初心者向け「旧陸軍の分隊構成とその指揮関係」のお話
ちょっとTLの流れでそんな会話の流れになったので、少し話した小話をまとめてみました。
旧軍の分隊の構成は意外と知られていない気したので、こんな拙い話でも参考になれば幸いです。
- Nyarlathotep_44
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這い寄る混沌@おえかき練習ちう
@Nyarlathotep_44
1940年に改訂された「歩兵操典」によれば、分隊の構成人数は各12人で、軽機分隊は軽機1・小銃11、擲弾筒分隊は擲弾筒3・小銃9の定数でした。
2011-11-12 23:39:50
這い寄る混沌@おえかき練習ちう
@Nyarlathotep_44
分隊の指揮官は下士官(軍曹が多い)であり、曹長は戦時には中隊指揮班付(指揮班長は准尉)となります。
2011-11-12 23:41:45
這い寄る混沌@おえかき練習ちう
@Nyarlathotep_44
軍曹は平時だと内務班長であり、この内務班が複数個に分割されて、戦時ではそのまま分隊となります。まあここら辺は現代とそう変りないでしょうか。
2011-11-12 23:43:04
這い寄る混沌@おえかき練習ちう
@Nyarlathotep_44
内務班には班付伍長が2名おり、平時は内務班の幹部として班長の補佐を担当していますが、戦時にはこれも分隊長として指揮することもあります。
2011-11-12 23:45:13
這い寄る混沌@おえかき練習ちう
@Nyarlathotep_44
ただ、分隊での戦闘において、射撃開始命令を直接下すのは小隊長の役目であり、攻撃発起の権限は将校にありました。
2011-11-12 23:47:13
這い寄る混沌@おえかき練習ちう
@Nyarlathotep_44
こうして見てみると、よく言われる「日本陸軍の強さは精強な下士官のためであった」と言うのは確かに事実なんですが、それをそれを直接陣頭指揮する中少尉クラスの下級将校もまた同じほど精強だった事は見逃せませんね。
2011-11-12 23:51:33
這い寄る混沌@おえかき練習ちう
@Nyarlathotep_44
実際下級将校は戦闘においても損耗が激しく、常にその補充が留意されていたことを考えると、旧陸軍の強さを支えていたのは下級将校と言っても過言ではないかもしれませんね。
2011-11-12 23:52:38