで確かにシームが凸ラインに見えます。 pic.twitter.com/3ePIuUniOU

2021-01-24 01:45:58
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本業が忙がしく全然進めません。 やっと塗装の準備ができました。 3Dプリント部品を整形し保持するだけで結構な時間が掛かります。 日曜日に休めたら塗ります。 pic.twitter.com/WCyebPbrcu

2021-02-05 22:04:56
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塗装 下地-クアトロポルテ プラサフグレー 船体-ガイアカラー白+黒(割とたっぷり)+つや消し 甲板-タミヤエナメルつや消し白+つや消し黒を筆塗り ウインドラス・ボラードなど-甲板色塗装後タミヤスミ入れ塗料ブラック+同ダークブラウンまぶし 無休の中、何とか進めています。(;´Д`)ハァハァ pic.twitter.com/76enP9xsxi

2021-02-14 21:52:10
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久々の休日に久々の模型 とりあえず前から。 初のウインドラス(揚錨機)はキャプスタンより錨鎖にテンションが掛かった表現に。 ヘッジホッグはブラックキャットモデル製。 弾体の塗装は大変なので、薄めた塗料を浸み込ませる感じで彩色。 通風筒は全て落としてブラックキャットモデル製に置き換え。 pic.twitter.com/dR2dP2wN65

2021-02-21 19:10:59
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迷彩塗装の準備 迷彩模様の繋がりが確認しやすいように、艦橋や甲板室を組み立てました。 船体は写真を参考に鉛筆であたりを付け、1,3,6mm幅のマステでマスキング。 筆塗りの予定なので、最小限です。 甲板上に長めにはみ出ているのは、反対舷から見た時の目印にする為です。 pic.twitter.com/wHtYcjEnpo

2021-02-25 23:01:04
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船体塗装 迷彩色・艦底色・ブーツトップの順に行いました。 迷彩色を塗っていると、英国艦を製作しているんだなぁと実感します😀 筆塗りであえてムラを出しています。 ホントですよっ💦 艦の前後は水没するので手抜きです。 pic.twitter.com/jHpZVfcQlq

2021-02-28 21:25:43
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船体塗装仕切り直し ブーツトッピング表現をやめ、普通の艦底色表現に。 上から塗り重ねるだけだと、黒を隠す為に微妙に喫水線が上がりそうだったので、面倒でも一旦黒帯を消してから再塗装。 通常の製作作業では楽な方法も考えますが、修正作業では手を抜かない方が良いというのは経験則からです。 pic.twitter.com/9F5oGNtFFM

2021-03-07 16:02:03
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鳶色2号@1/350 高雄 @Tobiiro2

上構の迷彩 多くのリバー級の写真から判断し、側面のみで前後天面は無しとしました。 じゃあラウンドしているブルワークは?とか、前面と天面がRで繋がる砲楯は?とか、悩み出すときりが無いので最後はエイヤーっで😆 一直線の塗り分けラインは、見た目重視で色々試し、結果この位置になりました。 pic.twitter.com/Vm3rULqUmx

2021-03-17 20:45:11
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上構の接着 船体に載せると、後左だけが1mm以上浮き上がりました。 ブリッジで隠れる所にタッピングビス打ちも考えましたが、天井が薄いのでやめ、甲板上の位置出しの突起に向けてφ0.8の穴を開け、同径のピアノ線を打って矯正しました。 上構がねじれるので、ブリッジは一旦はずしています。 pic.twitter.com/vVQ28mqYhK

2021-03-19 22:05:30
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艦橋ウイング下のPE製床部品は使用せず、床無しで骨組みにロッカーが載った表現とします。 床部品の手摺を流用して各所に追加しましたが、普通の手摺パーツとは太さも高さも違うという🤨 自作した救命筏とPE製のそれ用のカゴも今回はボツ。 PE製の薄いウイング支柱は、0.3mmの角棒で増厚しています。 pic.twitter.com/RWtvO48cbX

2021-03-22 20:19:09
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