茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3086回「そもそも生徒に向き合う時に、髪型にアテンションがいくという時点で教師として三流以下」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３０８６回をお送りします。文章は即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

生徒に髪型を強制しているばかりか、教師が自ら生徒の髪を切ってしまう、という無茶苦茶な学校が弁護士さんにダメ出しされていたが、日本の教育がダメなところはこういうところだと思う。そもそも、学びの内容と髪型にどんな関係があるというのか？

茂木健一郎 @kenichiromogi

学びで興味をもつべきポイントはいくらでもあって、たとえば今で言えば人工知能が人間にalignmentするということはどういうことかとか、昨日シラスでやったKatherine MansfieldのThe Garden Partyの文体の秘密は何かとか、夢中で学んでいたら、髪型にそもそもアテンションがいかないだろう。

茂木健一郎 @kenichiromogi

＜まともな＞教育者だったら、生徒とともにさまざまなことに興味をもって、夢中になって、時間が過ぎていってしまって、それで、半年くらい経ったとき、あれ、そういえば、お前、髪の毛金髪だったなあ、とか、長髪だったなあとか、リーゼントだなあ、と気づくんじゃないか（笑）

茂木健一郎 @kenichiromogi

生徒の髪型についての「校則」をつくるということからしてこの上なくダサいし、そもそも生徒に向き合う時に、髪型にアテンションがいくという時点で教師として三流以下である。そのようなダメな教育文化がまかり通っている日本が、３０年没落し続けているのも当然だと感じる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

そもそも、ある特定の髪型（金髪とか、緑色とか、リーゼントとか、刈り上げとか、七三とか）が学びの姿勢と相関があるという偏見、思い込みが、どのように形成されているのかということを、そんなことに無駄なエネルギー使っている三流以下の教師は自省してほしい。お前らのせいで国が滅びる（怒）

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３０８６回、「そもそも生徒に向き合う時に、髪型にアテンションがいくという時点で教師として三流以下」をテーマに５つのツイートをお届けしました。