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yulii_smirnoff
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マニュアル作りをサボり気味だったので、今日はQGISでウクライナの衛星画像を見る時のちょっとしたテクニックをお伝えさせて頂きます。誤ってウクライナ側の動きを掲載しないよう、ウクライナ国内のロシア占領地の「フレーム」を作り、それと重ね合わせて見る方法です。
2023-05-06 16:26:39
まずはこのサイトにアクセスしましょう。当然、ある程度の齟齬はあるのでしょうが、このサイトからウクライナ領内におけるロシア占領地のエリアデータをダウンロードすることができます。 google.com/maps/d/viewer?…
2023-05-06 16:33:21
こんなサイトです。見ての通りの戦況図が表示されます。 pic.twitter.com/6xmWTDB3s8
2023-05-06 16:59:44

QGISに落とし込むための戦況図データを取得しましょう。ここの3点マークをクリック。 pic.twitter.com/if0VfLNNgm
2023-05-06 17:03:20

こんな画面が出ますが、特に何もチェックは入れなくて良いです。「OK」を押します。 pic.twitter.com/lTTXQdZlZW
2023-05-06 17:20:17

QGISを起動します。申し訳ありませんが、QGISの基本操作は習熟している前提で話を進めさせていただきます。 pic.twitter.com/6NaJ62BMAq
2023-05-06 17:28:02

いささか乱暴ですが、さっきダウンロードしてきたデータをドラッグ&ドロップでQGISに放り込みます。 pic.twitter.com/ButVpQXGoF
2023-05-06 17:32:29

こんな画面が出ますが、とりあえず全部のデータ(レイヤ)をQGISに載せるだけ載せて、要らないデータをカットしていく方式でいきます。何もいじらずに「レイヤを追加」をクリック。 pic.twitter.com/iZM0pgxn9C
2023-05-06 20:34:07

全部表示されました。ここから不要なデータを消していきます。 pic.twitter.com/LVWQtqEpvG
2023-05-06 17:42:25

必要なのはこのデータ、「Ukraine Control Map — Important Areas」のみです。他のデータは不要ですので、チェックボックスを外して非表示にしましょう。QGIS上から消したい場合は、右クリック→「レイヤを削除」で消してください。 pic.twitter.com/L6SdvJOXST
2023-05-06 17:51:51

「レイヤの領域にズーム」しました。必要なのは赤色に着色されている部分だけですので、ここだけを抽出します。 pic.twitter.com/XX6Mz033we
2023-05-06 17:55:44

データ名を右クリック。「属性テーブルを開く」をクリックします。 pic.twitter.com/M0gz2MDPhq
2023-05-06 17:58:19

ctrlキーを押しながら、左クリックでこの4つのデータを選択。表の左端の番号をクリックすることで、データを選択できます。対応するレイヤが黄色で表示されます。 pic.twitter.com/a1zSbopZkc
2023-05-06 18:10:45

選択した部分だけ抽出してエクスポートします。データ名を右クリック、エクスポート→「新規ファイルに地物を保存」をクリック。 pic.twitter.com/SPdsUF0iuI
2023-05-06 18:15:01

設定を済ませましょう。形式は「ESRI Shapefile」、選択地物のみ保存のチェックをONに。保存先とファイル名はお好みで。ただ、複数のファイルで構成されるデータ形式で出力されるため、専用のフォルダを作って、そこに保存しておくのが無難です。設定を終えたら画面右下のOKを押して出力します。 pic.twitter.com/O9xENVSU89
2023-05-06 18:32:41

抽出したかった占領地エリアのみ出力されました。このままでも使用可能ですが、ロシアが勝手に設定している行政区界を潰して、単なる「占領地」のエリアデータにしてしまう方法も併せてお伝えします。いま出力されたデータ以外は不要ですので、元データは非表示にするか、QGIS上から消しましょう。 pic.twitter.com/yT9NbQ6dcw
2023-05-06 20:36:44

不要なデータとウィンドウを全て閉じました。ベクタ→「空間演算ツール」→「融合」を選択。 pic.twitter.com/wi2tSGZb9R
2023-05-06 18:47:49

こんな画面が立ち上がります。特に設定は要りません。この工程で作られるデータは最終的に廃棄しますので、一時データ(QGISを閉じると消えます)としての保存でOKです。先程の工程で作られたデータが「入力レイヤ」になっていることを確認したら、「実行」をクリックします。 pic.twitter.com/DXXLtLkRJ0
2023-05-06 18:54:18

処理完了。複数の地物が融合され、1つのポリゴンデータになりました。しかし、見てのとおり、融合し切れなかった微細な領域が一部に残っていますので、手動で消しに行きましょう。 pic.twitter.com/sdc1Vd8hsT
2023-05-06 19:00:34

さっきの工程で出力された「融合ポリゴンの出力」を右クリック。「編集モード切替」を選択。 pic.twitter.com/PmJvckbSPk
2023-05-06 19:08:14

これでロックが解除され、データの編集が可能となりました。チェックボックス右側のアイコンが鉛筆に変わったのがそのサインです。 pic.twitter.com/PSAUnmalbb
2023-05-06 19:15:09