シネマンドレイク氏が語るノルウェーの中立主義と日本におけるホモソーシャルについて

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シネマンドレイク @cinemandrake

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【感想記事 書きました🚂】第二次世界大戦におけるノルウェーの戦争の歴史を伝える映画。中立だったナルヴィクの町があっけなく戦争に巻き込まれていく姿が映し出される。中立はあっけなく崩れる、思っているよりも脆いものです。 『ナルヴィク』感想⬇️ cinemandrake.com/narvik

2023-01-26 07:01:00

ナルヴィクを見ているとものすごく日本と結び付けてしまいたくなります。日本もナルヴィクと同様に戦争では重要な戦略上の地理的位置にありますからね。とてもじゃないですけど、中立なんて言ってられない。だからといって今の政権のように増税してまでも防衛費をやたらと増やしまくりたいという姿勢を支持できるわけでもない。

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戦争には勝ち負けはありません。起こってしまったらもうそれは終わりなのです。守るなんて都合のいいこともできないし、戦争の最中に利益を上げるなんてこともできない。

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【感想 書きました⚔️】2022年の実写邦画で最大のヒットを記録した大作。作目よりも手慣れてきているせいか、作りが手堅く、それでいてこの作品の面白さを前よりも引き出せている感じ。練度が上がっています。このまま駆け抜けるか… 『キングダム2 遥かなる大地へ』感想⬇️ cinemandrake.com/kingdom2

2023-01-29 07:01:00

キングダム

リンク シネマンドレイク:映画感想&レビュー 『キングダム2 遥かなる大地へ』感想(ネタバレ)…続編は戦場初心者マークを外す野外授業! 続編は戦場初心者マークを外す野外授業!…映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の感想です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。英題:KINGDOM II製作国:日本(2022年)日本公開日:2022年7月15日監督

気になる点は、戦闘は文句なしなのですが、ドラマパートになるとやや物足りなさというか、演出に味気ない印象に残るような…。

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あと、やはり作品題材の性質上、どうしたって軍国主義讃美な側面が濃くなりますね。今回は信が戦場に初めて突撃して、やたらとポジティブに学んで帰ってきてしまうので余計にその面が際立ちます

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あの主人公の性格が軽いのが災いしているので、もっと取り返しのつかない犠牲とかがあって、戦争の深刻さを受け止める展開とかあればいいのですが、それもこれからでてくるのかな…。

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私はこの『キングダム』シリーズはあえて原作は読まないで、映画が初対面になるようにして新鮮に楽しもうと決めているので、そういう今後の展開とかにハラハラしながら見られる楽しさは結構味わえていますね。次回作も観戦します。丘の上から。

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ぼっち・ざ・コリン・ファレル!

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【感想 書きました🔪】マーティン・マクドナー、やっぱり脚本の才能が凄い…。初見時は「どういうこと?」と困惑しながら見ることになると思いますが、この人間関係が何を意味するのかを考えてみてください。「男性性」批評の要素も… 『イニシェリン島の精霊』感想⬇️ cinemandrake.com/banshees-of-in…

2023-01-27 07:01:30
リンク シネマンドレイク:映画感想&レビュー 『イニシェリン島の精霊』感想(ネタバレ)…男同士はケアできずに破滅に向かうのか? 男同士はケアできずに破滅に向かうのか?…映画『イニシェリン島の精霊』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:The Banshees of Inisherin製作国:イギリス・アメリカ・アイル 1

『イニシェリン島の精霊』はアイルランドの悲惨で虚しい歴史を寓話的に語ってみせるだけでなく、同時にとても「男性性」批評に富むストーリーだとも思います。

昨今は「男らしさ(マスキュリニティ)」を問う作品も増え、『グリーン・ナイト』のように男らしさというものに対して自省的な作品だったり、もしくは『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』のように男同士がケアし合うという理想の連帯を描いたりする作品など、多彩さも目立ちます。

『イニシェリン島の精霊』は男同士はケアできないという事実を無慈悲に描いています。

コルムはあの自傷行為から感じ取れるのは非常に鬱的な状態にある男性像です。終盤の振る舞いは希死念慮そのものです。対するパードリックはそんなコルムをケアして受け止めきれるほどの技量もなく、自身の孤独を自己処理することさえもできません。最終的には互いのプライドを捨てきれない男2人は破壊的な結末へ衝動を抑えられずに突き進みます。

リンク シネマンドレイク:映画感想&レビュー アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』感想(ネタバレ)…ぼっちが日常アニメの主人公になる方法 ぼっちが日常アニメの主人公になる方法…アニメシリーズ『ぼっち・ざ・ろっく!』の感想です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。英題:BOCCHI THE ROCK!製作国:日本(2022年)シーズン1:2022年に 1 user

パードリックは事実上の“ぼっち”になるのですが(ぼっち・ざ・コリン・ファレル!)、このパードリックは構ってほしくてたまらない、黙れない男。これがまたウザいのなんのって…。

あの酔っぱらいながらの「俺が嫌いなものは3つある。1つ目は警察官。2つ目はフィドル奏者。3つ目は…あれ?」というセリフをしつこく繰り返すシーンとか、全然嘘が付けないとか(基本、語彙力も会話力も皆無)、臆病で姑息で強がりで…。こうやって整理すると人柄的に今までよく絶交されなかったなと思うけど…。

シネマンドレイク @cinemandrake

「政治的な要素とか気にせずに、映画を娯楽・芸術として楽しめるオレって凄くない!?」という自画自賛から脱するのは人によっては相当難しいのだろうけど…。たぶんその主張が許されるのは本来は幼稚園くらいまでで、普通は小学生くらいから作品に政治社会を重ね合わせる見方を学んでいくはずで…

2022-09-29 22:04:23
シネマンドレイク @cinemandrake

「私は映画を娯楽・芸術として楽しむ。政治的な要素なんて気にしない!」と豪語する男性の映画ファンは少なくない。でもそれは特権があるからこそ成り立つものであり、その無自覚さが何よりも墓穴を掘っているし、映画に政治的な要素が必要になってくる理由にもなっている。

2022-09-29 22:00:02

さかなクンから見るホモソーシャルについて