NATO戦略的コミュニケーション能力向上センターレポート⑤ロシアのウクライナ侵攻における情報操作
- yulii_smirnoff
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洋食は昔ながら系が大抵正解なんですよ。 夜はミリタリーウォッチの人。Marketing strategy,Promotion,Public relations. ❤️≠agree
NATO戦略的コミュニケーション能力向上センターレポート 5 ロシアのウクライナ侵攻における情報操作 stratcomcoe.org/publications/v… pic.twitter.com/LSV1izknLy
2023-01-03 19:44:58本レポートではウクライナ侵攻前後にロシアの情報操作がどう変化したのについて扱う。その中で、ロシアのボットやトロールがオンラインの情報の流れをどのように操作しているかを追跡している。
2023-01-03 19:45:14witter と VKontakte の NATO に関する増幅されたコンテンツを比較すると、西側のプラットフォームでの会話を操作するクレムリンの能力が低下していることがわかる。また、クレムリンのプロパガンダ、シモニャンが、RT に向けられた制裁を回避するためにテレグラムに通信を移した方法を示します。 pic.twitter.com/kL5tGKnGQn
2023-01-03 19:46:00ロシアではウクライナ侵攻後、国民の西側のSNSへのアクセスをすぐに遮断した。インフルエンサーの移行や呼びかけもあってRuTubeなどへのアクセスが増加する一方で、Instagram・Facebookは大幅に減少し、TikTokは微増という結果になった。 pic.twitter.com/PnSiNnI0Vp
2023-01-03 19:46:30Twitterではガイドラインを策定し、ボットの表示を抑えるアルゴリズムをすぐに導入することによってsoulstrayやVityzevaなど多くのアカウントが削除された。それに従い多くのアカウントはTelegramへ移行することとなった。残っているのは大手メディアや高官のアカウントとなっている状況である。 pic.twitter.com/k0yViFL5XK
2023-01-03 19:47:32ロシアから西側諸国への扇動的活動はどう変化したのかを見ていく。2月から8月のツイートを分析すると、侵攻後減っているのがわかる。ただしロシア語での親クレムリンの言及は増加していることにたいしては注意が必要である。全体概況としては反クレムリンのツイートの方が拡散が大きくなっている。 pic.twitter.com/tNuspUChj1
2023-01-03 19:48:30タイミング的に個別見ると、フィンランドやスウェーデンがNATOに加盟を宣言した5月、ロシア語での反クレムリン発言が増えた。この急増は前年の12月プーチン大統領のNATOへの最終通告の時と似ている。ロシア語での親クレムリンなツイートはピーク時の7%程度になっておりTwitterでは失敗している。
2023-01-03 19:49:23一方でロシアのSNS、VKontakteでは親クレムリンのリーチが1月から3月に40倍近くに増加した。そういう意味で国民へのアプローチはTwitterを放棄し国産SNSに移行したと見て間違い無いだろう。西側の大きなイベントごとに親クレムリン発言のリーチが増加している。 pic.twitter.com/nQrChDDQdM
2023-01-03 19:50:03TelegramとYoutubeはロシアの制限を受けないとともに西側からもアクセスがあるプラットフォームである。その中でもTelegramのアクセスが急増し、カディロフのチャンネル登録数は侵攻前の5.7万人から8月には270万人に達した。RTのシモヤンは西側への宣伝はゲリラ戦術を用・依存している。
2023-01-03 19:50:42シモヤン 「パルチザンの様に活動し、誰も我々であることを認識していない。ただし3日で数百万回視聴を獲得でき、閉鎖されたら新しいアカウントを作成する。その繰り返しだ。我々は無党派なのだ。」
2023-01-03 19:51:02ロシアの国営メディアはメディアのプランド名ではなく個人名でアカウントと投稿を繰り返すことで制裁を回避する様にしている。 シモヤンの投稿はRTやスプートニクの引用をせず独自の発言として行なっている。 特にTelegram経由で投稿するとURLが隠れるので免責事項やブロッキングなしで投稿が可能だ。 pic.twitter.com/hhD2TOLPas
2023-01-03 19:52:09シモヤンの投稿タイミングと量を見るとTelegramで投稿後、自動で他SNSへ転送していることが多い傾向にあることがわかる。 これらを見ると全体的にロシアメディアのリーチ抑制には成功した様に見えるが、個人名かつURLを隠蔽した抜け道をロシアは採用しておりさらなる対応が必要であると言える。
2023-01-03 19:52:27まとめ&感想 ・対西側は公式メディアでの作戦は諦めて、ジャーナリスト個人によるゲリラ戦に移行 ・URLを偽装して掻い潜るのは興味深い ・ロシアが国内向けに宣伝増やしたタイミングが戦況悪化より、西側政治イベントなのが興味深い twitter.com/hybridhybrid2/…
2023-01-03 19:54:37